<25万円払って働く?>仕事が好きなキャリアママが出した答えは……【後編】まんが
前回からの続き。保育園に2人をお願いして、私は仕事に復帰をしました。仕事にはすぐ慣れましたが、育児に疲れた身体で以前のように働くのは体力的にキツかったです。思うようにいかないのが育児だと頭ではわかっていても、子どもの風邪など想定外のことが続くと内心穏やかでいられないことも多かったです。
しかし、次の辞令で日本に帰国すると思っていた夫は、またも海外赴任となってしまいました。
夫:「俺、このままずっと海外勤務かも。このまま日本に帰れなかったらどうしよう……」
正直なところ、私は夫のキャリアまで考える余裕のない日々でした。
抱えているプロジェクトがかつてないほど忙しく、お迎えが間に合わないときや習いごとに連れて行けない日は、すべてシッターさんに助けてもらっていました。
子どもたちとのこと、仕事のこと、夫のこと、立ち止まっていろんなことを考えないといけないことはわかっている。でも目の前のことをこなすので精一杯。忙しいことを言い訳に、考えないといけないことを避けてきたように思います。
「仕事は大事、でも子どもが一番、夫や家庭も大切にしたい……」
「子どもと密接に過ごせる時間は今しかない……」
私はキャリアを積むには「企業に勤め続けることが必要」だと会社勤めに固執していた気がします。今やスキルや学ぶ姿勢があればどこでも仕事ができる時代。子どもは刻々と成長していくし、世の中も変わる。
いまの自分にとって一番大切なものを見極めながら、柔軟に働けたらと思っています。
ちょっと突っ走りすぎて、子どもたちに迷惑をかけたこともあったけど、どんなときでも懸命に取り組んだ経験にムダはなかったと思いたいです。
脚本・rollingdell 作画・イチエ 編集・秋澄乃
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