いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<母親やめてもいいですか?>暴力に耐える日々「息子をフリースクールへ」理解ない夫【第4話まんが】

前回からの続き。今から十数年前、私ユズキが40代半ばだった頃の話です。小学4年生の春から登校できなくなってしまった息子のコウタロウ。

私はサポートするため正社員の仕事を辞めました。義両親や夫からの度重なる暴言暴力も、コウタロウのためと思い必死で耐えていました。

小学校4年生の夏が過ぎ、秋になってもコウタロウは学校に行くことができませんでした。
01_01それでもコウタロウが学校へ行けるようになることはなく、ただ時間だけが過ぎていってしまいました。
01_02「フリースクールに行ってみる?」もし行ってみて、ダメだったら次を考えればいい。私はそんな気持ちでコウタロウを誘ってみました。
01_03

フリースクールにはそれこそコウタロウと同じように、何かにつまづいた経験のある、心に痛みをもった子どもたちも集まっているようでした。いろいろな年代の子どもと触れ合うことができたこともコウタロウにはよい刺激となったようです。
02_01そんなフリースクールはコウタロウに合っていたのでしょう。少しずつですが明るくなり、以前と同じような笑顔をみせることも増えてきました。しかし、長らく学校に行っていなかったため……。
02_02部屋にこもらず、外出することができ、また少し落ち着いたコウタロウの姿を見て安心した私。今度は別の面が気になってきました。それは学習面の遅れです。「なんとかしなくちゃ……」
いつかコウタロウが「学校」に戻りたいと言ったとき、スムーズに学校の授業についていけるように。私はコウタロウがフリースクールから帰宅してから、つきっきりで勉強をサポートすることにしました。
02_03
03_01そんな私とコウタロウの姿を見ても夫や義両親は何も言いません。それどころか自分たちの機嫌が悪いときは、私に八つ当たりをしてきます。また今日も夫は、虫の居所が悪かったのでしょうか? 私の腕を殴ってこう言いました。「オイッ! コウタロウはいつになったら『学校』に戻れるんだよ?」
「いま一生懸命自分の居場所を見つけて頑張っているから、そういう言い方しない……」「うるせーよ!」
03_02何度も殴られ、私は頭を抱えます。「全部お前のせいなんだから口答えすんな、俺から聞かれたことだけ答えろよ。この役立たず!」
03_03
夫や義両親からの暴言や暴力を受けるたび「この家を出たい」。何度も何度もそう思いました。けれどコウタロウが学校に行けるようになるまでは何があっても耐えなくては。コウタロウが自分の道を自分で切り開けるようになるまでは「この家」にいるのが最善の方法だから……。そう思って必死に日々を送っていました。

【第5話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

猫田カヨの記事一覧ページ

関連記事

<母親やめてもいいですか?>学校に行きはじめた息子、変わってしまった家族関係……【第5話まんが】
【第1話】から読む。 前回からの続き。今から十数年前、私ユズキが40代半ばだった頃の話です。小学4年生の春から登校できなくなってしまった息子のコウタロウ。 私はサポートのために仕事を辞め、義両...
<大学生の娘がデキ婚!?>母子ふたりの生活「娘は私のタカラモノ!」必死で働く毎日【第1話まんが】
数年前の話です。私は40代のシズカ。娘のアンナが小学校低学年の頃に元夫と離婚しました。それ以来、私は必死で働きアンナを育ててきました。 しかし元夫は私と離婚後、不倫相手と再婚。立て続けに3人の...
<実家に甘え放題!出戻り娘>長女の口ぐせ「やっぱ、やーめた」結婚生活も続かない?【第1話まんが】
数年前の話です。私はミハル、50代前半のパート主婦です。夫は少し前に他界しており、現在は大学生の次女(リコ)と2人暮らし。長女(サヤカ)は結婚して専業主婦になり、2才と0才の子どもたちを育てていました...