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<母親やめてもいいですか?>学校へ行けなくなった息子。いじめ?先生も一緒に……?【第1話まんが】

今から十数年前、40代半ばだった私ユズキは義両親と二世帯同居をしながら正社員として働いていました。家族は夫のリョウヘイさんと、ひとり息子のコウタロウ。休みの日には読書をしたり、身体を動かしたり、家族で出かけたり。平凡ではありますが毎日を大切に過ごしていました。その幸せな日々が、ある日崩れはじめたのです。
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既に両親は他界し、頼れる実家のない私は、すぐそばに頼れる親族がいることを心強く思っていました。義両親とは一緒に食事をしたり、息子のコウタロウの学校行事に行ったりと適度な距離感を保っていたつもりです。
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コウタロウが小学校4年生のころ、ある朝突然「学校に行きたくない」と言いだしました。
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私は驚いて聞きました「どうして? もうすぐ遠足だって、運動会だってあるじゃない」すると「言いたくない……。でも行きたくないって言ったら行きたくないの!」
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そう言ってコウタロウは布団にもぐってしまいました。私はひとまずその日は学校を休ませて様子を見ることに。すぐに担任の先生に電話で確認をしましたが「クラスでは特に変わったことはありませんでしたよ~。新学期の疲れがでているんじゃないですかね?」と。先生から理由を聞くことはできませんでした。

コウタロウがなぜ学校に行けなくなってしまったのか分からないまま……。翌日も翌々日もコウタロウは学校に行こうとはしませんでした。私はなんとか理由が知りたくて、同じクラスのママ友に連絡してみました。
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「なにか変わったことはないかしら?」相談してみると、ママ友はすぐ娘さんに最近のクラスの様子を聞いてみてくれました。そしてコウタロウが受けていた思わぬ仕打ちが発覚したのです。
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コウタロウはいじめにあっていたのです。いじめた子たちは「いじっていただけ」って言っているらしいんだけど、コウタロウくんはすごく嫌がっていたそうで……。原因はなんなのでしょう? 続けて聞いてみたところ、思わぬ答えが返ってきました。「コウタロウくんって、昔からくせっ毛で可愛かったじゃない?」「でもいじめた子たちはその髪の毛のことをいじって……」
「変なあだ名をつけてからかっていたみたい」「そんな……」「それに先生まで……」
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「榎本だって好きでモジャモジャな毛になったわけじゃない。だからみんな、榎本をからかったらダメだぞ~! みたいな感じで、軽くいじりに乗っかっていたみたいよ」
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コウタロウは私に似て、昔からくせっ毛でした。それが原因でからかわれていただなんて、申し訳ない気持ちにもなりました……。先生にとっては場を和ませるための気軽な発言だったのかもしれませんが、コウタロウにとっては「心の傷」になってしまったのです。こんなとき母親の私はどうするのが正解なのでしょうか?

【第2話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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