<母親やめてもいいですか?>息子が不登校!「何もかも母親のせい」突然の暴力に呆然【第2話まんが】
前回からの続き。今から十数年前、義両親と二世帯同居をしながら正社員をしていた40代半ばの私ユズキ。息子のコウタロウが小学4年生のとき、「くせっ毛」をからかわれたことをきっかけに学校へ行けなくなってしまいました。
「昨日、担任の先生が訪問してくださってその件については謝罪してくれて。クラスの皆に指導をしたから、安心して学校に来てくれて大丈夫だよとは言ってもらえました」「それでコウタロウは行く気になったのか?」
「でも、やっぱり行きたくないって……」
「情けないヤツだな……」夫の冷たい言葉。コウタロウは傷ついているのに。コウタロウからしたら大ごとだったのに。そう私が夫に反論しようとしたとき……。「バチン」大きな音がするほど、冷たい手が私の頬を叩いたのです。私は一瞬何が起こったのか分からず……ジンジンと痛む頬を触りながら目の前を見ると……。平手打ちしたのは義父でした。鬼のような形相で興奮した義父はさらに、私の髪の毛を掴んで揺さぶり……。
「あんたの……この髪の毛が遺伝したせいじゃないか!」「お前のせいだ……お前がコウタロウの人生をめちゃくちゃにしたんだ!」
義父は私の髪の毛を掴んだまま振り回し、壁に向かって思い切り私を突き飛ばしました。「うっ……」激しく体を壁に打ち付けた私はあまりの痛さにふらつき、その場に座り込んだ瞬間、
骨が折れるかと思うほどの衝撃。わき腹に激痛が走ります‥‥。なんと隣にいた夫が私を蹴ったのです。そして私を見下ろしてこう言いました。「そうだよ……。全部お前のせいだ。お前の教育としつけと見てくれが悪いから……だからコウタロウがひ弱になったんだ!」一体何が起こっているのでしょうか? 床に倒れ込みながら私は、呆然として、ただ夫を見つめていました。
「何もかもアンタのせいなのよ!」床に倒れた私に向かって怒鳴る、義母の声が聞こえます。
「アンタがもっとしっかり『母親』をやっていれば、こんなことにはならなかったの!」
「全部、母親であるアンタがいけないの!」私は、人から殴られるなんて、産まれてはじめてでした。コウタロウが学校に行けなくなってしまったのは、あの子の母親である私のせい。すべて私の……。いきなりの暴力に思考が停止してしまい、私はひたすらこの言葉を反芻していました。義父も義母も夫もイライラした感情を抑えることなく、むき出しにしていてとても怖い体験でした……。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子