<実家に甘え放題!出戻り娘>長女の口ぐせ「やっぱ、やーめた」結婚生活も続かない?【第1話まんが】
数年前の話です。私はミハル、50代前半のパート主婦です。夫は少し前に他界しており、現在は大学生の次女(リコ)と2人暮らし。長女(サヤカ)は結婚して専業主婦になり、2才と0才の子どもたちを育てていましたが……。
これは今に始まったことではなく、幼いころから。サヤカはつまずくたびに「やめる」と言い出す性格でした。
「またダメか」と思いつつ、もしかしたらサヤカにハマる習い事があるかもしれない! と希望を捨てきれない私……。
親として、この子がどうやったら根気よく頑張ってくれるようになるか考えました。本を読んだり、ママ友に相談したり……私なりに向き合ってきたつもりです。
そして高校生になり、進路を決めるときがやってきました。「私、絶対に〇〇大学に行ってこの資格を取るんだ!」と張り切っていたのですが。
「大学とか資格とかもう面倒くさいし。そうだ! 就職して、結婚して子ども産もうーっと」将来に関わる大切な選択も安易に決めてしまうサヤカ。現実はそんなに甘くはないのに――。
そうして結局、就職はせずにフリーターとしてバイト生活をしているうちに、ソウタさんと出会い、とんとん拍子に結婚してしまったのです。ちょうどそのころ、私の夫は病気で亡くなっているのですが、サヤカの結婚のことを伝えると最後までサヤカのことを心配していました。
病室のベッドの上で「あの子は昔っから気分屋なところがあるからね……。大丈夫だろうか」とつぶやいていたのを思い出します。
夫亡き後、サヤカは第1子となる長女を出産。孫の名前はアカリちゃん。2年後にはヒカルくんも産まれます。サヤカは専業主婦でしたが、子どもたちと楽しそうにしている写真がLINEで送られてきました。しかし、突然「離婚する」という電話が。
なんでもすぐにあきらめて投げ出してしまうサヤカ。楽な方へ楽な方へと流れながら歩んでいました。私もそこまできつく注意することなく、娘の人生なのだから本人が思った通りに生きればいいと思っていたのです。そんなサヤカは結婚生活も「やっぱ、やーめた」と思ってしまったのでしょうか。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子