子どものお世話が上手な友人、息子の面倒を見ないパパと全面対決!?
私には子どものお世話が上手な友人がいます。息子の少食について悩んでいたらアドバイスをくれたり、育児疲れの私をおもてなしして癒してくれたり。女神のように細やかなサポートに、いつも心から感謝しています。
以前お世話になったので、今度は私の家に遊びに来てもらうことになりました。
ところでうちの夫は、休日はテレビ三昧。育児は指示されたことはできるものの、基本的に私のサポートありきという人です。
お家でのお世話上手な友人はやはり、外出先でも細やかなサポートをしてくれて、退屈そうにし始めた息子に即席でオモチャを作って遊ばせてくれるなどさすがの対応ぶりで私は大助かり。
家族だけでお出かけとなると、どうも気ままに楽しんでしまう傾向のあるパパ。息子を見てくれないわけではないけれど、私がいつも息子を連れているという具合です。私としては息子を見てくれる人が1人増えている快適さがとてもありがたくて、単純に喜んでいたのですが……。
どうやら、そんな様子を見ていた彼女には思うところがあったようで。
普段の外出では、いつもパパが息子を連れて家に入ってしまうだけで、私が車の中の片づけから荷物運び、そしてそこから始まるお出かけ後の仕事を全て担います。息子と先に家に戻ったパパは「疲れたー」と言って、どんと座って一休み。
私は出発時の仕度や運転もやってるのにと内心イライラ。でもイライラだけしてても仕事は終わらないので、さっさと終わらせてしまおうと頑張っていた現状がありました。
そんな様子をきっと出発時からの私たち夫婦の動きを見てて、彼女は察したのでしょう。
私に「休んでて!」と言ってからの彼女の動きは、まさに、私がパパに望んでいたことそのものでした。
その姿を見ていたパパもさすがに落ち着かなかったのか、いつものように座り込んでしまうことはなく、台所に立って炊事をはじめました。おかげで私はいつもならてんてこ舞いしていた時間をとてもゆっくり過ごすことができて、2人に「ありがとう」と心から言うことができました。
パパは「俺の仕事だ、当然だろ」と友人の前だったからか調子良く言っていたので、ぜひ今後も継続していってくれたらと思います。
そして一方の友人は……もちろん、私を気遣っての行動でもあったようですが、お礼を言ったときに、してやったりという顔をしていました(笑)。パパへ、このようにサポートをすれば良いのだよという手本を見せてくれようとした思惑もあったのだなとわかり、改めて「ありがとう!」と拝ませてもらいました。