<手編みはダサい?>娘のために編み物をしたい!でも学校でからかわれたら……心配な私【後編まんが】
前回からの続き。制限のある生活の中で娘のために何かしたいと考え、「編み物をしよう」と思い至りました。でもよみがえるのは過去の記憶……。小学生の頃、手編みのマフラーをしている同級生が「貧乏」「ダサい」とからかわれていたのです。
そんな経験からやっぱりやめようかと悩んでいたところ、小1の娘が毛糸を見つけてしまいました。
「もしかして、何か作ってくれるの?」
ダサい、恥ずかしいって嫌がられたりしないかな……。心の中でビクビクしながらも、私は娘に言いました。
「そうだよ、ネックウォーマーを編もうと思って」
すると……「えー! やったぁ~~!!」なんと私の予想に反して、娘は飛び上がって喜んだのです。あまりのはしゃぎように、私は驚きながらもとても嬉しい気持ちになりました。
(何だか形が歪んでるような……いかにも初心者が作ったものって感じ)
心の中で「綺麗に作ってあげられなくてごめんね」と娘に謝ります。しかし、娘は大喜び! 翌朝学校へつけて行きました。
(大丈夫かな、からかわれたりしないかな……)
私はクラスメイトのリアクションが心配だったのですが……帰宅した娘は頬を紅潮させながら言いました。
「いいね、かわいいね、あったかそうだねって、みんなほめてくれたよ!」
「ええっ!? 本当!?」
肩の力がスッと抜け、安堵するとともに、とても嬉しくなりました。
数日後、娘とスーパーで買い物をしていると偶然ママ友に出会いました。
その言葉にはっと息を呑みます。
今まで私は、なぜあの子がそんなことを言ったのか、まったく考えもしなかったのです。
私と娘が互いに愛情を実感できた、手編みのネックウォーマー。そんな優しい気持ちを共有できる、この「今」という瞬間に感謝したいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・べるこ 編集・秋澄乃
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