「おとなしい」は褒め言葉?“おとなしい子”にたくさんある魅力的なトコロ
大切なわが子ではあるけれど、母親だからこそ気になってしまう子どもの性格。ママスタには、わが子がおとなしすぎることが気になって、良い面が見えなくなってしまったというママからの投稿がありました。
『うちの子は内向的な男の子です。
自分もそうだったから、まるで小さい頃の自分を見ているようで切なくなります。
内向的な性格の良い面を教えて下さい! なんだか損してるような気がしてなりません』
どんな場面でも臆さず自分の意見を言えたり、積極的に行動できる子もいれば、人見知りや場所見知りしたり、思いを伝えることがなかなかできなかったりする子もいますよね。そんなおとなしくて内向的なわが子が損しているように思えるという投稿者さん。わが子だからこそ見えづらくなっているおとなしい子の魅力をママたちが教えてくれました。
おとなしい子を持つママたちの不安
子どもの性格はさまざまだとは分かっているけれど、わが子がおとなしすぎることに不安を感じるママたちは他にもたくさんいました。
『投稿者さんの気持ちわかります。
うちの子も私に似て内向的なので、チームスポーツの習い事でも皆の輪に溶け込めないでいるからモヤモヤしていました』
『うちもチームスポーツをしていて、いまいち仲間に入れずモヤモヤしています。元気で友だちたくさんの子を見ると落ち込んじゃいます』
『娘だけど、おとなしくて自分からは発表したり友達誘ったりしない。参観行くとうちの子だけ手をあげてない』
『意地悪を言われたり蹴られたり……我慢してる息子見てると切ないよ』
『うちの子もそうです。友達もいないし心配でいたけど本人は全く気にしてない。小5になるしイジメなども心配しちゃいます』
子どもが自分の思いを伝えられていないのではないか、いろいろな場面で嫌な思いをしていないかと不安に思うママの気持ちがひしひしと伝わってきます。
たくさんあります!おとなしい子のいいところ
これに対して、同じようにおとなしい子を持つママから寄せられた、内向的な性格のいい部分がたくさん書き込まれていたのでご紹介します。
『習い事でも皆の輪に溶け込めないでいるからモヤモヤしていました。でもある日コーチから「いつも真面目にコツコツと練習できるのも才能の一つです」と言われてから、心が楽になりました。
内向的な性格ばかりに目がいっちゃうけれど、他に絶対あるはずですよ、お子さんの良いところが』
『外ではわがまま言わないし、揉めたこともないからすっごく良い子だと毎年懇談や家庭訪問で誉められる(笑)。目立たないから、ちょっと目立つ事をすれば(発表とか)頑張ったと言ってもらえる』
『1年の頃から担任の先生には「おとなしいけどみんなに優しいから嫌われないし、周りが声かけてくれるからお母さんが心配することはないです」と言われたけど……』
『内向的だと先生など大人に可愛がってもらえる。気にかけてもらえる。この子は悪いことをするはずがないと味方になってもらえる。大役を任されたりコンクールに選出したりしてもらえる。忘れ物をしても怒られない。大人に嫌われていた私と違っていいことばかりだよ』
『いいとこだらけだと思うけどなあ。
先生からは信頼されてるし、友達も信頼してくれてるから何かあっても周りが助けてくれるし信じてくれてる。
内向的だけど明るいし誰かしら気にかけてくれてるよ』
『友達のお母さんやお父さんにも「子どもの友達としてうっとおしくない」と思われてるから、誰かしらに色んなとこ連れてってもらったりプレゼントもらってくる(笑)。
私と真逆の性格でかなり戸惑ったけど、いいところが必ず誰しもあるし、そこを引き出してやれたらいいよね』
『うちも内向的な小3息子。お友だちを傷つけること言わないし意地悪もしない優しい子。この子の良さをわかってくれる優しい友達が見つかるようにといつも思ってる』
おとなしいというのは言い換えれば穏やかで控えめということかもしれません。日頃から穏やかであるために周りの子に安心感を与えて、お友達や先生などに好かれる子は多いようです。また、日常から咎められることをしないので、先生や大人たちからの信頼も得ているのですね。
子どもの性格を受け入れることが大切
たくさんのいい面があるにもかかわらず、わが子のおとなしい性格がどうしても気になってしまうのが親というもの。子どもにはこうしたらいいなど何かと声をかけてしまいますよね。でもそれが逆に子どもへの負担になっていることもあるようです。
『小さい頃はそれこそ自分から行けない子だったし、モジモジうじうじしてると思ってたし、正直自分の子なのに大嫌いだったよ。
小学校低学年までは本当に毎日のように殴られたり蹴られたりして帰ってきてて、「やり返せ!」って言ってたんだけどそれもできないで泣くばっかりで毎日イライラしてた。
でもあるとき、「やられたらやり返しな! 母さんがあんたは悪くないって守ったげるから!」って言ったら、「やり返したら相手も痛くなるの分かってるから絶対しない」って言ってて、それからストンと「あー、この子はこういう子なんだ」って腑に落ちた。
それから私もガミガミ言わなくなったら、それを分かってくれる子が集まってくれてうまいこと行ってるみたいだよ。
うちの場合は親が気を揉むのが余計プレッシャーになってたのかもしれない』
この子はこういう子だと親が理解し受け入れることで、ママの気持ちも落ちついたというコメントは心に響きますね。子ども自身も自分を認められたことで、これから先の人生で新しいことにも挑戦するようになるかもしれません。その子の良さをわかってくれるお友達や大人はきっといるはずです。何か本人が困っているときは全力で助けることは伝えながら、子どもが大きくなったときに自分の力で乗り越えられるように、親はまず子どものいいところを認めていきたいものですね。
文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子
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