<考えたことはある?>もし富士山が噴火したら住民は全滅?ママたちが心配する生活への影響
日本で一番高い山、富士山。そのはっきりとした噴火記録は781年までさかのぼり、山麓に降灰して木の葉が枯れたという記録が残っているそうです。もっとも近いものでは1707年の大規模な噴火「宝永噴火」の記録があります。このとき富士山は2週間にわたって爆発的な噴火を起こし、江戸にも降灰があったとのこと。それから300年以上、富士山が噴火したという記録はありませんが、そろそろ何か起きるのではないかと心配なママもいるようです。ママスタコミュニティにもあるママからこんな質問が寄せられました。
『富士山が噴火したときに外にいたらどうしよう。そもそも富士山の近くに住んでいる人たちは噴火したらどうなるの?』
投稿者さんは富士山が噴火した場合どのエリアまで被害が及ぶのか、日常生活にどんな支障があるのかが気になり質問を寄せてくれたようです。ママスタのママたちはどう感じているのでしょうか。ママたちの声を紹介します。
富士山噴火の被害範囲は
『え、山梨や静岡あたりは溶岩も流れてくるだろうし、大変なことになるんじゃないの?』
『富士山が見える場所の地域は灰が届くって聞いたことある。埼玉だけど天気良いときれいに見えるからやばいよね』
『富士山の麓に、住んでいるよ! 終わったかんじ』
富士山近辺の山梨や静岡はもちろんのこと、関東の広域に被害が及ぶのではないかと不安の声が寄せられています。内閣府の資料には「溶岩流が到達する可能性のある範囲」として富士宮市や御殿場市、富士吉田市といった富士山周辺の地域が示されています。ただし2時間かけて到達する地域もあれば、7日間以上かかる可能性がある地域も。一度に広範囲が溶岩流に襲われるわけではないですし、噴火規模によっても被害範囲は異なることは念頭に置きたいところ。資料などをしっかり確認して、むやみに不安になるのは避けたいところですよね。
『富士山噴火で影響があるのは首都圏だって言われているよ。宝永噴火の降灰分布も富士山より東側がほぼ100%だった』
こちらのママは火山灰が降る範囲について言及しています。1707年に起こった宝永噴火では、富士山の東側に降灰の範囲が広がりました。もっとも積もった場所で300cm以上、神奈川県や東京都でも10cm以上積もった場所があり、遠く千葉県や茨城県の一部でも降灰が確認されたようです。ただ噴火規模や風向き、風速によっても降灰の範囲は異なるでしょうし、次の噴火が宝永噴火と同じくらい大規模なものとは限りません。ハザードマップなどを参考にしながら正しい知識をもとに備えておくのがいいのではないでしょうか。
日常生活に支障がでる心配は
交通機関がストップする可能性
『車が動かないかも』
『富士山噴火が怖いのは、交通機関の乱れ。飛行機も飛べないかも』
噴火に伴う火山灰では、航空機や鉄道、自動車の運行に支障が生じると想定されています。地上に降り積もる火山灰は、視界を悪くして交通を妨げます。航空機などのエンジンが火山灰を吸い込む、鉄道の信号や踏切が障害を起こすといった現象が起きる可能性もあるようです。火山灰が降り積もるような地域では、安全のために交通機関はストップになるかもしれませんね。気象庁から出される噴火警戒レベルや降灰予報をチェックして、早めに動ける用意をしておくといいかもしれません。
ライフラインに影響も?
『火山灰だけの話なら富士山が噴火したら関東でも10センチ以上積もって発電所も止まるかも』
『水道が出なくなるといった被害もあるのでは?』
電気や水道といったライフラインを心配するママの声も寄せられました。電線が切れる、送電設備や水道施設や故障するなどで影響が出る可能性が考えられます。火山灰が降ることで、地震や大型台風のときのように停電や断水につながることもあるのですね。農作物や自然環境などがダメージを受けないか心配をする人もいるでしょう。食料や水のストックなど万一のときのために家に備えている防災グッズが、富士山噴火の際にも役に立つかもしれません。
ただここでママが注意したいのは、「富士山が噴火したら何もかも終わる」などとマイナスの感情で自ら不安を煽らないことではないでしょうか。そんなママの気持ちを受けて、子どもも不安になってしまうかもしれません。富士山噴火に限らず、自然災害はいつでも起こる可能性があるもの。もし起こった場合に冷静に行動できるよう、日頃から対策を考えて意識しておくのが望ましいですね。
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