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<定期>防災用のお菓子は何を用意している?賞味期限切れが心配な人にお勧めの方法とは

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みなさんは地震などの災害に備えて非常食の用意をしているでしょうか。万が一に備えて家族の命を守るために、日頃から防災グッズは準備しておきたいですよね。ママスタコミュニティにもあるママから非常食にまつわる質問が寄せられていました。紹介します。

『防災グッズのお菓子は何を用意していますか? 5年持つビスケットを買っているけど、賞味期限が近くなったときの消費がちょっと大変で……。板チョコはあまりスペース取らなくてカロリーも取れるからいいかなぁと思うのですが、みなさんは何のお菓子をストックしていますか?』

投稿者さんは災害に備えて非常食を用意しているようです。長持ちするタイプのお菓子のストックも考えているのは素晴らしいですね。子どもがいる家庭では、なるべく喜んで食べてくれるものを備えておきたいでしょう。特に調理不要でそのまま食べられるお菓子は、制限のある避難生活で役立ちそうですよね。ママスタコミュニティのママたちはどんなお菓子を防災用に用意しているのでしょうか。

日持ちのするようかん、カンパンをストック

『ようかん、賞味期限5年のやつ』

『たまたまスーパーで売っていた金平糖入りカンパン』

『カンパン。食べやすいようにはちみつは常備』

『バームクーヘンみたいな腹持ちのよさそうなもの、あめ、チョコは常に買い置きしてある』

お菓子のなかでも、日持ちのするようかんは非常食のなかで人気のようです。ようかんの賞味期限は商品によって異なりますが、防災用として売られているようかんには5年保存できるものがあるそう。何年も日持ちするなら非常用にもってこいですよね。また定番のカンパンやチョコレート、ビスケットを用意しているママもいました。どれもかさばらず場所を取らないため、家に長年しまっておく非常食にふさわしいのではないでしょうか。

ただ投稿者さんの声にもあるように、賞味期限間近のお菓子がたくさんあると消費するのは大変です。そんなときは氷砂糖を用意しておくという方法もあるようです。警視庁災害対策課が以下のように紹介しています。

『氷砂糖には賞味期限がないのをご存知ですか。開封後でも高温多湿を避け密閉して保存すれば、半永久的に食べられるそうです』

氷砂糖は保存方法さえ気を付けていれば賞味期限を気にしなくて良さそうです。甘いものを口にしたいときにもいいですし、溶かしてコーヒーや紅茶に入れるなどにも使えますね。

非常食はローリングストックで

『お菓子を含め食品はローリングストックしているから、防災用として特別に買っていない。常にチョコレートやクッキーなんかは買ってある』

『うちもローリングストックだわ。防災用のロングライフの食品って処分に困るよね』

『非常食はわざわざ防災用に買う必要はない。非常食はローリングストックが基本よ。普段から食べ慣れたもののほうが子どももストレス少ない』

非常食として特別な用意をせずに、日頃から食べ慣れているもので対応すると答えてくれたママたちもいました。常に一定数の備蓄を置いておくことを意識している人も多いのですね。「ローリングストック」とは普段使い慣れた食品を少し多めに買い置きして、消費するたび買い足していく方法です。賞味期限の日付が近いものから食べていけばいいので、賞味期限間近になってあわててたくさん消費する必要もありません。お菓子であれば子どもが日頃から食べ慣れたチョコレートやビスケットなどを多めに買って置いておくのが良さそうです。子どもも災害時でも安心して口にしてくれるのではないでしょうか。

非常時に役立つローリングストックとは?

お菓子以外にもどんなものをローリングストックすればいいか気になるママもいるでしょう。農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」によると、災害時は炭水化物ばかりになりがちのため栄養バランスも考えて準備すると良いそうです。たとえばたんぱく質をとるために魚や肉の缶詰を用意したり、ビタミンやミネラル、食物繊維をとるために日持ちのする野菜を常備したりすることもお勧めされています。じゃがいもやたまねぎ、かぼちゃなど日持ちのする野菜、果物の缶詰やジュース、乾物やレトルト、フリーズドライの食品などさまざまな種類があるといいのですね。普段の食事と同じように主食・主菜・副菜・果物・乳製品・お菓子など、カテゴリー別に考えて少し多めに買い足しておけば、災害時も栄養バランスを保てそうです。

また食品の備蓄には「家族の好み」を考えることも大切のようです。たまには非常食として備蓄している缶詰やレトルト食品を使っての食事を試しておくといいかもしれませんね。調理に手間ひまかからないごはんは災害時にも役立つことでしょう。そして災害時でも食べ慣れた味を口にすることができたら、家族みんなが安心できるのではないでしょうか。

文・安藤永遠 編集・井伊テレ子 イラスト・Ponko

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