<賞味期限が近い食材で>蒸しパンを簡単に作る方法。子どもと一緒にローリングストックを更新しよう
災害という非常事態が起きると、日常生活とは異なる生活を送ることになります。それは食事でも同じですね。不足するものが多くなるので、工夫が求められるでしょう。警視庁警備部災害対策課では、災害時や日常生活でも役立つ情報を公式Xで発信しています。今回は蒸しパンを簡単に作る方法が公開されていましたので、それを参考にして蒸しパンを作ってみました。
ポリ袋に材料を入れて蒸すだけで、蒸しパンの完成!?
警視庁警備部災害対策課が公式Xで紹介してくれた蒸しパンは、高密度ポリエチレンの袋を使います。袋が小さいと混ぜるときに材料が飛び出してしまう恐れがあるので、少し大きめサイズがおすすめ。
材料はホットケーキミックス200g、野菜ジュース200cc、コーン100g。材料はこれだけです。
材料を袋に入れたら、ダマにならないように揉み込んで混ぜていきます。その後で、できるだけ空気を抜いて口を輪ゴムで縛ります。
鍋に袋全体が浸る程度の水を入れて、ふたをして10分加熱します。鍋肌に袋がつかないようにご注意ください。加熱が終わったら、ふたをした状態で10分蒸らしたら蒸しパンの完成です。
こちらが蒸し上がって袋から出したときの蒸しパン。
野菜ジュースを使うので、オレンジ色に近くなりました。野菜ジュースに含まれる果物やコーンの甘みがあって、お子さんでも食べやすいのではないかと感じます。またコーンのつぶつぶ感があるので食感もよいです。
高密度ポリエチレン袋で蒸しパンを作る際の注意点
高密度ポリエチレンの袋を使って蒸しパンを作る際には、袋の耐熱温度にも注意しましょう。鍋が高温になると袋が溶けてしまう恐れもあります。鍋に触接触れないようにザルなどを使うと安心。またガスコンロでは加熱の際、炎が鍋底よりも大きくなるかもしれません。袋が鍋から出ていると炎で溶けてしまうので、袋は鍋に収まるように入れたいですね。
袋で作る蒸しパンのいいところ
洗い物が劇的に減る
今回蒸しパンを袋で作ってみて、洗い物の少なさに気づきました。普通に蒸しパンを作る際はボウルや泡立て器などを使いますが、袋に入れて混ぜることでそれらの調理器具を使わずにすむのです。そのため洗い物が少なくなり、ママの負担を減らすことができます。
子どもと一緒に作れる
材料を袋に入れて揉んで混ぜるので、お子さんもお手伝いができそうです。ボウルなどを使うと生地が飛び跳ねることがありますが、袋に入れることでその心配がありません。ママもお子さんのお手伝いを歓迎できるのではないでしょうか。
ローリングストック食品の消費につながる
災害が起きたときのために、日頃から食品を備蓄するローリングストックでは、定期的に食品の賞味期限をチェックすることになります。そろそろ賞味期限が近いとなれば消費することになりますが、そのような場合でも簡単に作れる蒸しパンは最適でしょう。食品を無駄にすることがないだけではなく、万一のときの練習にもなります。また子どもとローリングストックをしている食品のチェックをすれば、子どもの防災意識を高めることにつながるかもしれませんね。
アレンジしながらお子さんと作ってみては?
警視庁警備部災害対策課が教えてくれた蒸しパンの材料にはコーンが含まれていました。でもお好みでレーズンなどのドライフルーツやナッツ類などに変更することもできそうです。もし賞味期限が近い材料があれば、それを使うのもよいですね。またお子さんのリクエストを聞きながら、一緒にアレンジしても楽しそうですね。それぞれの家庭で「袋で作るオリジナルの蒸しパン」を完成させてみてはいかがでしょう。
文・こもも 編集・ここのえ