「Jアラート」の通知に対応できていますか?1,000人のママたちの回答は?<ママのリアル調査>
地震や津波、弾道ミサイルの情報などを瞬時に受け取れる緊急速報。自分の携帯電話などで受信できるように設定している人も多いのではないでしょうか。今回ママスタセレクトでは「Jアラート(全国瞬時警報システム)」の通知がきたら行動できていますか? というアンケートを実施しました。寄せられた回答数は1,078票。皆さんはどう行動しているのでしょうか?
「行動できていない」と答えた人が大多数
アンケート結果によると「できていない」と答えた人が768人。全体の70.8%と圧倒的多数にのぼりました。
『アラーム音に動揺してあたふたしてしまう』
『固まってパニックになって終わりです。それじゃダメだと思いつつ、いつもそうなってしまう』
激しい警報音に驚き、固まってしまう人も少なくないようです。地震速報は警報がなってから地震発生まではわずかな時間なことも。頭上を守る、落下物のないところに避難するなど、できることは限られているかもしれません。けれど突然に激しい揺れを経験するよりは「地震が来るぞ」と覚悟し、身構えることができれば、気持ちの上での動揺は少なくなるのではないでしょうか。
『仕事している時間だと気づかない』
就寝時や仕事中、入浴中などで気がつかなかったという人も。そうなると残念ながら警報の意味をもちませんね……。
行動できている人は1割以下
一方で「行動できている」と答えた人も8.3%いました。しかし全体の1割にも満たない数字です。
『玄関をストッパーで開けて、食卓テーブルの下に避難』
『子どもたちを窓や棚の近くから離す』
『日ごろから避難場所と災害リュック、ヘルメットなどの場所を家族で確認している』
「いつでも手の届くところに防災リュックをおいている」という人も。万全の対策がとられていますね。
どこにどう避難すれば良いかわからない……
「どちらでもない」を選択した人は15.1%。それにはこんな理由があるようです。
『Jアラートが鳴ってもどこに避難していいのか、わからないため』
「地震は避難できるけれど、ミサイルは逃げ場がない」という率直な声もありました。
『地震速報は玄関を開けるけれど、ミサイルは誤報が多いから何もしていない』
「誤報が多くて信用できない」と答えた人もいました。今後精度があがり、正確な情報が確実かつ瞬時に届くことが待たれます。
今は安心だから。でもその安心は続くのか……?
5.8%の人は「その他」を選択しました。
『今住んでいる地域でどちらも経験したことがないから』
『大丈夫だろうという気持ちが大きい』
『平和な日々が続いており、つい準備を怠っている』
いつどこで災害が起こるかは誰にも予測ができません。「自分の地域は大丈夫だろう」と思いたくなる気持ちも分かりますが、「いざ」というときに慌てることのないようにしたいものです。防災グッズの中身や避難行動の確認など、家族で話し合う機会をもつのも良いのではないでしょうか。
総回答数:1,078票
調査方法:インターネット
調査月:2022年11月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部