<消えていく生理用ナプキンの謎>娘が原因だったけれど深いワケが……こんなときどうする?
ママスタコミュニティには先日、自宅の生理用ナプキンが急激に減っていると不思議がっていたママから、こんな相談が寄せられました。
『うちのナプキンの減りが早いと思ったら、小6の娘が友達にあげていた。その子の家は父子家庭で、生理が来たんだけど父親に言うのが恥ずかしくて、家にナプキンも生理用ショーツもないみたい。担任も男の先生で相談しづらいみたいだし……どうするのがいいと思う?』
急に減ったナプキンのわけは、父親に生理のことを話せない娘さんの友達のためだったとのこと。ママたちからは、
『友達を助けたかった娘さん、優しいね』
『思いやりのある子だね。子どもなりの精一杯をやったと思う。今度は大人の出番だね』
……と、娘さんの友達を思う心に胸を打たれるママが多数。友達の家庭状況や心の内を慮ったうえでの行動と思うと、その思いやりの深さに胸が温かくなりますね。友達や娘さんが、おそらく心の底で「このままでは良くない」と思いながら抱えていただろう秘密が明らかになった今、投稿者さんはどのように動くのがいいのか……ママたちの声を聞いてみましょう。
「生理のことは父親に話しがたい」を痛感したママたちの体験談
『私と似てる。母親は一応いたけど、いないも同然の家庭環境。生理はずっとトイレットペーパーでしのいでいた。すごくツラかった』
『自分も昔、同じ家庭環境の友達にナプキンをあげてた。その子はナプキンは持ってたんだけど、安いやつでお尻までかぶれて泣いてて。最終的にはうちの母が保健室の先生に連絡してその子の父親に伝わり、かぶれないものを買ってもらえるようになった』
『男親には言いづらいよね。女の子が近所で泣いてて「どうしたの?」と聞くと、そういうことだった。ナプキンを買ってあげて、父親に話したよ。次の日、父親とおばあちゃんがお赤飯を持ってお礼に来たよ』
本当なら頼りにしたい母親に相談することが困難な状況で、女の子が父親に生理のことを打ち明けにくい現実を物語るエピソードが寄せられました。ツラい思いを抱えながら生理と付き合わなければならないなか、誰かが寄り添ってくれることでの安堵感はきっとあるはず。友達は娘さんの気遣いを、とても心強く感じていたのではないでしょうか?
相談先は保健室の先生が適任?
『お金もかかることだし、ナプキンをあげ続けるわけにはいかない。私なら保健室の先生に対応してもらう』
『父親は娘の生理には気が回らないんだろうね。養護教諭に連絡すれば、プライバシーを大切にしながらうまくやってくれると思うよ』
初潮を迎えて間もない、ナイーブな年頃の生理。月経を経験しえないお父さんとの暮らしであれば、やはり他の誰かの気遣いやフォローが重要になってくるのではないでしょうか? しかしだからといって、いつまでも父親が知らないまま、投稿者さん宅のナプキンを渡し続けるわけにはいかないということは、多くのママが指摘するところでした。そこで相談相手として適任とされたのが、学校で子どもたちの心身の健康を守る保健室の先生。投稿者さんから養護教諭に相談して今後のことを任せる形をとれば、無事解決となるかもしれませんね。
友達を思う娘の気持ちも尊重するママたち
『ナプキンをあげ続けるのは無理だと伝え、娘には「その子の父親にどう伝えるかを一緒に考えてあげるのが、友達じゃないか」と話す』
『娘さんからお友達に「一緒に保健室の先生に相談しよう」って言ってみるのはどうかな?』
友達を気に掛けてきた娘さんですから、最後までわが子の気持ちを大切にしたいと考えるママも。友達が今後不安なく生理と付き合っていけるようにするために、どんなやり方が良いのか? 投稿者さんも見守りつつ、子ども同士で考えられるようにするとの声があがりました。2人の友情が深まったり、人を助けたり人に助けられたりすることは、どういうことなのかを身をもって経験したりする機会になりそうですね!
投稿者さんがその子や父親とコンタクトをとるのもアリでは?
『ナプキンだけでなく、今後はブラジャーも必要になってくるよね。私ならまずその子と話して、具体的にどんな風に困っているのか、父親との関係はどんな感じかを探ってみる。それから父親に知らせるにあたって、投稿者さんからがいいか? 養護教諭からがいいか? とかを一緒に考えてみる』
投稿者さん自身がその友達と顔を合わせ、ベストと思われる形でフォローするとの声もありました。本人から話を聞き、細やかな部分を感じとったうえで行動することで、より良い形で相手のお家へ橋渡しができそうなアイデアです。
くわえてこんな案も……。
『父親にそっと知らせて、「毎回自分で買うのも恥ずかしいだろうから、ネットでまとめ買いしておくのはどうですか?」って話してみる』
『その子にパッケージごとナプキンを渡して、わざとトイレの見えるところに置いてもらう。さすがにお父さんも察して、お金をくれるようになるんじゃない?』
ほかにはおばあちゃんなど、頼れる大人の女性がその子の身近にいるなら一緒に話しに行くというコメントも届き、親身になるママたちの姿が印象的でした。
一緒に買いに行く案も登場。協力を申し出たいママも
『投稿者さんが良ければ、父親が気づけるように学校のことをうまく利用する手はどうかな? たとえば6年生なら修学旅行があるんじゃない? 「うちの娘とお宅のお子さんと修学旅行の買い物に行きたい、女子ならではの下着や生理用品も買いたいので、多めにお金を持たせてもらえませんか?」と父親に連絡してみる』
『いい考えだね。男の人は具体的にどんなものがいいか分からないだろうし、ナプキンも下着もひとつ買えば、今後自分で買いやすくなるね!』
投稿者さん親子と友達親子、お互いが了承できるようであれば、素敵なアイデアとなりそうですね。はじめての生理用品の買い物、本人にも単純に知識がないのはもちろん、きっと不安と気恥ずかしさはつきもの。気心の知れたお友達である投稿者さんの娘さんと、その友達の親である大人の女性の投稿者さんが一緒ならば、心強さと知識を得ることができそうです。(それはそれで恥ずかしさがあるのかもしれませんが……)
多忙なママも多いですし、一緒に買い物は難しい現実があるのかもしれません。しかし今回のトピック、筆者としては随所にママたちの女性としての温かさがあったように感じます。それはママたちが初潮を迎えたかつて、抱えることとなった体の変化への戸惑い、思春期独特の不安定な心、そして生理に関して父親に知られることへの強い抵抗感を、その子もきっと抱いているだろうという想像力や思いやりからなのだと思います。
今回の件、友達親子と投稿者さん親子、お互いにとって良い形で一件落着となったことを祈ります。
文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・Ponko
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