<老後は5000万円必要!?>FPに言われて困惑、でも本当かわからず。みんなは資金に不安はある?
手もお金もかかるのが子育て。今はとにかく毎日の生活費や教育費のためにやりくりすることで、精いっぱいなママも多いのではないでしょうか。しかし子どもが巣立った後の老後資金にも目を向けて、いろいろと準備をしたいのも事実。そこで今回はパナソニック株式会社が行った「仕事や将来(セカンドライフ)への意識」調査結果と、老後資金に関するママスタコミュニティの投稿内容をご紹介します。
7割の人がセカンドライフに向けて貯金や資産のことで不安に思っている
今回の調査は全国の20代~59歳の男女500人を対象に行われました。
定年後も働くシニアが増えていたり「人生100年時代」という言葉があったり。国民年金の保険料の納付期間を5年間延長する案も検討されています。親世代以上に、自分たちが親世代の年齢になったら “現役”とされる時期が長期化することが予想されますよね。
そんななか調査ではまず「ビジネスマンとしての“現役“を引退し、セカンドライフに移行したい年齢」を質問。すると回答結果の平均が55歳であったのに対して、「実際に移行する見込み年齢」は平均60歳と、ここで5歳の差が出ていました。多くの人が望んでいるセカンドライフ移行時期と、現実的に考えられる移行時期が大きく違っていることがわかります。
また将来(セカンドライフ)に向けて今不安に思っていることも聞いています。すると「貯金・資産」が70.2%と圧倒的なトップに。次いで「健康(主に運動や運動習慣など)」「健康(主に食や栄養)」と健康に絡んだ項目が、上位に挙がっていました。
20代~50代すべての世代で現在の悩みや関心ごとが「お金」という結果に
将来(セカンドライフ)に向けて今から準備・対策していることを尋ねたところ、「貯金額の見直しや、投資などを始めた」がトップで、「健康に気を付ける(主に食や栄養)」「健康に気を付ける(主に運動や運動習慣など)」が続く結果となりました。
一方で、「特になし」と答えた方は36.6%もいることが判明。これは「具体的にどう準備や対策をしたらいいのかわからない」ということなのかもしれませんね。
さらに20代から50代の年代別ごとに、現在の悩みや関心ごとを聞きました。するとすべての世代でトップが「お金」という結果に!
子育て真っただ中だったり収入が低かったりする若い世代では、健康以上にお金が心配に感じる傾向が強いのは想定内かもしれません。しかし40代や50代でもお金の悩みが尽きないというのは、なんともショックですよね。「今から大丈夫かな」と不安に感じるママも多いのではないでしょうか。
FPに「老後は5000万円が必要」と言われて困惑するママ
「老後2000万円問題」が巷で話題になって久しいですが、ママスタコミュニティにも老後の心配をする投稿者さんからこんな投稿がありました。
『FPに「年金システムが崩壊して年金が受け取れないとしたら、今の物価の状態だと15万円程度必要。90歳までに生きるのであれば約5,000万円が貯蓄として必要と言われたんだけど。子ども2人の学費も払ったあと(約1,600万円)では貯めるどころか、そんな手取り額を手にすることも無理です。旦那45歳、私42歳です』
ファイナンシャルプランナーからのアドバイスに不安を覚えている投稿者さんに対して、ママたちからは
『退職金もあるし、子どもが巣立ってから自分たちの生活費しかかからないし、定年も伸びてるし何とかなると思う』
『まずは自分で学んでリスク管理ややるべきことを夫婦で模索したら? 私は夫と投資の話するの好き』
『大丈夫。マンションじゃなくて庭付きなら野菜育てられるし。駐車場が余ってるなら貸せばいい。70歳でも毎月5万ずつくらい健康のために短時間で稼げるよ』
『そのFP、投資や保険の勧誘目的では』
といったコメントが寄せられていました。今は年金制度や物価高のニュースがたびたび取りざたされ、情報や他人の話から不安ばかりが募りがちです。今回の調査結果でもその不安が全世代に広がっていることが浮き彫りになりました。
しかし子どもの学費の心配が終わればあとは、自分たちの老後資金と体力維持のためにゆるやかに働き続ける選択肢もあります。夫婦で野菜を育てるなどして自給自足に近い生活で、食費を抑えるライフスタイルに切り替えるのも一つの手。不安を煽っていろいろな勧誘をされることも少なくありませんから、まずは冷静に夫婦で今後のことを話し合ったり信頼できる専門家に相談したりして、不安になりすぎないようにすることも大事なのではないでしょうか。
文・AKI 編集・みやび イラスト・Ponko
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