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2年間で350万円貯まった! ズボラ主婦でもできる「家計簿術」とは?

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子どもの入園や入学、習い事が増えてお金のやりくりが大変というママはいませんか? お金の管理といえば家計簿が思い浮かびますが、「家計簿はつけているけど、お金が貯まらない」「家計簿をつけること自体が続かない」というママもいるかもしれませんね。

でも家計簿といっても、本当は難しいことはありません。ちょっとやり方を変えるだけで、2年間でなんと350万円貯めたという主婦の方がいました!

『1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿』の著書、あきさんです。徹底して手間を省くことで、ズボラな主婦でも目標金額が貯金できるようになるというのです。その家計簿の秘密とは?

がんばりすぎて挫折。家計簿管理で陥る罠

著者のあきさんは3人のお子さんを持つママ。結婚してから14年間家計簿をつけてきたそうです。14年間も続いていると聞くと「どこがズボラなの!?」と言いたくなりますが、実はそこが落とし穴。

『私は家計簿を14年間ずっと続けています。初めは分厚い家計簿を買って、1つ1つの品物と値段を記入し、日記もつけられるというものからスタート。でも、もともとスケジュール帳が続けられないほどズボラな私には、細かくつける日記つきタイプの家計簿はハードルが高すぎて、結局すぐに挫折してしまいました。
それでもなんとか約10年間は、ケチケチと支出を削る節約術をがんばっていました。でも、どんなにがんばっても貯金は貯まらない。それどころか生活破たんを心配しなくてはいけないほどになってしまったのです』

そんなあきさんが試行錯誤の末に生み出したのが、「あきの家計簿」でした。

家計簿のつけ方を変えたら

家計簿のつけ方を変えたことで、これまでのケチケチ節約術は卒業。そして2年間で350万円を貯めることに成功! 「ちょっと贅沢かな?」と思うような家具を買いそろえたり、家族5人で50万円を払ってグアム旅行を楽しんだりできるようになったそうです。

さらにあきさんが、家計簿のコツを「2年で350万円貯めた! ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ」で紹介。「同じように家計簿をつけるようになってからお金が貯められるようになった」という感謝の声が届いているようです。

あきさんは「家計簿さえつければお金が貯められるというわけではなく、コツをおさえて家計簿をつけることが重要」だと言います。ズボラで面倒くさがりで、なかなか家計簿が続かない人でも無理なく続けられるポイントは……

ポイントその①レシートの合計金額を1日1行つけるだけ!

IMG_2065「あきの家計簿」の一番のおすすめポイントは、レシートの合計金額を1日1行つけるだけということ。レシートをとっておけば、3日分を1行にまとめて書いたり1週間分をまとめて書いたりもOKです。

ポイント②家計簿につける項目を絞る

1日1行ということで、記入する項目も厳選します。必ず入れるものは「食費」「日用品費」「娯楽費」「特別費」の4項目。その際、何の支出をどこの項目に入れるかのルール作りをしておきます。
たとえば、外食費は「食費」ではなく「娯楽費」に。「見た目のかわいさに惹かれてつい買っちゃった」というキッチングッズも、「日用品費」ではなく「娯楽費」に入れます。こうすることで自然にムダ遣いが浮き上がってくるのです。

ポイントその③100円単位でざっくり計算

せっかく1円単位で細かく丁寧につけても、それが原因で挫折、なんてことになったら本末転倒です。家計簿をつける目的は、お金の流れを把握し、収支のバランスを取ることですから。というわけで、100円単位でざっくり計算します。

ポイントその④ムリなく貯められる額を知り、目標額を設定する

IMG_2069毎月の貯金額を設定しても、その目標金額は適正でしょうか? 各家庭に合った目標金額を把握しないまま「なんとなく」の理想の金額を設定してしまいがちですが、それは実は挫折のもと。『1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿』には目標金額の計算方法が書かれていますよ。

新生活が始まりお金の流れが変わる4月に始めるのがおススメ

ほかにも、挫折してしまったときの対処法、「家計簿はどうしてもつけられない」という人ために、家計簿をつけずに支出を把握する「通帳管理法」についても紹介されています。

タイトルに「ズボラ」と入っているだけあって、「家計簿つけるのめんどくさい~。でも、お金は貯めなくちゃ!」というズボラママの心理と行動をがっちり把握した家計簿です。

子どもの入園、入学で支出が増えたり、ママが働きだしたことで収入が増えたりと、お金の流れが変わる4月に始めるのがおススメ。難しい家計簿なら三日坊主の可能性大ですが、1日たった1行で済ませられるごく簡単な家計簿なら続けられそうですね。今度こそ家計管理に自信が持てるようになるかもしれませんよ!

文・長瀬由利子

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