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<両親へのお金は?>両親に「援助したいと思えない……」私は冷たいの?【第5話まんが:姉の気持ち】

前回からの続き。これは最近のお話です。私は3きょうだいで育ったアユミです。5才年下の弟(サトル)と、8才年下の妹(コハル)がいます。妹のコハルが生活の苦しい両親に「仕送りをしよう」と言い出しました。しかし私はそんな気持ちにはなれません。妹の言うとおり私は「薄情」なのでしょうか……?
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私は母からの電話には毎回「出たくない」と思ってしまいます。私の心配をしてかけてくるのではなく、いつもどれだけ自分が大変か、そして「お金がない、お金がない」と一方的に話すのです。
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「忙しいって言ったって、あんたのところは子どももいないし楽なもんでしょ?」「夫婦そろって共働きで子どももいないでしょ? きっと金銭的にも余裕があるわよねぇ~」「……子どものことは、この先どうなるか分からないし」

「まぁ、あんたのところに子どもがデキたとしてもウチはお金がないし、お祝いとか一切渡せないしさ~。だからあんたは子どもなんて作らなくていいわよ」
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自分がどれだけお金に困っているか…たくさんの話のその中に、私が傷つくような心無い言葉を織り交ぜていることに母は気がついているのでしょうか? それともわざとなのでしょうか? 「やっぱり子どもを育てたことで、お金がなくなったのよねー」
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「ゴメン、宅配の人がきたみたいだから切るね」私は嘘をついて母からの電話を切り上げることにしました。どっと疲れが出てきます……。

母は電話のたびに、何度も「お金がない」と言ってきます。きっと母は私から「少しだけど送ろうか?」そう言ってくれるのを待っているのだと思います。けれど仕送りをしてあげようとは思えないのです。そんな「親が困っているのに仕送りをしない自分」に罪悪感を感じていることも確かです。
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そんなとき、妹のコハルから「お母さんたち、生活が苦しそう。みんなで仕送りしてあげない?」とメッセージが届きました。私はどうしてもあの母に仕送りをする気持ちにはなれないのです。「少し考えさせて」そう返事を保留にしたら、妹が起こって連絡をしてきました。「お姉ちゃんがそんなに冷たい人だとは思わなかった!」……私は冷たい人間なのでしょうか?

「親が困っているなら、それを子どもが助けてあげるのは当然でしょ? それが育ててもらったことに対する「感謝」なんじゃないの?」
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何も考えず「親への感謝」を口にできるそんな妹が、そんな親子関係がうらやましい。私はそう思いました。でも「親孝行」ってなんなんでしょう? 子どもが親に感謝して「親孝行したい」と思うのは当たり前なのでしょうか? 私は両親が困っていても助けてあげようとは思えません。「親孝行」は子どもから感謝されている親だからこそ受け取れるもの……。私と両親の関係のなかにはありえないもの、そう思っています。

【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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