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<両親へのお金は?>金銭の援助、他人事だと思っている姉にイラつく……【第4話まんが:兄の気持ち】

前回からの続き。これは最近のお話です。俺は2児の父のサトル。3きょうだいの真ん中で育ち、姉(アユミ)と、妹(コハル)がいる。母が「生活が苦しい」と言っているため、妹の提案で実家に仕送りをすることになった。しかし姉だけが「考えさせて」と難色を示している。俺は納得いかないまま、ひとまず実家へ話を聞きに行った。
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「仕送りしてもらえないと生活できないくらい大変なの?」「いや……その……あれば嬉しいけどなかったらなかったで」「本当に?」
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「アユミのところはまだ子どもがいないし、金銭的に余裕があるはずでしょ? 少しは助けてくれたらありがたいな、とは思ってはいたわよ」
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優しい母は姉の冷たい態度を責めることなく、むしろかばって「気にしないで、大丈夫」と言った。「なんだよ! やっぱり姉ちゃんが原因じゃないか!」。親への感謝の気持ち……それは子どもができて初めて生まれるものなのだろうか? まぁ確かに俺も子どもができてからわかったし、姉ちゃんのところはまだいないから、だから親に対して「本当の感謝」が芽生えていないのかもしれない。
02_01そして俺は、妹のコハルに今後のことを相談することにした。きょうだい3人で親のために出来ることはあるはずだ。
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「いざというときのために、みんなでそれぞれ月2万ずつ。両親の老後に備えて積み立てをするのはどうだろうか?」

妹のコハルはすぐ賛成してくれた。毎月ちゃんと3人全員が振り込んだ確認をして、きょうだいが平等にお金を貯めるんだ。子どもがいる俺だって2万も出すんだし、働いている姉ちゃんなら大した金額じゃないだろう。
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「既読スルー」かよ……。姉ちゃんが俺からのメッセージを確認したのは間違いない。今回ばかりは姉ちゃんの、自分勝手な態度で逃げることを俺は許すつもりはない。だいたい月2万くらいなんて、姉ちゃんの給料なら余裕じゃないか……。コハルと俺の2人じゃない、俺たち3人の「きょうだい」でしっかりと両親を支えていくんだ。

そうこう考えていたら姉ちゃんから返信がきた。
03_02「ごめん……無理」たった一言。
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一体どこまで他人事なんだよ……。俺は姉ちゃんの態度には腹が立って仕方がなかった。別に裕福な親に仕送りをしろと言っているわけじゃない。実際にお金に困っている両親が、あえて俺たちに心配をかけまいと無理をして「大丈夫」とまで言っているんだ。そんな大変な状況だからこそ子どもたちが、育ててもらった感謝の気持ちを表すべきなんじゃないのか? 俺は姉ちゃんにもしっかりと「親孝行」をしてもらうため、近々きょうだいで話し合いたいと思っている。

【第5話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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