<空の巣症候群?>子どもが一人暮らしを始めて寂しくて仕方ない。この気持ち、どうすれば克服できる?
進学する大学や就職先によっては、子どもが家を出て一人暮らしを始めることにもなりますよね。そうなると、これまでずっと生活を共にしてきたこともあって、寂しい気持ちがこみ上げてくることもあるのではないでしょうか。ママスタコミュニティに投稿をくれたあるママも、現在切ない気持ちを抱えているようです。
『今年からわが子が離れたところで一人暮らし。進学して嬉しい反面、もう一緒に暮らすことはないのかなと思うと寂しい。そのうち慣れるのかな』
子どもの進学は親として嬉しいものですが、進学先の地域で就職・結婚をする可能性もありますよね。そう考えると、「もう家には戻ってこないのかな……」と寂しく思ってしまうこともあるでしょう。そんな気持ちは、他のママたちも感じたことがあるようですよ。
子どもが家を出ると、やっぱり寂しいよね……
『うちも同じだよ。心にポッカリと穴があいたみたいになっている。そのうちいないのが当たり前になるのかな。とにかく毎日心配ばかりしている』
『寂しいですよね。私は1ヶ月くらい寂しくて仕方なかったです』
『旦那と不仲だし、下に高校生の娘がいるけれど難しい年頃だし、息子が1番の話し相手になってくれて、頼りにしていたから本当に寂しい。子離れしなくちゃね……』
子どもが一人暮らしを始めるとなると、心配事はつきません。ご飯はちゃんと食べているかな、洗濯はできているかな……などとあれこれ考えてしまうこともあるでしょう。子どものことを考える時間が多くなればなるほど、余計に寂しさが強くなってしまうものなのではないでしょうか。また、コメントをくれたママのように、話し相手がいなくなったことに寂しさを感じることも。一人とり残されたような気持ちを感じ、今つらい時期だと感じているママも少なくないのかもしれませんね。
しかし、「家を出て一人暮らしして欲しい」と思うママも!
『うちは自宅から通える大学がたくさんあるから周りはほとんど自宅通学だけれど、大学生のときに一人暮らしの経験して欲しいからできれば出て欲しい』
一人暮らしをすると、洗濯や掃除、ご飯を作るなど生活に必要なことを自分でやらなければなりません。苦戦することや失敗もありますが、それは生活するうえで大切な気付きになります。いずれ自立しなければならない子どもにとっても、役立つ経験になるのではないでしょうか。
『息子のことは大好きだし愛しているけれど、いないと楽なことに変わりはない』
その他にもシンプルに、「家事の負担が減る」という意見もありました。洗濯物の量が減ったり、お弁当や日々の食事を作っていたのであれば、それがなくなったり。ママの負担が減るという意味で考えると、一人暮らしをしてもらうのは決して寂しいばかりの話でもないのかもしれませんね。
寂しさを感じるママは、どう克服すればいい?
自分のために時間を使う
『うちは元々旦那が東京で単身赴任をしていて、息子も進学で東京に。一人残されたから余計に寂しい……。友達に誘われて、前から興味があった動物保護のボランティアを始める』
『私は寂しい時間に資格を取りました。50歳になる前に転職したいなと思っています。今まで夫のため、子どものために尽くしてきたから、これから先は自分のために過ごしたい』
子どもの一人暮らしを機に、自分のために時間を使うようになったママもいるようですね。ずっとやってみたかったことに挑戦したり、趣味を見つけてそれに取り組んでみたりするのも良いでしょう。また、資格取得を目指して勉強に励むことで、毎日のやりがいを見つけられることも。「わが子も進学先で学んでいる」と思えば、離れていても一緒に頑張ることができるのではないでしょうか。
帰省を楽しみにすごす
『しばらく絶望していたけれど、長期休みに帰ってきてくれる時間を楽しめるようになったよ』
一人暮らしを始めた子どもは、夏休みや冬休みなどの長期休みのタイミングで帰省することもめずらしくありません。そのため、毎回「いつ帰ってくるのかな」と心待ちにしているママもきっと多いはず。帰省する日を指折り数えたり、どんなご飯を作ってあげようかと考えたりするのも、きっとわが子の帰りを待つママにとって1つの楽しみになってくるのではないでしょうか。
一人暮らしは自立への一歩。わが子なら大丈夫!
『4年前の私と同じだ。夜、帰宅すると外から見た子どもの部屋の明かりがついていなくて、「もういないんだな」と思って号泣した。1週間くらいダメだった。今年新社会人になって、学生の頃より遠い土地に赴任が決まって、もう一緒に暮らすことはないと思ってまた号泣。また慣れるのに時間がかかりそうだけれど、子どもが独立するのは喜ばしいことだからね』
『結婚したら嫌でも離れるし、それが数年早いか遅いかだけだよ。一足早く自立させたということで、もっと自信持って欲しい!』
生まれてからずっと一緒に生活をしてきたわが家を出ると、心の中にポッカリと穴があいたような気持ちにもなってしまいますね。子どもの洗濯物がなかったり、食卓の椅子が1つあいていたりすると、さらに寂しさがこみ上げてしまうこともあるでしょう。でも、子どもはいずれ自立をしていくことになります。そんなときには「一人暮らしを始めて、一歩踏み出した」と考えてみてはいかがでしょうか?
これからは遠くから見守ることになりますが、子どもを信じることもときに必要なことなのかもしれません。これまで一生懸命育ててきた子どもなのだから、一人暮らしも上手にできる! そういった気持ちがあると、離れた寂しさも軽減されるのではないでしょうか。
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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