子どもの欠点が気になりすぎたときに考えたい、「わが子に1つだけ望むことといえば何ですか?」
お子さんの誕生を待つ間、多くのママさんは「とにかく無事に生まれてきてほしい」と願ったことでしょう。しかし、子どもが大きくなるにつれ「もう少し落ち着きがあったら」「もうちょっと勉強ができたら……」などと、つい欲張りになってしまうことはありませんか? ママスタコミュニティに「わが子にこれだけはほしいと願うものってありますか?」という質問が寄せられました。
『これだけは欲しい! と思うものって何? 次の中で1つしか選べないとしたら。小学生から中学生くらいを想定しています。
1:学力、知能の高さ
2:運動神経の良さ
3:見た目の良さ
4:コミュ力の高さ
5:優しさ、思いやりの心
6:所作の美しさ
7:健康的な体の丈夫さ
8:音楽的、芸術的才能
9:度胸、前向きな心』
投稿者さんが挙げた9項目の中から、ママたちはどれを選択したのでしょうか。
「度胸や前向きな心」「コミュニケーション能力の高さ」
まずは「わが子にはもうちょっと頑張ってほしい!」と願うママたちの声がちらほら。「1つだけ選ぶ」というテーマでは少数派となりました。
『前向きかなあ。心理的に強くあってほしい』
『度胸、前向きな心。今現在足りてないものだから』
何事にも消極的で慎重なお子さんがいる一方で、やる気に満ち溢れて活発なお子さんもいますよね。どちらが良いと一概にはいえないものの、消極的なお子さんをもつママにとっては、お子さんの態度が物足りないのかもしれません。「前向きな心や度胸」が欲しいと願うママたちはそんな気持ちの表れでしょうか。
『コミュ力の高さ。我が子にないもの』
『自分にないコミュ力の高さを求めます。この年齢になると、友人がいない自分は辛い』
自身の性格に照らし合わせて、コミュニケーション能力を高めてほしい、と願うママもいるようです。
「優しさ、思いやり」を挙げたママも
2番目に回答が多かったのは「優しさ、思いやりの心」でした。
『思いやりの心。友達をたくさん作って大切にしてほしい』
『健康で休まない子たちだから、それにプラス要素で』
『かなり迷ったけど、我が子には幸せになって欲しい。思いやりのある優しい子なら周りからも大事にされると思う』
『教えてどうこうならない部分だし』
『優しさ、思いやりの心かな』
幼稚園や小学校など、子ども同士の世界が作られるようになると「思いやりの心や優しさ」が大切になる場面が増えてきます。「思いやりのある優しい子は周りからも大切にされると思う」というコメントがあるように、優しい気持ちはその子の住む世界を優しくし、ひいては「思いやりの心」の連鎖にも繋がっていくでしょう。
最も多かった答えは……!
断トツに多かった回答が「健康的な体の丈夫さ」でした。
『健康第一! 体の丈夫さは自分じゃどうすることもできないと思うから』
『健康さえあれば、あとは努力で変えられる』
『他の才能を持っていても、体の丈夫さがなければ健康で充実した生活は無理でしょ』
『健康な身体が土台。根っこだと思ってる』
『体が資本よ』
「何はともあれ健康が大事」と考えるママさんが多いことがわかります。なかには、お子さんが病気がちなのでしょうか。健康のありがたみを感じているママもいるようです。
『健康が1番だと思う。0歳のうちに耳鼻科系で3回入院、今も耳鼻科系は弱すぎで、毎週病院通い。健康ってほんと大事。学力とか思いやりの心は後々学ぶことが可能だと思ってる』
『体が弱いから強くなってほしい』
『アレルギーが酷い子だからアレルギーがなければ良いなって』
子どもが病気やけがをすると「元気にさえなってくれれば」と思うこと、ありますよね。まずは健康にと願う気持ちはどんな親にも共通した願いなのかもしれません。
選択肢の中には「学力や知能の高さ」「運動神経の良さ」「音楽的、芸術的才能」といった項目がありました。しかし、それらに票を投じたママは1人もいません。ママたちがわが子に「1つだけ」望むことは? と問われれば「健康」になるのですね。
そして「健康な子どもだからプラス要素で思いやりの心を」というママの声があるように、健康だからこそ「思いやりの心」や「前向きな心」などを望めるのかもしれませんね。
「わが子がもっと〇〇してくれたら」と思いすぎたら、立ち止まることも必要
子育て真っ最中のママは、毎日が目の前のことで精いっぱいです。乳児期には「もっと離乳食を食べてくれたら」「もっと長時間寝てくれたら」と願い、幼児になれば「もっとお友達と仲良く遊んでくれたら」と願う。小学生になれば「もう少し集中して勉強してほしい」など「もっとこうであってほしい」と願う気持ちが生まれるのも当然かもしれません。しかし、時々立ち止まって「我が子に本当に望むことは何だろう」と考えてみるのも良いのかもしれませんね。
『生まれるまでは健康に生まれてさえくれればいいって、それだけを祈っていたのに、だんだん欲張りになっちゃうんだよね。健康に元気に毎日過ごしてくれるだけで感謝しないとね』
生まれてまもない我が子を抱いた時の気持ちを思い返してみると、目の前にいる子に多少の欠点や苦手なことがあっても「まぁいいか」と思えるような気がします。「こうであってほしい」と願うよりも「いてくれてありがとう」と思える母でありたいものです。
文・すずらん 編集・しらたまよ イラスト・マメ美
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