いざというとき誰かに頼れる人が羨ましい……。実母を亡くしたママが子育てをしながら考えたこととは
妊娠、出産、子育て。どれもひとりで成し遂げるのは本当に大変なことです。もし自分ひとりなら「今ここに頼れる人がいてくれたら……」と思うのではないでしょうか。今回ママスタコミュニティに質問を投げかけたママは、孤独になりがちな子育てのなかで誰かを頼りたいと感じたのかもしれません。
『私は実母が他界しているので、産後や病気のときなど、気を使わずに頼める誰かがいる人をとても羨ましいとずっと思っています』
いざというときは旦那さんが手を貸してくれるかもしれませんが、出産や子育ての経験者である実母や義母が手伝ってくれれば何か違ったのではないかと思うこともあるでしょう。他人を羨ましがっても仕方ないと思いながらも、祖父母の世代が子育てを手伝ってくれるママたちの姿を見て、投稿者さんはママスタコミュニティに投げかけます。
『同じように親を頼らずに頑張っている人。逆に親がいても大変だわという人。同じように親を頼らずに頑張っている人。逆に親がいても大変だという人。どんな所に不自由を感じるのか教えてください』
投稿者さんはさまざまな環境にいるみんながどう感じているのか興味があるようです。この問いかけに、ママたちはどのように答えるのでしょう。
実母がいても頼りたくはないママたちの思い
『私は実母はいるが、毒親で仕事人間。なおかつ遊び人間だったから子どもたちが小さな頃も頼ったことはないよ』
『実母はいるけれど、私が嫌いな男の人と一緒に住んでいるから頼れない』
『実母はいるけれど頼れないよ。弟のお嫁さんと程よく気を使い合っているみたいで、弟のお嫁さんとは私より親子っぽいらしいよ。いるのに頼れないのってストレス』
さまざまな家庭環境や思いがあり、実母がいても子育てを頼れない、頼りたくないと考えるママもいました。筆者も子どもが赤ちゃんの頃は、こちらから実母や義母に「助けてほしい」と言い出せずにひとりで頑張っていて、孤独を感じていたことを思い出しました。コメントのように必ずしも親との関係が上手く行っている家庭ばかりではないのですね。
同じように羨ましいという感情が湧き上がることもある
『「頭が痛いから実母を呼んで子どもたちを実家に連れて行ってもらい、お泊まりさせた」っていう話をママ友から聞いたときは衝撃をうけた。「そんな方法あるんだ!?」って。そのときはじめて羨ましいって心底思った』
『実母がいる人、羨ましかったですよ。下の子の妊娠・出産は、実母が他界していたので旦那しか頼る人がおらず、手がかからなくなるまではとにかく大変でした』
親が生きていることや、子育てや家事を手伝ってくれること、子どもが手のかからないタイプであることなど、他人と比べて羨ましいと思うことはそこかしこに存在しますよね。投稿者さんと同じように誰かを羨ましいと思っているママたちもいます。ときには「羨ましい」と思う感情もあっても良いのではないでしょうか。こうしてママスタコミュニティなどで経験や思いを語り合うことで、過去の思いや感情を昇華していけるといいですよね。
誰かに頼りたいとき、誰かの手が必要なときは、さまざまなサービスを利用しよう
『小学生以下の子どもを3人育てているけど、旦那に頼ったり、家事代行を頼ったりして気楽に育児しているよ!』
『自治体の子育て支援サービスにどんなものがあるのか、保育園やファミリーサポート、各種相談機関などの公的サービスをよく調べました。むしろ公的サービスのほうが、気を使わずに頼めますよ』
『幸いにも近所のママ友も同じような人が多かったから、お互いつわりの時期や出産のときなど協力しあった。子どもをお泊りさせたり夕方まで預かったり、みんなで協力できたよ。案外協力してくれる人は周りにいるからね、信頼できそうな人にお願いするのもありだよ』
家事代行やシッター、保育園や学童保育、ファミリーサポート、ママ友同士……。たとえ手伝ってくれる実母や義母などの家族がいなくても、さまざまなサービスや支援をうまく利用して子育てを頑張っているママたちの声も届きました。もし本当に子育てがツライと感じているのであれば、なんらかの支援やサービスを上手に利用してみることもオススメです。家族とはまた違うかもしれませんが、誰かに頼れることで子育てに対しての安心感を得られるかもしれませんよ。
文・櫻宮ヨウ 編集・井伊テレ子