義実家への「帰省土産」が負担。たくさん買わなきゃダメなの?
お盆の帰省シーズンも、もう間近。義実家に何か手土産は持っていく予定ですか? 「去年は何をあげたっけ?」などど考えながら探すのはひと苦労……である一方、「こんなものをあげたら、喜んでくれるかな?」と想像する楽しさも。
ところがママの中には、お土産についてのモヤモヤがたまっている人もいるようです。たとえば帰省のたびにお土産の銘柄と個数を指定してくる、義母。毎回かなりの出費になるそうで、どうにも納得がいかないのだとか。
買ってくる銘柄と個数を指定されることに、モヤモヤ
ママスタコミュニティでアドバイスを求めたのは、関東在住のとあるママ。「1,500円の◯◯を10個」など大量に指定されるため、家計的にかなり厳しいのだそうです。
『いつも直接夫に義母から電話があり、夫はふたつ返事でOKをしています。ご近所や親戚に配って回りたいのが理由だそうです。もちろんお土産は持っていくものと思いますが、ふつうはせいぜい1,000円のものを5個くらいではないですか? 帰省は年に2回なので、年間3万円を超える額になります。交通費もかかるため、家計が厳しいです。みなさんなら、姑にしたがって持っていきますか?』
じつは一度だけ、指定と違う800円ほどのお土産を10個持っていったこともあるのだとか(笑)。すると配り回る先々で「本当にちょっとで、申し訳ないんですけど〜」と大きい声で前置きをし、このママに向かっては「あらら? ”ちょっと”って言っちゃったわ〜」とイヤミを言ってきたのだそう。かなり手強そうなお姑さんですね。
相談者のママも結局のところは金額そのものではなく、
『これこれを何個ね! と、毎回命令されるように言われることが、モヤモヤする原因なのだと思います。どうにもたかられているような気分になるというか。嘘でもいいから「なんでもいいよ」と言ってほしいです』
お土産ひとつの金額はそう大きくないにせよ、モヤモヤしてしまう気持ちはよくわかる気がします。ほかのママたちからも共感する声が集まりました。
『強制的に買わされるのは、納得がいかないわ。「ご近所さんに配りたいから、これを買ってきて」とお金を渡してくれるなら、わかるけど。我が家が買っていくのは、親兄弟のぶんだけかな』
『ひとつだけ手持ちにして、あとの14個は代引きの着払いで送る。もしくは「はい、これはお義母さんのぶん。残りは精算をお願いしますね」って、別会計にしておいたレシートを渡す。しれっとやるのが、コツ』
『OKしたのはダンナなんだから、ダンナの小遣いから出させる』
『私なら、息子の嫁にそんなことはさせない。ご近所づきあいが濃密なところなら、事前にネット注文して配達してもらう。もちろん費用はこっち持ち。買う手間だけでも大変なのに、息子家族の荷物を増やすようなことはしたくない。あとは帰省したあとにお土産を持って回らせるか、こっちが先に配っておいたかを伝えるだけ。めんどうだけど、これをしておけば息子たちが帰ってきたときに過ごしやすいと思うから』
これぞ”必要経費”。すべて丸く収まるなら、安いもの!
一方でお姑さんを擁護する意見も。たしかに息子家族へのお願いの仕方には疑問が残るものの、地域のつながりを大切にする土地柄ならではの事情があるようです。
『あなたの気持ちはよくわかる! けど、ここはそのお土産代も帰省費用のうちだと思って、買っていくのがお互いのためだと思う』
『ご近所さんには、ダンナさんが子どものころにお世話になっていないのかな? 今なら今で、義母がお世話になっているのでは? ご近所づきあいは、大事だよ』
『義母がお土産すべてを、ひとり占めしているわけじゃないんでしょ? 東京住まいの息子家族を自慢したいんだよ。仮にそれが1回15万円かかるなら大変だけど、1万5,000円でしょ? それで親孝行できるのなら、安いものだよ』
さらに投稿者のママに深く響いたというのが、こちらの意見でした。
『私は何も考えずに、お土産をたくさん買って渡していたよ。義家族と同居しているわけじゃないし、帰省するのも年に数回。あとは遠方で、快適な生活を過ごしているんだもん。田舎だからご近所親戚づきあいを大切にしているんだろうし、そのくらいの頼みは聞いてあげて当たり前じゃないかな? 帰省したときにはおいしいごはんを用意してくれるから、見返りも考えていない』
たしかに年間3万円超えは痛いものの、それでご近所づきあいが円滑にいくと思えば安いもの。そこらで適当に買ってきたお土産ではなく”ちょっといいもの”を配るだけで、「うちの息子はりっぱに成長しましたよ」という自慢にも、さらに「うちの嫁はこんなに気が利くんですよ」というお姑さんにとってのアピールにもつながります。
また息子たちと離れて暮らしているということは、義実家は近所や親戚の方に日ごろお世話になっているわけです。病気やケガなど何かあったとき、息子家族が駆けつけるより先にお世話になるのはそうした方々。老夫婦には取り替えにくい高所の電球を取り替えてもらった、腰を痛めたときに庭の草刈りをしてもらったなど、離れて暮らしているとわからない細々したこともあるでしょう。
さまざまな意見を目にした相談者のママは、こうした結論にたどり着いたそうです。
『夫と結婚した以上はそうした社会もあるものだと、私も受け入れる努力をしないといけないですね。そのほうが人間関係が円滑にいくのだと、自分に言い聞かせます。今回は義母にしたがい、指定されたお土産を人数ぶん買っていくことにします』
せっかくの帰省が、お土産のせいで険悪なものになってしまうのもイヤですよね。年に数回の貴重なコミュニケーションの場、ぜひ積極的に楽しんでほしいです。
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