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帰省時のおもちゃの誤飲に注意。おじいちゃん、おばあちゃんは購入前に確認を【朝ごふんコラム】

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お盆やお正月などの長期休みに、孫に会えるのを楽しみにしているおじいちゃん、おばあちゃんも多いと思います。孫の喜ぶ顔をみたくて、つい新しいおもちゃを買い与えてしまうこともありますが、それが原因で誤飲事故につながることも。国立研究開発法人 産業技術総合研究所の大野美喜子さんに伺いました。

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喜ぶ祖父母と孫、暗い顔のママの心境とは?

「喜ぶ顔がみたい」。そんな思いから、内緒で買ってきたプレゼントを直接孫に渡してしまうおじいちゃんおばあちゃん。ママからしたらドキッとする瞬間です。なぜなら渡されたプレゼントは、口に入れたら子どもが飲み込んでしまう大きさのものもあるから。受け取った我が子は満面の笑みで「かわいい! じいじ、ばあば、ありがとう~!」と大喜び……。喜ぶおじいちゃんおばあちゃんと我が子をよそに、ママの気持ちは不安でいっぱいです。

知育玩具として人気のマグネットボールで開腹手術

近年、知育おもちゃとして人気を集めている強力磁石のマグネットボールでは、直径3㎜のものを37個も誤飲し、開腹手術になった例もあります。普段一緒に生活していないおじいちゃんおばあちゃんからしたら、たまにしか会わない孫の成長は早く感じられ、2歳、3歳くらいになると「もう大きくなったから大丈夫だろう」と思ってしまうもの。しかし、子どもによっては無意識に口におもちゃを入れてしまう子がいたり、年下のきょうだいがいる場合もあるため、小さなパーツのあるおもちゃを渡すのは危険です。もちろん、知育玩具だけではなく、血行改善のために使われているような磁気治療器などの磁石も同じです。

直径4㎝、ラップの芯を通るサイズのおもちゃは誤飲の可能性

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子どもが口に入れて危険なサイズは、直径4㎝くらいまでの大きさといわれています。ちょうどラップの芯を通る大きさです。ここを通るものは、子どもが呑み込めてしまうサイズなので、おもちゃを購入する際には、4㎝以下の小さなパーツがないか気をつけましょう。

また、おもちゃに限らず、子どものいないおじいちゃんおばあちゃんの家においてある物は、子どもにとっては珍しいものばかり。パチンコ玉や鈴、病院で処方された薬(血圧や血糖を下げる薬や向精神薬など)、健康食品などのサプリメントも、つい触って口に入れてしまうことも考えられます。誤飲の危険があるものは、子どもの手が届かないところにしまっておいてください。

手の届かないところの科学

これまでの研究によって、子どもの手の届く範囲は明らかにされています。図1を参考に、例えば、年齢に合わせた長さの紐をテーブルや棚に沿って当ててみてください。科学的に手の届かない場所を把握し、それより奥に誤飲リスクのあるものを保管することが大切です。

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図1:手が届く範囲の科学的なデータ(Safe Kids Japanホームページより)

ふわふわのぬいぐるみ、タオルケットは気をつけて

よく「子どもが喜ぶから」とぬいぐるみを買い与える人も多いですが、子どもの年齢によっては窒息の危険があります。首がすわらず、まだ自由に動けない赤ちゃんの横にふわふわのぬいぐるみやタオルを置くのは絶対にやめましょう。

子どもたちに大人気のスーパーボールは小学生ほど注意が必要

もう1つ、気をつけたいおもちゃの1つがスーパーボール。これも4cm以下です。おまつりの縁日で人気のアイテムですが、こちらも大小さまざまなサイズがあり、カラフルな色合いから飲み込む危険があるので、4歳未満の子どもがいる場合には、家の中に置かないようにしましょう。

また、小学生くらいになると、部屋の中でスーパーボールを投げて遊んで、蛍光灯にあてて割ってしまう、ということもあります。蛍光灯が割れた部屋はガラスが飛び散り、後片付けも大変。部屋の中で思いっきり投げて遊ばないように、大人が見守ってあげてください。

おもちゃを購入する際はママに相談、または一緒に買い物へ

久しぶりに孫に会えてうれしいおじいちゃん、おばあちゃん。孫にプレゼントを購入する際には事前にパパやママに相談するか、もしくは孫が来てからみんなでそろって買いにいくのもよいでしょう。年齢差のある多くの孫がいる場合には、一番小さな孫への配慮を忘れずに。

三世代揃ってのお買い物は、「楽しかった1日」として小さな孫の記憶にも残る大切な思い出となるかもしれません。

 

毎朝みんなでゴハンを食べながら、たった5分でも家族のコミュニケーションをとってほしい」という想いからはじまった『朝ごふん』プロジェクト。
このコラムは、忙しい朝でも親子で話せる子どもの安心・安全情報について紹介しています。
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