子どもが独立したらどこに住む?田舎の一戸建てか都会のマンション2LDKか。理想の家や場所は?
子育て中の家族が住みたい理想の家はどんな家でしょうか。子ども部屋があり、子どもが遊べる広いリビング、さらには庭がある家! と答える人がいるかもしれません。さらには家族で遠出ができるマイカーをもち、駐車場もほしい! と考えるママもいるかもしれませんね。
しかし子どもが成長し住み慣れた家から離れる時期がきたら………? 夫婦だけになったときにはどんな家に住みたいでしょうか。ママスタコミュニティにはそんな未来を思い描いた、こんな投稿がありました。
『子どもが独立したら、田舎の広い家だと持て余しそう。都心からちょっと離れた郊外で、2LDK、50㎡くらいのマンションを買って夫婦で住むのはアリ? ナシ?』
現在の投稿者さんの住まいは、夫婦2人で暮らすにはちょっと広くて部屋数がある家なのでしょうね。投稿を読んだママのなかには「まだ子どもが小学生だから実感がわかない」とのコメントもありましたが、多くのママたちがいずれやってくる未来について、「アリ」「ナシ」の意見を寄せてくれました。
「アリ!」そんな老後に憧れるという人たちは……
『私もそうしたい』
『そんな暮らし、いいね。ほどよく便利で、ほどよく自然があって』
『マンションなら、のちのち売れるしね』
投稿者さんが提案した「郊外+2LDKで50㎡程度の広さのマンション」に賛成するママたちのコメントです。ママたちはそんなマンションに住み替えたい理由も教えてくれました。
夫婦だけなら狭い家がいい
『夫婦だけなら2LDKはちょうど良い』
『歳をとると庭の手入れは大変だし、部屋数が多いと掃除も大変。2階なんて危ないから使うのをやめたほうがいい』
若い今なら毎日のルーティンで行っている家事でも、歳をとるとだんだん難しくなることもあるでしょう。家や庭が広ければ、それだけ掃除や手入れに時間と労力がかかるもの。「しんどいな」と思いながら暮らすより、早いうちに夫婦2人のコンパクトな生活を目指すのは、合理的かもしれません。部屋も2つあれば、それぞれの個室にしたり、寝室と趣味の部屋に分けたりなど夫婦の生活スタイルに合わせて柔軟に考えられそうですね。
車がなくても生活できる利便性の高いエリアに
『歳をとったら駅の近くで、スーパーや病院に歩いていける場所に住みたい』
『駅に近いとさらに良い。免許返納を渋って、車で事故を起こしたりしたくない』
休日に家族揃って出かけたり、子どもの送迎でフル稼働したりと愛着ある自家用車も、子育てが終わるとだんだん出番が減ってくるかもしれません。さらに高齢ドライバーによる事故のニュースを見ると、ある程度の年齢になったら免許返納をし、車を使わない生活を、と考える人も少なくないのでしょう。移動は徒歩と公共交通機関のみ。そうなると利便性の高いエリアに住みたくなりますね。
両親が身近なモデル
憧れの老後生活を送っている身近なモデルを紹介してくれたママもいます。
『うちの両親がまさにそれ。戸建てから病院近くのバリアフリーに住み替えた。老夫婦なら50㎡で充分。広いと余計なものをため込んで後片付けが大変になるだけ』
『うちの親がそう。快適みたいだよ』
両親からみればこう語るママこそが「巣立っていった子ども」ですが、夫婦だけの生活に合う家に住み替えた姿を見て、自分たちもいずれそうしたいと考えるようになったのかもしれないですね。
ナシ!住み替えたくない
今回の投稿では、およそ3分の1のママたちが「住み替えたくない」「このままでいい」とコメントしました。「ナシ」と考えているママたちの理由も気になります。
狭すぎると子どもと孫が来なくなる
『あんまり狭いと子どもと孫が来なくなる。マンションにするとしても、もうちょっと広めで』
『さすがに50㎡は狭い』
普段の生活は夫婦2人でも、子どもが帰省したときには滞在する部屋が必要になったり、孫が生まれて家族が増え、大人数が集まるようになったり……、ということもありそうです。家族が気軽に集まれるくらいの広さはほしいと考えるママもいるようですね。
老後資金を減らしたくない
『老後に戸建ての家は大変だと思う。でも老後資金を考えると、買い替えや引越しにお金を使えない』
『マンションって管理費や修繕積立金が必要だから、年金生活では負担が大きい。それにマンションは古くなったら売れない』
『今の家が気に入っている。老後の資金を減らすくらいなら住み替えはしない』
日ごろから自分たちの老後のためにはどのくらい貯金ができるだろう、と悩んでいるママは少なくないでしょう。「年金はどのくらいもらえるの?」「定年までに貯金はいくらできる?」など不安が大きければ大きいほど、マンションの購入や引越しには二の足を踏みそうです。さらに将来、自分たちが病気になったり施設に入る可能性もゼロではありません。
旦那さんとも話したい、子どもが巣立ったあとの生活
子どもが独立したあとに住みたい家についてさまざまな意見が寄せられた今回の投稿。アリ派のママからもナシ派のママからも、それぞれが考える「将来の理想の家」が伝わってきました。
子どもの独立と夫婦2人の生活は、多くの家庭において”いつかくる未来”のこと。今から考えておいて損はないはずです。ママだけで考えるのではなく、パートナーである旦那さんとも話し合う時間を少しずつ作ってみてはいかがでしょう。旦那さんと話しているうちに、さらにいい形の夫婦2人の生活がみえてくるかもしれませんよ。
文・間宮陽子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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