<実家に甘え放題!出戻り娘>次女の指摘「お母さんも同じ」受け身で楽な方に流される【第5話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はミハル、50代前半のパート主婦です。夫は少し前に他界し大学生の次女(リコ)と2人で暮らしていたところ、長女(サヤカ)が離婚し、孫2人(2才アカリちゃん・0才ヒカルくん)を連れて戻ってきました。ところがサヤカは働きもしなければ家事を手伝うこともしません……。そんなある日、「婚活する」と出かけて言ったサヤカ。育児を丸投げされた私とリコは今後のことが不安になってしまいました。
婚活と聞いたときは突然すぎて頭がまわりませんでしたが、落ち着いてかんがえてみると再婚も“あり”なのかもしれません。
「おかしいよ。なんで「養ってくれる」が前提の再婚なの?」リコは私の考えに納得いかない様子です。
リコは話を続けました。「もし仮に再婚できたとしても、きっとお姉ちゃん同じこと繰り返すよ? また離婚して、出戻ってきて、また再婚して……そうやって一生お姉ちゃんに誰かにしがみついていく人生を送らせるの?」
私が想像していなかった未来でした……。(言われてみれば、そうなのかもしれない)私は自分の都合のいいようにしか“サヤカの再婚”を受け取っていなかったようです。そう反省した途端、リコがイラっとするひとことをぶつけてきました。
リコのいうとおり、サヤカは昔から「努力」をすることから逃げていたように思います。壁にぶつかるたび、頑張る前から戦うことを諦めて楽なほうを選んでいました。そんなサヤカを私はそのままにしていた。サヤカがこうなってしまったのは私の責任でもあるのです……。リコに言われて目が覚めました。
私は目の前の生活が限界で、1日でも早く出て行ってくれるのであれば……その一心で、サヤカが再婚でもしてくれればと思っていました。けれど、サヤカにとって再婚はゴールでもなければスタートでもなかったのです。サヤカはまだ生活を立て直すスタートラインにすら立てていないのかもしれない。そう思いました。「手放すことが愛情」リコの言葉が私の心に刺さります。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子