東京都の全公立小中学校で6月から米粉パンによる食育事業がスタート【定例記者会見ママ向けレポート】
「子どもの健康的な食生活」は、ママたちにとって非常に興味深いテーマではないでしょうか。2023年6月から、東京都では新たな取り組みをはじめるそうですよ。子どもの健康と食育を考え、「米粉パンを活用した食育事業」を都内の全公立小中学校で始めることが発表されました。6月9日の小池百合子東京都知事による定例記者会見から、米粉パンについての内容をお届けします。
もちもちした食感が人気の米粉パン
米粉パンを活用した食育事業は、都内の全公立小中学校での給食に、これまで一般的だった小麦のパンに加えて新たに米粉を使ったパンを取り入れようというもの。パンでありながら、お米の風味や米粉ならではのもちもちとした食感が嬉しいですね。また、小麦粉の代わりにお米の粉を使用しているため、小麦アレルギーの子どもたちにも適した給食メニューとして注目されています。
米粉パンに合うメニューや食育事例を紹介
学校給食で提供されるパンは、市販品よりも米粉の使用量が多いものを使い、各学校には米粉パンに合うメニューや食育事例が紹介される予定。米粉パンを取り入れた際の給食献立はどんなものになるのか、気になりますね。子どもから米粉パンと小麦を使ったパンとの違いや感想を聞いてみるのもよさそうです。学校給食に米粉パンを取り入れることで、子どもたちは食材や調理方法について学ぶだけでなく、食事の大切さや日本の食文化に触れる機会になるかもしれません。
日本の食文化や生産地への理解を深めるきっかけづくり
東京都の小池百合子都知事は、「お米を使った米粉パンを普及させ、子どもたちが日本の食文化や生産地への理解を深めるきっかけづくりをしたい」と述べています。2022年度には都内の21の小中学校で実施され、子どもたちからは「え、お米からパンができるの?」と驚きの声が上がりました。また給食の残飯も減少したそうで、子どもたちにとって好評だったことがわかりました。
親子で楽しみながら食育について学ぼう
食育事業は、子どもたちの健康的な食事を促進するために取り組まれています。ママたちの関心事でもある子どもたちの食育を支援する取り組みにより、子どもたちは楽しみながら食について学ぶことができます。お米の重要性や食材の選び方を知りながら、健康な食生活の基礎を築いていけたらいいですね。
文・長瀬由利子 編集・荻野実紀子
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