もし深夜に泥棒が窓ガラスを割って家に侵入してきたらどうする？シミュレーションから考える防犯対策
「もし泥棒や空き巣に侵入されたらどうしよう」。ニュース番組などを見て、一度くらいそのようなことを考えたことはありませんか？ 今回はその「もし」のお話です。家族が寝静まった深夜の出来事だった場合、事前に対策を考えていないと命の危険があるかもしれませんよね。ママスタコミュニティにもこんな投稿が寄せられました。
『深夜に「ガシャン！」と、窓が割れる音がしたらどうする？ 窓を割られて寝室まで来る時間はおそらく十数秒なはず。その間にできることってあるかな？』
投稿者さんもニュースでの窃盗や強盗事件を見聞きして、家族の身を守るためにどうすればよいかが気になって投稿したのかもしれませんね。この投稿者さんの声にママたちから感謝の声が寄せられました。
日頃からシミュレーションするママたち
『私もこれを機にシミュレーションしてみたよ』
『シミュレーションすることは大事だよね。泥棒じゃないけれど、シミュレーションしていなかったから大地震の被害にあったときに固まったもん』
投稿者さんが寄せた質問のおかげで改めて家の防犯対策を見直したママたちは多いようです。もし寝ている間に不審者が家に侵入してしまうことがあったら、咄嗟の判断は難しいでしょう。日頃からシミュレーションをして、家族でどうすればよいか話し合っておくことは最大の防犯につながるかもしれません。
まずは「内側から鍵」そのあとは？
シミュレーションしたママたちからは、続々と意見が寄せられました。
『同じ部屋で家族全員が寝ているから、ドアをどうにかふせぐ。その間に警察に連絡かな』
『内側から鍵をかけられるトイレに子どもたちを避難させる。私は警察に連絡してつげておく。旦那は元自衛官なので頑張ってもらう』
『寝室に内側から鍵をして通報をしたほうがいいって聞いたことがある。寝室に内鍵を取り付けなきゃ』
寄せられた声で多かったのが「内側から鍵をかけてから警察に通報する」といった声でした。真夜中に窓ガラスの割れる音がするということは、何らかの事柄があったと想定されます。その場合、まず第一に内側から鍵がかけられる場所に避難すべきとママたちは考えたようです。家族の身を守るための行動が一番ということですね。もし内側から鍵ができる部屋がなければ、トイレにかけこむのもありでしょう。
子どもの安全が最優先
『まず旦那を起こして一緒に子ども部屋へ行く。通報の準備をしつつ、バリケードと身の安全を確保するものを用意』
『初動は子ども部屋に行く。部屋に鍵をして武器を確保してから通報』
また子どもと別室で寝ているママからは、まっさきに子ども部屋に行き、子どもの安全を確保するといった声が寄せられました。親にとって、なによりも子どもの安全が一番大事ですよね。
護身用グッズを寝室に準備する
『さすまたを置いているよ』
『うちには消火器と熊撃退スプレーがある』
もし侵入されてしまった場合、自分の身は自分で守るしかありません。その際、まるごしでは不安だなと感じたママたちは護身用グッズを寝室に準備しているようです。ホームセンターなどにも、ママたちでも扱えるような護身用グッズがあると教えてくれた方もいました。ただ護身用グッズのなかには取り扱い注意なものもあるでしょう。購入後は子どもの手に届かない場所に置くなど、取り扱いや置く場所に気をつける必要がありそうですね。
家に侵入させないことも考える
警察庁のサイトによると、窃盗の侵入手口としてガラス破りやドア錠破りの被害が多く発生しているようです。そこで「ガラス破り」の防犯として、「不在時には雨戸を締める」「補助錠を取り付ける」「窓に防犯フィルムを貼る」「防犯ガラスに変える」といった対策が挙げられていました。今一度、住まいの防犯対策に問題がないか家族で確認してみるとよさそうです。
「深夜に窓が割れる音がしたらどうする？」という、もしもからはじまった今回のトピック。しかし実際にそんなことが起きないよう、家に侵入させない方法を考えることも重要ですよね。ママたちの声を参考に、万が一に備えた対策を練ってみてください。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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