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<過干渉で仲間外れに?>【前編】子どものトラブルに親が介入。その親子が避けられはじめている!?

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子どもが小学生になると、保護者の目が行き届かなくなるシーンも増えてくるでしょう。見えていない部分が多いからこそ子どもの交友関係が気になることもあるかもしれませんね。今回の投稿者さんは同級生の親子に対して思うところがあるようですよ。

『子どもの同級生に、何かトラブルがあったらすぐ親が出てくる子がいます。その子の親は学校や相手の親、ほかの保護者に文句言いまくっているようです。何でもすぐ親に言いつけるその子に、みんなウンザリし始めてるようです。親も陰でかなり批判されています』

小学生の子どもを育てている投稿者さん。同級生に、子ども同士のちょっとしたトラブルでも親が介入する家庭があるのだそう。投稿者さんの話しぶりからすると、どうやら学校のなかでは有名な親子のようで、保護者の間でも批判されているようです。

子どものトラブルに親はいつまで介入するの?

投稿者さんはさらに話を続けます。

『みんな、その親子と関わったらヤバいと思っていて、何かあったらすぐ引くようにしています。だから表向きはいつもその親子の思い通りに物事は解決しているかのように見えます。でも子どもたちが大きくなってきて、その子が避けられ始めました』

投稿者さんの周りでは、その親子を”要注意人物”だと思っているようですね。少しでもトラブルに発展しそうな場合には周りが一歩引くことで、大きく揉めるのを避けるようにしています。表面的には波風を立てないようにはしているとはいえ、子どもは大人の様子をよく見ているもの。最近ではどうやら、子どもたちの間でもその子を避けるような動きがあるようです……。

『この先、中学校、高校、大学と進むなかで、いつまでも親が子どものトラブルに口を出せるわけがないと思うんです。それなのになぜすべての問題を先回りして親が解決していくのか……。将来子どもが苦労するのが目に見えてるのに。悲しい思いをしているわが子を見るのは、親として苦しいのはわかるけれど……。そんな親子、みなさんの周りにもいませんか?』

今は小学生の子どもたちですが、これからどんどん成長をしていきます。「成長していくなかでいつまでも親がトラブルに解決することはできないのに、なぜ頻繁に首を突っ込むんだろう?」というのが投稿者さんの疑問のようですね。投稿者さんとしては、トラブルが起こるたびに親が介入していたらトラブル解決能力が身につかないと考えているのでしょう。結果として子どもの将来のためにならないと感じているのかもしれません。

周りにいます!干渉しすぎる親たち

「みなさんの周りにも同じようなタイプの人はいますか?」という投稿者さんの質問を受けて、ママたちは実際に見たエピソードを語ってくれました。

『子どもの同級生がそういうタイプ。中学で周りから嫌われて孤立。でも持ち前の強引さで気の弱い子や大人しい子たちに絡んでなんとか過ごしていて、高校や大学も似たような感じだったみたい』

『私の周りにもそういう親がいた。言葉遣いは丁寧だけど、わが子が言うことを鵜呑みにして「絶対にうちの子は悪くない」というスタンスだった。結局恥をかいて転校していったよ。表向きは転勤という話だったけど、近くに住んでた』

ママたちのコメントを読んでいると、子どものトラブルに介入しすぎる親は少なくないのかも……と思わされますね。「中学にあがってからあからさまに周りから嫌われて孤立していた」「ひと悶着あって転校していった」など、成長するにつれて周りとうまくかみ合わずにトラブルを起こすこともありがちなのかもしれません。

親が介入しすぎると……?

『子どもの同級生に同じような親子がいた。中学で不登校。高校は離れた私立へ行ったらしい。大学進学したものの中退して、現在は引きこもりだって』

周りにいた”親が介入しすぎるタイプの子”のなかには、不登校を経て引きこもりになってしまった子もいるようです。もちろん引きこもってしまった原因は「親が介入しすぎたこと」や「トラブル回避能力を付けられなかったこと」だけではないのかもしれません。しかし「もし親が過干渉でなければ違う未来になっていたかも……」と、こちらのママは考えたのでしょう。

トピック内のママたちのコメントを読んでいると、どうやら「親が介入しすぎると子どもの成長の妨げになる」と考えられがちのようにも思えますが……?

『子どもがその後どうなるかは、子どもの資質によると思う。大人になってからガツンと言われてポキッと折れるかもしれないし。逆に「自分は未熟だった」と気づいて改善するかもしれないし。それは本人によるのかな』

「子どもがどうなるかは、親の介入だけでは決まらない」という中立な意見も。しかし”過ぎたるは及ばざるがごとし”とはよく言ったもので、何事も”過ぎる”というのは禁物でしょう。過干渉や過介入を避けながら、バランスよく子どもの成長を見守っていくのがいいのかもしれませんね。

後編へ続く。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
先回りして、トラブルから子供を守りまくる親