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<無視する旦那・すれちがい夫婦>大切なのは「伝え方」15年かけて夫婦で築いた関係【第4話まんが】

前回からの続き。今から15年前のお話です。私(カナ)は当時20代。生後9ヶ月の娘(ミサ)を育てていました。前夜遅くに帰宅した旦那(アキト)が買ってきたお刺身を冷蔵庫に入れ忘れていました。つい「自分で買ってきたなら、最後まで責任持ちなさいよ! お刺身だって安いものじゃないし……もったいない!」とキツい口調で責めると、旦那は黙って部屋にこもってしまいました。まったく話してもらえないことにショックを受けた私はミサを連れて家を出ました。

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近所でばったり出会ったママ友のユカリさんにカフェで話を聞いてもらっているうちに、だんだん気持ちも落ち着いてきました。旦那に対してキツい言い方をしてしまったことを後悔し、家に戻ろうと決めたのです。
そのころ旦那は、家を出て行った私とサキに驚き慌てふためいていました。

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わが家の帰り道にあるスーパーを通り過ぎるとき、突然ユカリさんが「カナさん! ちょっと待ってて!」と言って、買ってきてくれたお刺身パックを旦那に差し出します。

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はじめての育児で余裕がなくて、旦那に甘えっぱなしだったと気付きました。せっかく私のためにお刺身を買ってきてくれたのに……その優しさに気づけず、キツく当たってしまったと謝罪します。

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私たちは結婚してすぐ子どもができたのもあって、2人きりで過ごす機会も少なかったし……話し合うことに慣れていなかったのかもしれません。
私「少しずつでいいから……話し合えるようにしていこうね」
旦那「うん……逃げちゃって本当にごめん……。もう無視なんてしないで、きちんと話し合うよ」

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そして、あれから15年後の現在。
お互い若かったとはいえ……いま思い出しても恥ずかしくなります(笑)。あの“お刺身事件”以降、旦那はもう部屋にこもったり、黙り込むこともありません。あいかわらず、穏やかで物腰柔らかな性格の旦那が私の前に座っています。

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私も旦那も、相談を持ちかけて話し合うようになりました。そんなときは、私も言い方がキツくならないようにひと呼吸置いてから気持ちを伝えるようにしています。自分でいうのもあれですが……大人になったなと思います。

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当時は赤ちゃんだったミサも、いまでは高校生。勉強のやりとりをする2人を見ると微笑ましいです。

子どもが成長していくと、小さいころとは違う悩みができたりします。子どもの進路や人間関係……1人ではどうしようもできなくて、頭を抱えてしまうこともあるでしょう。

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でも、わが家は頭を抱えてしまうような悩みも「夫婦での話し合い」で乗り越えてきたのです。それは「15年前の気づき」があったからこそ。ミサを抱っこして重い荷物を持って、家を飛び出したあのときに考えていた、「この人と夫婦としてやっていけるのだろうか」という不安はいまはもうありません。

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困ったときやツラく苦しいとき、ちゃんと話し合いができる関係を築いていけるように夫婦で努めています。まだ若かったあのとき、早く気づけて本当によかったと思っています。

原案・ママスタコミュニティ 文、作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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