<入学前に焦る>子どもの筆圧が弱い、平仮名の読み書きができない。みんなは何をしてきた?
子どもが幼児になると、文字を書く練習を始める家庭もあるのではないでしょうか。でもママが思うように子どもは上手に書けないこともあって、なんだか不安になってしまことも。ママスタコミュニティにもこんな相談が寄せられています。
『5歳のわが子が、文字を書けません。お絵かきを好まなかったので、鉛筆で書く遊びをしてこなかったことも原因なのか、なぞり書きの線が歪んでヘロヘロな文字になってしまいます。なぞらずにお手本を見て書くと、文字が巨大になって紙に収まらなくなります。上手になりたい! と言ってもやる気も集中力も持続せず、いくつか文字を書いておしまいになり上達しません。書けないことを悔しがるものの、やりたくない! 嫌い! と半泣きになります。教え方のコツ、サポートの仕方はあるのでしょうか? みなさんのお子さんのケースを聞かせてください!』
投稿者さんの5歳のお子さんはなぞり書きをすると文字が歪んでしまい、ヘロヘロで力強さが感じられないように見えてしまうようです。一方でなぞり書きをしないと、枠をはみ出す大きな文字となってしまい、投稿者さんが思うような文字が書けない様子。子どもも悔しい気持ちやじれったい気持ちもあり、どうにかサポートをしてあげたいですよね。文字が上手に書けないわが子に対して、他のママたちはどんな対策をとってきたのでしょう。
筆圧を強くする工夫
子どもが書く文字が歪んでしまうのは、筆圧が弱いことが原因の1つのようです。そのため筆圧を強くする対策をママたちが教えてくれました。
迷路などを使って運筆をする
『うちもお絵描き嫌いで筆圧弱くて、とりあえず迷路から始めた。100均で売っている3歳用の簡単なものをたくさん買って、お勉強と称して1日1ページ、終わったらご褒美にグミを1つ。これで毎日鉛筆を持つ習慣をつけて、ある程度はみ出さずに書けるようになってから平仮名を書くようにした』
『うちもお絵かきをほとんどしなかったからから、びっくりするほど筆圧がなかったなー。だからネット上にある無料のプリントを印刷して、運筆や線つなぎをやらせたよ。楽しかったみたいで、だいぶやっていたよ』
『うちも運筆から始めました。はじめから平仮名より、遊び感覚で鉛筆で書く習慣を付けた方が良いのかも』
鉛筆を紙の上で自由に動かす運筆から始めたというママもいます。まずは鉛筆をしっかり持って、自分が思うように動かせるようにしたようです。そのときに使ったものとして、ネット上にある無料のプリントや迷路が挙げられました。子どもが楽しみながら自然に鉛筆を動かせるようなものを見つけて、取り入れていくと良さそうですね。
文字を書くきっかけを作る
『うちの子は幼稚園でお手紙交換が流行って、そこからだんだん上手になった。友達とではなく、ママとお手紙交換しようかとか、旦那にお手紙欲しいなと言ってもらうとか、まずは書きたい欲を高める方が先かなと思う』
お手紙の交換をきっかけに、文字を書くようになり上達したという子どももいます。友達とのお手紙交換ができないこともあるでしょうけれど、ママやパパとの交換はできますよね。子どもが興味を持つレターセットを買うなど、やる気をアップさせるのも良いかもしれません。またお手紙交換だけではなく、交換日記でも文字を書く機会が増えて、筆圧も強くなってくるのではないでしょうか。
補助をしてくれる商品を取り入れる
『筆圧が弱いなら、補助して使えるアイテムが通販で売っているよ。興味があるなら検索してみて。「鉛筆 補助具」で検索したら出てくる』
筆圧が弱い子ども向けの補助商品が売っているそうです。最初はそれを使いながら文字を書けば、だんだん筆圧が強くなる可能性も。ネット通販でも売っていますし、ホームセンターなどにも置かれているかもしれませんね。
投稿者さんの場合には、子どもの筆圧が弱くてしっかりとした文字が書けないことが悩みでした。でも文字に関しては、就学前に平仮名の読み書きができない……。そんな不安があるママもいることでしょう。そのような場合、どう対処すればよいのでしょうか。
平仮名の読み書きをできるようにする方法とは
絵本の読み聞かせをする
『平仮名単体で教えるより、絵本の読み聞かせをしたり、絵本を読ませた方が覚えるよ』
『絵本の読み聞かせしてる? たくさん文字にふれると自然と覚えて自分から興味を持って書いたりするようになると思う』
平仮名の読み書きには、文字への興味も大切になってくるでしょう。そのきっかけとして絵本を使うこともあるようですね。絵本を読んでいると、お気に入りの物語もできることでしょう。それをママが読んであげたり、子どもに読ませたりすれば自然に平仮名を覚えることも少なくないようです。
興味がある言葉から書いてみる
『結局は興味がないと覚えないし、書けない気がします。子どもはウルトラマンが好きだったのでカタカナも読めたし、文字も名前くらいは書けました』
『自分の名前や、好きなキャラクターの名前を読んだり書いたりする。興味がないとつまらないと思うし』
平仮名を覚えようと言っても、興味がなければ子どもはなかなかやる気を出してくれないことも。逆に好きなキャラクターの名前ならば、子どもは楽しそうに書くこともありますよね。むしろ「もっと教えて!」と率先して文字を書くこともあるのではないでしょうか。
本人のやる気にスイッチが入れば大丈夫。もっと気楽に考えよう
『今は興味無いとできないだろうし、小学校に行けば嫌でも書けるようになる』
『親が必死すぎるから泣くほど嫌なんだよ。楽しくないと興味を持たないと思う。そのうち書けるようになるから、気楽にいこう!』
子どもが思うように文字が書けないと、ママは不安な気持ちになってしまうかもしれません。でも最初に考えることは、子どもの興味ではないでしょうか。子どもは興味があることならば、大人がびっくりするくらい詳しく知っていたり、いろいろと話してくれたりしますから、文字を書くのも同じなのでしょう。文字に興味を持ってもらうためには、子どもの好きなものを把握して、名前を書いたりすることも大切ですね。そして文字を書くことが楽しいと思えば、子どもはどんどん知ろうとして、よい循環が生まれることもあります。焦って心配したり指図したりするのではなく、子どものやる気が出るのを待ってあげるのも親としての大切な役目といえそうです。
文・こもも 編集・きなこ イラスト・Ponko
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