<毒親日記:介護の葛藤>「母には私しかいない」「距離を置きなさい」母の呪縛から解放【後編まんが】
前回からの続き。
最近の話です。
一人暮らしをする75歳の実母。厳しくこだわりの強い母に、疑問をもつことも多々ありました。しかしいま、母の面倒を見られるのは私しかいません。ある日、母からイヤなことを言われた私は、思わず手をあげそうになります。自分の行動に驚きつつも、母への感情が爆発してしまった私は、その日を境に母との関係をより一層悩みはじめます。おまけに母が近づいたり、触れられただけで、からだが拒否反応を示すように……。悩んだ末、姉に連絡をとりました。
姉は「お母さんは話してわかるような人じゃない。話せばわかるなんて幻想」と淡々と話します。母の世話を何ひとつしないで、ただ一方的に諭してくる姉に反発を覚えました。「でも見捨てるワケにいかない! 私しかいないんだから! 育ててくれたんだから!」と大きな声で言ってしまいました。
「親なら、子どもが幸せに生きることを願うはず。子どもに○○してあげたのに、あなたのためにと自分の気持ちばかり押し付けるのは毒親」なのだと姉はキッパリ言い切ります。
「お母さんを傷つけないように離れる……」手をあげそうになった私に、この言葉は響きました。その後、物理的に距離をおかないと母の支配から逃れられないと言われ、私も同意。
母と離れてみてわかりました。
私の心はずっと母に囚われていました。人生の主導権を、ずっと母ににぎられてきたようにも思います。私の心は母の所有物ではありません。私の心と人生は私のもの。いまは人生の新たなステップにワクワクしています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・べるこ 編集・秋澄乃
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