<毒親日記:介護の葛藤>「母が気持ち悪い!触れられたくない」無意識の拒絶反応に焦る【中編まんが】
前回からの続き。最近の話です。一人暮らしをする75歳の実母。厳しくこだわりの強い母に、疑問をもつことはこれまでも多々ありました。しかしいま、母の面倒を見られるのは私しかいません。ある日、母からイヤなことを言われた私は、思わず母に手をあげそうになってしまいました。自分の行動に驚きつつも、母への感情が爆発してしまった私は、その日を境に母との関係をより一層悩みはじめます。
その後も似たようなことがつづきます。母が顔を近づけて話してきたときには、その口からでる生あたたかい息がたまらなくイヤで、吐き気をもよおしたほど。慌ててその場を離れました。何気ない日常のやりとりで母に触れられると、母に触られた部分を直視できないほど気持ちが悪かったです。まるで知らない人に触られたかのような嫌悪感でいっぱいなのです。私は自分のからだの反応にあせります。
からだにふれるような介護は、旦那に協力してもらえないかとも考えました。穏やかな旦那も母が少し変わっていることには気がついていて、よく気遣ってくれます。義実家も、「お母さんのお家、古くなっていて困っているところはない? 修理屋紹介するよ」などと声をかけてくれます。しかしそのことを話すと母はいつも、「あんなお家の世話にはならないよ!」となぜか義実家や旦那を嫌い、聞く耳すら持ってくれません。そう思うと、「やはり旦那に協力してもらうのは難しいか」「自分で何とかするしかないか」と思い直します。
姉は母を嫌っています。私と同じく、育っていく過程でいろんなことを強要されたからでしょう。母も姉に嫌われているのをわかっているからか、頼るのはいつも私です。姉は遠方に住んでいますが、私との関係は悪くないので連絡はとれます。以前母が入院したときに姉は、入院にかかる費用を出してくれています。完全に見捨てているワケではないはずです。私は藁にもすがる思いで、姉に助けを求めました。
後編へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・べるこ 編集・秋澄乃