<義母の無茶ブリ!>孫へ中古ランドセル!すべては自分のエゴだった……【後編まんが:義母の気持ち】
前回からの続き。数年前の話です。来年小学生になる孫のタツキにランドセルを贈りたいけれど、私の浪費癖が原因でうちにはお金がありません。そこで私は、友達のお孫さんが6年間使ったという「お下がりのランドセル」をあげることにしました。しかし約束をしたその晩、友達からあらためて電話がかかってきました。
電話が切れた後、思わず呆然とします。どうしよう、嫁のマキさんにはもうあげるって言っちゃった……。私は真っ青になりました。しかし夫には相談できません。そもそもランドセルを買うお金がないのは私の浪費癖が原因です。夫には先月ブランドバッグを買ったことすら内緒にしているのです。
追い詰められた私は、近所の百貨店のランドセル売り場を再びのぞいてみました。大特価の半額セール品はないものか……。しかしそんな都合のよいものが売っているはずもありません。その後いくつか他のお店も回ってみましたが、手が出る値段のランドセルはありませんでした。とてもみじめな気分です。とぼとぼと家路につく途中で、息子から電話がかかってきました。
私「あ、カズヤ……ごめんね、このあいだマキさんに話した、ランドセルのことなんだけど……」
すると息子からは思わぬ返事がありました。
私「ありがとう……マキさんにもごめんなさいって言っておいて……」
カズヤ「わかったよ、伝えておく」
こうして今回のランドセル騒動は無事幕引きとなったのでした。祖母としてのプライドを満たしたくて、周囲を巻きこんで迷惑をかけてしまったことを反省しています。
その後私は心を入れ替え、浪費をやめて慎ましく暮らすようになりました。貯金もわずかながら増えていっています。今後もしタツキくんが何か習いごとをはじめたいと言ったら、必要な道具などをプレゼントしてあげたい……それが今の私の目標です。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子
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