<新生活の挑戦>18歳~28歳で投資や資産運用を始めたい人はどれくらいいるの?親に言える?
子どもの教育資金や食費、生活費など、子育て世帯は何かとお金がかかるもの。パパから家計管理を任され、日々貯金や節約に奮闘しているママも少なくないでしょう。2022年4月からは高校の学習指導要領改訂で、金融経済教育の内容も拡充されます。子どもが将来的にお金で困らないように、金融教育をしてあげたいと考えるママも増えていくはず。
そんな中、株式会社外為どっとコムが18歳~28歳の若年層を対象にお金にまつわる意識調査を実施。今回はその調査結果と、ママスタコミュニティに寄せられた投資や貯金に関する投稿をご紹介します。
投資や資産運用を始めたい若年層は6割以上
調査ではまず、投資や資産運用への興味関心を調査。「新生活のタイミングで投資や資産運用を始めたい」と考えている人は、64.8%にものぼりました。
また、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられました。仮に自身が18歳の新成人だった場合を想定した際にやってみたいこととしても「投資」は38.8%と高い結果に。現代の若年層における投資意欲の高さが判明しました。
一方で、投資や資産運用についての不安を聞いてみると上位には「投資の始め方がわからない」(39.0%)、「損するイメージがある」(38.0%)、「専門用語が多くて難しい」(32.3%)という項目が入りました。そもそもどうやって始めたらいいのか、本当にお金が増えるのかといった漠然とした不安を抱えている人が多いことがうかがえます。
「投資や資産運用が親にばれたら怒られそう」と考える人も
また「周りに相談できる人がいない」という意見もあるので、身近な存在である親に投資や資産運用について相談できる若年層が少ないのかもしれません。一方で「親にばれたら怒られそう」という意見からは、投資や資産運用を遊びやギャンブルのように見なす親の考え方が想像できます。
さらに調査では2022年4月から始まる金融授業に関連して、自分が高校生だった場合に知りたいお金のことについても聞きました。すると「税金の仕組み」「金利の仕組み」「お金の増やし方」「投資の基礎知識」が上位に。投資や資産運用をしていなくても生きていれば払うことになる税金のことや、お金にまつわる基礎的な知識全般を学びたいと思っている人は一定数いることがわかりました。
成人年齢の引き下げにより、これまで保護者の同意が必要だった金融関連サービスも18歳から同意なしで契約できるようになります。しかし今回の調査結果からは、投資や資産運用について親など周囲に相談しやすいと考える若年層が少ない現状が透けて見えました。
自由に使える1,000万円、どうやって増やす?ママたちの回答は
そんな中、ママスタコミュニティには「お金の増やし方」についてこんな質問が。
『もし自由に使えるお金が1,000万円あったら、みんなは何して増やす? 普通に貯金? 定期? それとも投資とか?』
この投稿に対してさまざまな意見が寄せられました。
『車を買って住宅ローンの繰上げ返済をする』
『株をやる勇気はないから、積み立てNISAとジュニアNISAに入れる』
『800万資産運用に回して残り200万は好きなように使う』
『とりあえずNISAを家族全員分、限度額いっぱいにする。あとは株。株の売買で増やすというより、株主優待と配当で安定的に運用したい』
『8割投資、残りは貯金かな』
「投資や資産運用は難しそうだからとにかく貯金をする」というママもいれば、「さらに増やすために、投資資金として株やNISAを使う」、「残っている車や住宅ローンの支払いを済ませる」というママなどさまざまな回答がありました。
お金の増やし方や税金の仕組みといった金融経済教育は、家庭内でも積極的にやっていくことで、子どもの金融リテラシーがさらに向上し、お金に関するリスク回避にもつなげることができるのではないでしょうか。子どもに金融リテラシーを身に付けさせたいママは、まずは自分自身も投資や税金などについて知識を深め、子どもと一緒に学んでいくといいかもしれませんね。
文・AKI 編集・山内ウェンディ イラスト・むらみ
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