<価値観の違い>学生バイトがLINEで謝罪をしたら、昭和生まれの人が怒った!直接謝るべきだった?
ママスタコミュニティに「昭和生まれの方!」と、世代限定で質問を投げかけるトピックがありました。昭和時代は長いため、同じ昭和生まれでも高齢の方から30代前半まで幅広い世代がいます。
「謝罪なら電話すべき!」が、昭和生まれの価値観?
『昭和生まれの方、LINEで謝罪はナシですか? 学生バイトの子たちの仕事が雑だったので、職場の人がメモで注意をしたそうです。その後バイトの子たちからLINEで謝罪が来ましたが、それが気に入らなかったようでさらに怒っていました。「謝罪するなら、電話しろ!」ということみたい』
投稿者さんの職場で学生バイトの子たちに注意したのが、”昭和生まれ”の人ということですね。メモで注意をしたのは、勤務時間が違うためだとか。学生さんたちとはシフトが違うパートさん、というところでしょうか。職場のグループLINEがあるそうで、謝罪メッセージはそこに送られたようです。投稿者さんは大人世代と若いイマドキの世代の、価値観について知りたいのでしょう。
集まったコメントを見ても、感じ方はそれぞれです。その職場の方のように、「絶対にナシ!」という意見もありました。
『電話もありえない。直接会って謝罪するのが道義では? 仕事の欠勤の連絡とかも、LINEなんて論外』
『なんでもかんでもLINEで済ますなよ』
物心ついた頃から当たり前にケータイがあったであろう、イマドキの子たち。たいていの用事をLINEで済ませているのかもしれません。今回「ナシ!」とコメントをくれたなかには、そうした態度を「誠意が感じられない」と常日頃から不満に思っていそうな方もいました。
世代は無関係?多かった「LINEで謝罪はアリ」の回答
しかし今回集まったコメントでの多数派は、「LINEでの謝罪はアリ」という意見です。「ナシ」という回答が約27%だったのに対し、「アリ」は約73%。つまり、ほとんどの人はLINEでの謝罪を問題なしと考えていました。
『電話に出るのは面倒くさい。暇じゃないんですよ。LINEで謝ってくれたら十分』
『やり取りの詳細が残るから、LINEやメールのほうがいいと思う』
かつての連絡手段が電話がメインだったのかもしれませんが、今はメールもLINEなどのSNSもあります。便利なツールにすっかり慣れてしまい、電話を面倒と感じる人も少なくなさそうです。「アリ」と意見してくれたなかには、アラフィフの方もちらほらいました。やはり世代よりも、その人自身の考え方のほうが大きいようです。
『本音はナシ。私の時代の人なら、やっぱり誠意を感じないな。でも若い子は違うだろうから、LINEでも怒ったりはしない。同じおばさんなら「直接謝れ」ってなるけど』
相手の世代に合わせた謝罪方法がある、という意見です。相手がどういう価値観かわからないのなら、まずは世代から推察するという方法もありそうです。
時と場合によるけれど、今回のケースならLINEはアリ!
「アリ」と回答した理由で多かったのが、こちらの意見です。
『仕事が雑なことに対する、注意でしょ? 「今度から気をつけてね」が伝われば、それでいいじゃん』
今回のケースは、仕事が雑だったことでその人に迷惑をかけたのでしょう。その程度なら、LINEでの謝罪で十分というわけです。逆に直接謝ったほうがよい例として、「ミスでお客様に迷惑をかけ、尻拭いしてもらった」「相手にケガをさせた」などが挙がりました。内容によって謝罪方法も違ってくるということです。
そして多くの「アリ」派が指摘したのは、注意をした職場の人がそれをメモで伝えたという点です。
『それほど大事なことなら注意するほうもメモじゃなく、電話や対面で注意するべき』
『注意はメモでいいのに、謝罪は電話とか……意味わからん。スタンプ1個で返されたら、ちょっとイラッとはするけど』
メモで注意をしたのは、勤務時間が違うからだそうです。直接会うのが難しいから、書いて残したわけですね。対面するのが難しいという前提があるのなら、謝罪が間接的になってしまうのも仕方がないのでは……?
『それを言うなら、注意する側がちゃんとしていないとダメだよね。学生バイトの子たちを育てるのは、働いている側だし』
注意をした人も、学生さんたちと同じパートだったかもしれません。しかし長く働いているのであれば、新人への指導も仕事のなかに含まれていそうです。
それぞれの価値観の溝を埋めるために、どうする?
価値観に違いはありますが、少しでもその溝を埋めるためにはどうすればよいのでしょう?
『LINEでいいとは思うけど、顔を合わせたときに「LINEで一度謝っているから、いいや」と、知らんぷりするのはなし。会ったときにもう一度直接謝る』
どこかですれ違ったときに学生の子たちがもう一度口頭で謝れば、より丁寧ですね。他にも「LINEを送ったときにひと言”LINEで失礼します”とかあったら、さらによかったのでは?」という提案もありました。
注意をした方へのアドバイスもあります。
『”メモで注意”と言うけど、そんなのは注意ではない。伝言でしょ? それなのに注意したつもりになって謝罪を求めるなんて、指導の仕方が間違っている』
メモに書いたのは”注意”ではなく、”伝言”という指摘です。
『これは複数人への注意なんだから、グループLINEにメッセージを入れて、問題点として共有したほうがよかったね』
そもそも職場のグループLINEは、そうしたときのためにあるのでは? 誰でもうっかりやってしまいがちなミスであれば、全員で共有するのが一番ですよね。
ただでさえ人によって違う、価値観。世代が違えば、それはなおさらです。今回のことは注意した職場の人も、学生バイトの子たちも、どちらも少しずつ配慮に欠けていたのかもしれません。投稿者さんがどの世代かわかりませんが、次からは双方の橋渡しをしてあげてはいかがでしょう? 職場の雰囲気がよくなれば、ご自身もきっと働きやすくなるはずですよ。
文・鈴木麻子 編集・秋澄乃 イラスト・春野さくら
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