LINEのマナーを教えて!はじめに挨拶文は必要?不要?
ママ友や家族などに連絡するときや、学校との連絡手段としても使われることが増えてきたLINE。みなさんはメッセージのあたまで「おはようございます」や「こんにちは」など挨拶をするようにしていますか?
『どうしてLINEに「おはようございます」「こんばんは」などを入れるの? 必要ないよね?』
ママスタコミュニティに投稿者してくれたこのママは、まず挨拶文を書くことに疑問を感じているようですね。チャット感覚と思えば、メッセージを送信するたびに挨拶をするのではなく、いきなり本題でも問題ないのでは? というお考えなのでしょう。一方でまずは挨拶文からという方も少なくないようです。
LINEとはいえ挨拶文は入れています
『え? 普通入れないの? グループLINEで、切り出す人が入れているけれど』
『私は入れちゃう。おばさんです(笑)。「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「お疲れ様です」など』
グループを作って複数の人がメッセージを送り合うときには、最初の発信者がまず挨拶をすることが多いという体験談が届きました。気軽にメッセージを送ることのできるLINEだけれど、手紙と似たような感覚を持っている人もいるのかもしれませんね。筆者もグループLINEで自分が最初にメッセージの送り手になるときには「おはようございます」などと記すようにしています。
はじめに挨拶文を書くようにしている人はなぜそうしているの?
直接人と会うのと同じ、ごく普通のことだから
『友達、家族、ママ友、きょうだい、全部に入れる。挨拶は大事だよ』
『私……、入れている(笑)。親しき中にも礼儀ありだと思っていたから、挨拶から入るのが当たり前だと思ってた』
いくら気心がしれている相手でも最初の挨拶文は忘れないほど、ごく普通のことだという人もいます。直接人と会えば、まずは挨拶をしますよね。それと同じということでしょう。たしかにLINEでのやり取りとリアルなやり取りを区別する必要はないかもしれません。
顔が見えないからこそ最低限のマナーは必要かもしれない
『入れない人は、最低限の礼儀を知らない育ちが悪い人と思っているし、自分がそう見られたくないから』
『習慣になってる相手への、最低限の礼儀かな?』
『顔が見えないぶん、礼儀正しくなるのよ』
互いの表情が見えない、テンションがわからないこそ、ちょっとしたことで関係をこじらせる可能性も秘めているのがLINEでのやり取りではないでしょうか。だからこそいっそうきちんとした挨拶文が大切になるのかもしれません。
よーいドンの合図みたいなものです
『いきなり本題から入るのは気まずくない?』
『ここから会話が始まりますという合図みたいなものね』
最初に挨拶文を入れるのは、「話の切り出し」として使っているからという意見もあります。直接の会話でもまずは挨拶から始め、次にアイスブレイクで緊張をほぐすといった段階をふむと、その後本題に入りやすくなったり、会話が盛り上がったりするようなことがあります。LINEの冒頭に書かれる挨拶文もなにかの「きっかけ」となり得そうですよね。
臨機応変にしている。とくにママ友には職場の同僚と同じで挨拶が欠かせないという人も
『友達には入れない。ママ友は同僚と同じ位置関係だから入れる』
『友達とか親しい人には挨拶なしでLINEをするけれど、子どもの保護者のグループLINEにはできない』
『関係性によらない? 頻繁に連絡する仲がいい人には本題から入るけれど、親しい友達というわけではないグループLINEや、久しぶりの人とか仕事関係で挨拶から入らないのは、なんか自分が落ち着かない』
『親しい友達でも挨拶はするなー。家族くらいかな、本題や要件をいきなり入れるのは』
家族や日常的に頻繁にLINEでメッセージを送っている相手には、挨拶文抜きでいきなり本題に入っても、自然に受け入れてもらえる感じがありますよね。けれどもあまり親しくない人や仕事関係者などに対しては、失礼があってはいけないと思って挨拶文を入れたくなるものかもしれません。同じ意味合いで、子どもが身を置く環境に関わるママ友は円滑な関係をキープしたい相手。まずは挨拶からというのが安心なのではないでしょうか。筆者も家族やきょうだいには挨拶文は入れませんが、子どもの学校関係や仕事関係の人には挨拶文を入れるというふうに文面を変えるようにしています。
人付き合いを考えると相手によって使い分けるのがベター!?
『自分がどうして? と思っていても、世間一般的には挨拶と同じ。挨拶ぐらいはできないと、子どもの親として恥をかくよ。親しい仲ならいいけれど、これから保護者同士の関わりは増えてくるからね』
学校関係者やママ友などLINEのやり取りをする相手のなかにはさまざまな考えの人がいるものです。厳しい考え方をする人であれば、挨拶なしのメッセージを不快に感じるかもしれませんし、送り手のことを「礼儀がない人」と認定してしまうかもしれません。それがもとで付き合いに支障が出てしまう可能性もあります。堅苦しくしたくないなど、LINEに挨拶文を入れることにためらいを感じてしまうのもわかりますが、「ときには必要」と考えてみてはいかがでしょうか?
文・こもも 編集・blackcat イラスト・Ponko