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<甘い親でしょうか>【前編】おばあちゃんが買ったランドセルの、色が気に入らない娘。新調すべき?

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小学生の代名詞のひとつであるランドセル。お子さんたちがランドセルを背負って学校に向かう姿はとても微笑ましいものですよね。しかし今回は、そんな幸せの象徴とも言えそうなランドセルがトラブルの元になってしまったようですよ。

『小2の娘が使っているランドセルは、年長のときにおばあちゃんが選んで送ってきてくれたものです。届いたときは大喜びでした。でも実際に学校に行きだして友だちのランドセルを見たら「自分も選びたかった」と。おばあちゃんが送ってきたのはこげ茶。娘は赤が欲しいらしいです。娘の気持ちもわかるし買い直してあげたいと思うけど、甘いでしょうか。おばあちゃんにも悪いかな』

小学校2年生の娘さんを持つ投稿者さん。娘さんがまだ幼稚園生のときに、おばあちゃんが気を利かせてこげ茶のランドセルをプレゼントしてくれました。ランドセルが届いたときには大喜びをした娘さんでしたが、年齢が上がるにつれて「違う色のランドセルがよかった」と思うようになったのだそう。悲しそうにしている娘さんを見ると「買い直してあげたい」という気持ちがこみあげる投稿者さん。しかしランドセルは決して安いものではないことや、おばあちゃんの気持ちを考えると簡単には踏み切れないようですね。

そもそもなぜこげ茶のランドセルなの?

投稿者さんの話を聞いて、ママたちからはある疑問が湧きあがりました。

『おばあちゃん、孫と一緒に選ぶって考えはなかったのかな? 遠方ならお金だけ送るとか』

『おばあちゃんは好みの色を押し付けてきたの? それとも娘さんが最初は「こげ茶がいい」と言ったの?』

根本的な疑問として、おばあちゃんはどうしてこげ茶のランドセルを送ってきたのでしょうか? 何かおばあちゃんなりの理由があるのかもしれませんね。これに対して投稿者さんが回答をしてくれました。

『色はおばあちゃんセレクト。「こげ茶は飽きが来ずおしゃれ」と店員におすすめされたそう。娘は1年生のときは交通安全のカバーを付けてたからあまり気にならなかったみたい。2年生になってお友だちのかわいい色が羨ましくなったんだって』

こげ茶のランドセルは娘さんの希望ではなく、おばあちゃんが店員さんにすすめられて選んだようです。たしかにこげ茶のような落ち着いた色は飽きがきにくい色ではありますし、ランドセル売り場の店員さんにおすすめされたら思わず買ってしまうかもしれませんね。おばあちゃんはおばあちゃんなりに孫のことを考えてプレゼントしたのでしょう。しかし娘さんの「かわいい色がよかった、自分で色を選びたかった」という考えもよくわかります。

孫の好みを聞いてから買うべきだったかも……

おばあちゃんは孫の好みをリサーチしてからプレゼントするべきだったと考えるママたちもいました。

『おばあちゃんが選んだんだね。気持ちは嬉しいけど好みもあるし、子どもの気持ちも考えて欲しかったなとは思う』

『祖父母ってなんで勝手に買う人がいるんだろうね。友だちも「双方の親が突然送ってきてランドセルが2つもある」って言ってた』

『おばあちゃんセンスのこげ茶はかわいいけど、娘さんは自分で選びたかったよね。なぜこんなことになったんだろう』

孫の好みを聞くこともなくランドセルを選んでしまったおばあちゃんの行動を「やや勇み足だった」と評価する方たちも。ママたちの話を聞いてみると、ランドセルを突然送ってくるおじいちゃんやおばあちゃんたちは少なくないようです……。きっとおばあちゃんとしてはサプライズのプレゼントをして、孫の喜ぶ様子を見たかったのでしょう。購入する前に使用する本人の好みをしっかりと聞いてくれていれば、今回のトラブルは避けられたかもしれませんね。

好みじゃないものを使うのは意外とストレス

ママたちからは娘さんの気持ちに寄り添うようなコメントも集まりました。

『自分で最初から茶色を選んだわけではないなら、それを6年間使えというのは可哀想すぎるよ。大人だって気に入ったものじゃないと使う気にはなれないよ』

『私は中学の鞄が嫌だった。すごく高級だったんだけど、革で重くて臭いも気になった。友だちのは軽くて羨ましかった』

『私も半年ほど前に旦那から誕生日プレゼントに渋い緑のバッグをもらった。お店の人と相談しながら買ったみたい。気持ちは嬉しいけど好みの色じゃなくて、でも使ってないと悪いかと思って渋々通勤で毎日使っているよ。だから娘さんの気持ちがわかってしまう』

気に入ったものを身に着けているだけで気持ちが前向きになるという経験は、誰しもあるのではないでしょうか。逆に好みではない物を持つのはなんとなく気が進まないこともありますよね。大人でも持ち物によって気持ちが左右されることもありますので、幼いお子さんならばなおさらその気持ちが強くなってしまうかもしれません。ランドセルは小学校に通う6年間、ほぼ毎日使うものです。学校に行くたびになんとなくストレスを感じてしまうのは、ちょっぴり可哀想ですね。

娘さんから「違うランドセルが欲しかった」と言われて、新しい物を買うべきかどうかで悩んでいる投稿者さん。娘さんが自分で選んだものではないからこそ、またおばあちゃんの善意を理解しているからこそ迷ってしまったのでしょう。少しでも楽しい気持ちで小学校生活を送ってほしいという親心の現れともいえるお悩みでした。

もしあなたがこの状況になったならば、ランドセルは買い直しますか?

後編へ続く。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・んぎまむ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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