いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<何事も経験>【後編】おばあちゃんが買ったランドセルの、色が気に入らない娘。新調すべき?

040_小学校_んぎまむ
前回からの続き。小2の娘さんを持つ投稿者さんは、ある日「ランドセルの色が嫌!自分で選びたかった」と泣きつかれてしまいます。そのランドセルは年長さんのときにおばあちゃんがサプライズでプレゼントをしてくれたもので、色はこげ茶。「長く使えるから」と店員さんにすすめられ、おばあちゃんはこげ茶を選んだようです。小1のときは交通安全のカバーを付けていたため気にならなかったものの、小2になってお友だちのかわいい色が羨ましくなってしまった娘さん。ちなみに娘さんは赤いランドセルが欲しかったそうで、投稿者さんは「小学校6年間毎日使うものだから」と買い替えも視野に入れています。ママスタコミュニティのママたちは、ランドセルを買い換えることについてどのように考えているのでしょうか?

娘さん自身が納得のいくものを買ってあげて

悩める投稿者さんの背中を押すような意見が寄せられました。

『私だったら買い直す。子ども自身が毎日使うものだし、子どもが気に入ったものがいいかなと思う』

『そりゃ小2なら可愛い色がいいよね。自分の好みの色のほうがいいんじゃないかな。買ってあげたら? こげ茶なら高学年になったらまた使うかもしれないし』

『子どもが自分で選んだなら改めて買わないけど、勝手に送られてきたものだしね。毎日使うんだし、嫌だと思いながら学校に行って欲しくない』

『小さい子の意欲って小さなことで発揮されるものでしょう? ランドセルの色ひとつでも学校生活が楽しくなったり勉強へのやる気が出たりするもの。はっきり嫌だと言っているランドセルを背負って学校に行くってやる気が失せるんじゃないかな』

「新しいランドセルを買ってあげるべき!」と主張するママたち。当然のことですが、ランドセルを使うのは娘さんです。だからこそ娘さん自身が満足できるものを選ぶべきだと考えているのでしょう。気に入ったランドセルが見つかったら小学校に通うのがより楽しみになるかもしれません。また高学年になればおばあちゃんが買ってくれたシックなこげ茶のランドセルを使いたくなる日が来る可能性もあります。その日がくるまで今のランドセルは大切に取っておくのがいいのではないでしょうか。

簡単に買うべきものではないのでは?

一方で「ランドセルを買ってあげるべき」との意見に、首をかしげるママたちも現れました。

『壊れちゃったわけじゃないんでしょう? ランドセルが可哀想だわ。物を大事にしないと』

『選びたかったんじゃなくて、今は赤が欲しくて仕方ないだけかもしれないよ。周りに赤の子が多いんじゃない? こういう経験も我慢も大事だと思うけどな』

『成長するうちに好みはコロコロ変わりますよ。うちの娘は親が選んだ赤のランドセル。途中「ピンク、水色が良かったな~」というのを通過して、高学年の今は「こげ茶かキャメルがオシャレ」と言ってるよ。一過性のものだから振り回されないようにね』

「6年間使い続けるものは自分で選びたかった」という娘さんの気持ちはもちろん理解できます。しかし「こげ茶のランドセルは嫌」という気持ちは一過性かもしれない、というママたちの意見もまた的を射ているのかもしれません。簡単に買い与えないことで「物を大切にできる子に育ってほしい」という親心もよくわかりますね。ランドセルはあまり買い替えるものではないからこその意見ではないでしょうか。

買い換えなくても好みのランドセルにする方法!?

「買ってあげるべき」「簡単に買い替えるべきではない」と、どちらの意見も頷けます。どちらの意見も取り入れながら娘さんを笑顔にできる打開策は何かあるでしょうか?

『高学年になったらこげ茶のほうが好きになるかもしれないよ。だから今はランドセルカバーで気分を変えてあげるのがいいんじゃないかな』

『ランドセル自体は買い直さない。今はカバーもいろいろとあるから、カバーを選ばせて気分を変えさせてみよう』

『嫌だから買いなおすということを一度でも許しちゃうと、また「嫌なら買いなおしてもらえる」と思われそう』

ママたちが提案してくれたのは……ランドセルカバーの購入! ランドセル自体ではなく好みのカバーを買ってあげることで楽しい気分を取り戻せるのではないでしょうか。「シックなこげ茶がいい」と思うようになれば、カバーを取って使うこともできますよね。いろいろな色や柄はもちろんのこと、キャラクターものまであるので選ぶのも楽しいかもしれません。

「赤いランドセルがよかった」と訴える娘さんを目の前にして、買い換えるべきかと悩んでしまった投稿者さん。おばあちゃんが選んだこげ茶のランドセルはもちろん素敵ですが、娘さんの「自分で選びたかった」という気持ちも親としてはよく理解できるものですよね。娘さんがこげ茶のランドセルの魅力に気付くまではカバーを使って楽しむ方法はいかがでしょうか? 娘さんがこげ茶のランドセルを好んで使うようになったら、「おばあちゃんが言った通り長く使えているよ」とおばあちゃんにひと言感謝の気持ちを伝えるのもいいかもしれませんね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・んぎまむ

【つぎ】の記事:<いらない捨てたい>【前編】義父母がお古のベビーグッズを押し付けてくる。初めての赤ちゃんなのに!

motteの記事一覧ページ

関連記事

<甘い親でしょうか>【前編】おばあちゃんが買ったランドセルの、色が気に入らない娘。新調すべき?
小学生の代名詞のひとつであるランドセル。お子さんたちがランドセルを背負って学校に向かう姿はとても微笑ましいものですよね。しかし今回は、そんな幸せの象徴とも言えそうなランドセルがトラブルの元になって...
「ランドセルの色、もう決めた?」人に聞いても自分は答えないミステリー。質問に隠された秘密とは
「天使のはね」ランドセルで知られる大手メーカー「株式会社セイバン」によれば、ランドセル商戦は年々前倒し傾向にあるそうです。5月はお盆に次ぐ、第2の需要期になっているのだとか。 今年度の年長さん保...
私の息子が選んだランドセルの色にケチをつけてくる無神経なママ友
「どうしてこの人、こんなに無神経なんだろう」と驚いた経験はありませんか? 「これを言うと相手が傷つくと思わないのかな」、「どんな意図で発言しているんだろう」と悩んでしまうような経験があるママさんも...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
2年生 ランドセル買い直す?