妊娠中の不安からくる突然の孤独感。里帰り出産もせず頼る人もいない状態でも大丈夫なもの?
妊娠・出産・育児のなかで、何かにつけ孤独を感じることはありませんか? わけもわからないまま不安や孤独にさいなまれ、苦しい思いをしているママもいるかもしれません。何が原因なのかわからなかったり、考えても仕方のないことだったりするなど、不安や孤独を感じる理由はさまざまではないでしょうか。
『何年も妊娠を心待ちにしていたのですが、いざ妊娠してみると、謎の孤独感が増してしまいました。里帰りしないと決めたものの、周りに頼れる人が姉しかおらず、本当に大丈夫かどうか不安な気持ちです』
里帰り出産をおこなわないと決めたものの、誰にも助けを借りられないかもしれないという不安から、突然孤独感に襲われてしまった投稿者さん。不安を少しでも解消できれば、芽生えてしまった孤独感も少しは解消できるのでしょうか。
里帰り出産をしないと決めた理由
『私の両親は車で40分ほどの所に住んでいます。母は専業主婦なので何かあったときに助けてもらえそうですが、毒親と認識しているので極力関わりたくないんです。ここ数年はほぼ連絡を取り合っていないし会ってもいません。
義両親は県外に住んでいて、うちからは車で1時間半ほどの距離です。義両親ともに還暦で、現在は老後の生活を楽しんでいるようです。義両親が1番頼れそうだけど同居を断った手前頼りづらくて……。
妊娠をしたことは、まだ両親・義両親には報告していません。ですが里帰り出産はしない・できないと夫婦で判断したので、地元の産院で分娩予約をしました』
さまざまな事情により、里帰り出産をしないと決断するママも少なくはないでしょう。投稿者さんもご夫婦で考えた結果、里帰り出産という選択肢は選ばず、住んでいるエリアの産院で分娩予約をおこなったのだそうです。
『近くに住む姉は仕事をしており、子どももまだ未就学児です。でも「助けるよ!」「家に来てくれていいよ!」と言ってくれているものの頼りづらくて……』
頼りにできそうなお姉さんが近くにいるけれど、お姉さんの生活を考えるとどうしても遠慮をしてしまう投稿者さん。しかしそのせいでますます孤独感を抱えてしまっているのではないでしょうか。あまり気負わずに、お姉さんに「助けて」と言えたらきっと楽になれそうなのに、なかなかそうはいかないのかもしれませんね。
続々と届く先輩ママたちの体験談
『私は両親ともにいないし、旦那の母親も働いているから1人目も2人目も夫婦だけで乗り切ったよ。旦那は入院中だけ仕事を休んでくれて、退院後は自分で家事育児をやったけど何とかなった。お姉さんがいるならまだ心強いと思う』
『母子ともに健康な状態で1人目なら里帰りなしで余裕だよ。上の子がいなかったらすべて赤ちゃんのペースですごせるから大丈夫だよ~』
『両親との関係は良好だったけど里帰りはしなかったよ! 全然いける。なんとかなる。私の周りも里帰り出産をしなかった人が多いけど、みんななんとかなっているから大丈夫だよ』
里帰り出産をせずに産後を乗り越えたママたちからは、頼もしい体験談が続々と寄せられました。産前・産後のママの体調や、赤ちゃんの様子・性格次第にもよるようですが、里帰り出産をしなくてもやり方次第で乗り越えることは可能なようです。
何が不安なのかを具体的に考えてみよう
『何を頼りたいの? 夫婦2人で協力をし合って自分らでできることをしていけばいいんだよ。今はネットでも調べられるし、買い物もネットでできる時代だよ』
『頼る人がいようといまいと、なんとかしなきゃならないときにはやるしかない。不安がっていてもどうにもならない。事前にできることをしておくだけだよ。「困ったときにはここに連絡!」みたいなリストを作っておくとかね』
漠然とした不安に襲われている状態が続くとツライですよね。不安を解消するためにも不安に感じる原因を具体的に考え、片っ端からリストアップしてみてはいかがでしょう。不安になっている原因を具体的にすることで、解決策も見えてくるかもしれません。
産後のママを助けるサポートについて確認しておこう
「産後はワンオペになるかもしれない」、「ひとりで不慣れな赤ちゃんのお世話ができるのか自信がない」。こういった同じような悩みを抱えているプレママさんたちに向け、ママたちから寄せられた「産後のママを助けてくれるアドバイス」を紹介してみましょう。
買い物はネットスーパーや宅配などを利用する
『食事は旦那さんがいるときにまとめて作っておいて、小分けにして冷凍に。冷凍食品の買いだめでもなんとかなる』
『食事は宅配でも何でも使って!』
『ご飯は今のご時世、宅配弁当がいっぱいあるし、食材宅配サービスとかもある。ネット通販で何でも買えるからなんとかなるよ。料理しないなら生ゴミも少ないし1週間くらい溜まってもゴミ捨ては余裕』
個人宅配やネットスーパー、電子レンジで温めるだけで1食分の献立が完成するサービスなど、自分にあったものをどんどん利用してしまいましょう。最初のうちは料理すらしなくてもいいようにしておけば、ママの体力温存ができるだけでなく、「ご飯どうしよう」と悩むストレスからも開放されますね。食費は少しかさんでしまうかもしれませんが、赤ちゃんとの生活に慣れるまでと割り切ることも必要かもしれません。
行政や民間のサービスを徹底的に活用する
『ファミサポや民間のシッターさんは利用できそうですか? 私はふたり目を妊娠中なんだけど、親は他界しているし、義実家は遠方だから、いろいろなサービスを利用しまくるつもり。お金は掛かるけど必要経費ってことで』
『自治体の子育て支援を担当している課に相談してみて。頼れる内容は自治体によって全然違うけど、保健師さんは必ずいるから。あとファミサポも利用できるかどうかとかも確認してみて! とにかくまずは公的支援を頼ること。使える支援をどんどん利用すればなんとかなるさ!』
『家事や育児を完璧にしようとしないこと。ネットスーパーとか食材・食事の宅配利用、ファミサポやスポット利用ができる派遣ハウスキーパーの会社に登録しておくとかね』
お住まいのエリアの自治体が、どのような子育てサポートを行っているのかを確認してみてください。ママの声にもあるように、補助や支援の内容は自治体によってかなり違いがあるようです。ですからネットなどの情報だけに頼らず、体調が良ければ直接足を運んでみたり、電話で話を聞いてみたりするといいでしょう。
民間のシッターさんやハウスキーパーさんなども、いざというときのために登録だけできるところがあればしておくと、気持ち的に安心感が得られそうです。
不安や孤独に負けそうになったらママスタへおいで
『私も訳あって親に頼れなかったから、1人目も2人目も私ひとりだったけどどうにかなったよ。でもキャパシティって人それぞれだから、「あなたも大丈夫!」「どうにかなる!」とは言えないなあって思った。人の子と自分の子は違うし、いくら赤ちゃんをお世話したことがあっても産むのははじめてだから不安になって当たり前だよ。そうやって強くなるんだろうし。何かあったら今回みたいにママスタに来たらいいじゃん。いろいろな人がいるけど、優しい人も多いから』
産前・産後の困りごとを解決する手段は、探せばたくさん出てくるかもしれません。しかし孤独や不安を抱えたツライ状況から抜け出すためには、誰かとつながることが重要な鍵を握っていそうです。
周囲に頼れる人がいない、話ができる友だちもいない。考えはじめると世界で自分はたったひとりなのではと悲しくなってしまいそうですよね。そのようなときはママの声にもあるように、ママスタをはじめとするネットのなかで話をしてみてもいいのではないでしょうか。
不安や孤独を抱えてひとりで悩まず、問題解決への情報収集や、息抜きができる場所を見つけて、みんなと一緒に子育てを頑張りましょう!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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