子どもの悩みを聞いてあげられなかったママ。子どもとタイミングが合わない場合はどうすればいいの?
子どもが悩みを抱えていても、なかなか親に言い出せないこともあるでしょう。親としても話を聞けるタイミングが子どもと噛み合わない場合もあるようです。あるママさんからママスタコミュニティにこんな相談がありました。
『小2の息子が学校から帰ってきて、グダグダしていました。様子が変で八つ当たりもしてくるので、嫌なことがあったんだろうなと思います。でも聞いても「何もない」と言うばかり。でも夕飯やお風呂と忙しいタイミングで急に、「俺、友達がいなくなった」と。「急に言うなよ」とものすごくイライラしてしまいました。こっちが話を聞きたいときと息子が話したいタイミングが合いません。「そうやって空気が読めないから友達がいなくなるんじゃないの」と言ってしまった……』
小学2年生の息子さんがママさんに友達のことで相談をしたかったようですが、タイミングが悪くイライラしてしまったそうです。しかも息子さんにとってキツイことも言ってしまったようで、このような場合、どう対処していけばいいのでしょうか。ママたちがどう考えているのか、早速コメントを紹介していきます。
せっかく話してくれたのにイライラ……。他のママたちの反応は?
『うちにも小2の子どもがいる。普段から毎日イライラさせられているから、ママさんの気持ちはわかる。心配だけれど、イライラしちゃうよね』
『ママさんが子どもに言ったことはちょっとひどいと思うけれど、本当に余裕がなかったりしたらそうなってしまうのも仕方ないのかなと思う。忙しいときは気持ちに余裕がなくなるから』
夕ご飯の準備などがあってバタバタしているときに、子どもがはっきりしない態度をとってイライラしてしまう気持ちを理解してくれるママもいます。この日だけではなく、日常的にこのようなことがあれば、ママさんとしても「同じことの繰り返し」と思って、余計にイライラしてしまうのかもしれません。一方で反対の意見も寄せられました。
『くだらない話なら「ちょっと後にしてー!」と言っちゃうけれど、そんな心配なことは何をしていても手を止めてちゃんと聞くわ。心配すぎて家事なんて手につかない』
『世間話程度ならそれでOKだと思う。でも今回は家事の手を休めて話を聞くべき事案じゃないかな? 私が子どもだったら、後回しにするお母さんは僕の心配より家事が優先なんだ、他の兄弟の方が大事なんだと思う。そしてもう母に悩みの相談はしない』
ちょっとした世間話であれば、家事などを中断して聞かないという意見もありましたが、今回は友達の相談なので、悩みは深刻だったのでしょう。家事がストップしてしまったとしても、子どもの話を聞くべきだったとの厳しい意見もありました。
もしもわが子の場合だったらどう対応する?
時間を作って子どもの話をきちんと聞く
『うちの子も、こっちから聞くと強がって「何もない!」と言い切るよ。だけれど明らかに様子がおかしいから、時間をおいて遠回しで再び聞くと「実は……」と話してくれたりするよ』
『子どもの様子がいつもと違うなと、母親だとなんとなく気づくよね。私は2人になる時間を作ってそれとなく聞いてみるよ』
話を聞けるような雰囲気ではなければ、少し時間をおいて改めて話を聞く時間を作るのも一つの方法でしょう。子どもは強がって話をしてくれないこともありますが、ママが真剣に向き合うことで話そうと思うのではないでしょうか。
家事などを中断して2人になれる場所でゆっくりと話を聞く
『息子が3年のときに、似たようなことがあったなー。ご飯中に突然いじめられていると言ってきた。とりあえずご飯は中断。他の兄弟に聞かれないように別室に連れていって、膝の上に乗せて話を聞いた』
『別にご飯の時間が今日だけ遅くなっても全然いいじゃん。せっかく話そうとしてきたのだから、ちゃんと話を聞いてあげたらよかったのになと思うよ』
ご飯やお風呂の時間が遅くなってしまったとしても、子どもの話を聞くのが先と考えるママも少なくありません。もし他のきょうだいがいて話しにくいのならば、他の部屋に行って2人で話すのもいいですよね。今していることを中断して、子どもとしっかりと向き合うことも大切でしょう。
子どもは話しづらいのかもしれない。あえて手を止めないで聞く
『ママさんの気持ちはわかるよー。「今なの? このタイミングなの?」と思うときはある! でもうちの子、特に長男は何も言わないタイプだから、料理中だったら「ちょっと待って! お母さんの横で座って話して」とキッチンの椅子に座らせて作業しつつ聞いている。少しずつ話すから話し出したら手を止めて、顔見て話を聞く。また言葉に詰まったら「ゆっくりでいいよ、話せるようになったら教えて」と。正面向き合うと話しにくいタイプみたいだからこの方法。お風呂に入りながら聞くとか、手を止めなくても話は聞けるよ』
子どもの性格によっては、ママが「真剣に聞くから話して!」という雰囲気を出してしまうと、話しにくいと感じてしまうこともあるでしょう。コメントをくれたママの場合には、料理を作りながら子どもが話せるタイミングを待っていることもあるようです。またお風呂の時間など、リラックスできるときに子どもの話を聞くのもアリですね。
今後ママさんは子どもにどんな声掛けをしたらいい?
『とにかく話を聞いてあげて。「辛かったね……。頑張ったね……。言ってくれてありがとう」と言ってあげて』
『「お母さん、忙しくてイライラしていた。ごめんね」とちゃんとお子さんに伝えたら大丈夫よ』
今後ママさんができることとしては、やはりすぐに子どもの話を聞いてあげることでしょう。そのときには、「辛かったね」など子どもの気持ちに寄り添うような言葉をかけることで、子どもも「話してよかった」と思えるのではないでしょうか。
子どもが小さいうちから親に相談しやすい雰囲気づくりを
今回はママさんが子どもの話を聞くことができなかったのですが、この状況のままでいると「相談しても無駄」と思われてしまい、今後一切相談してくれなくなる可能性もあります。お子さんはまだ小学2年生ですから、悩みを抱えてしまうだけではなく、解決しようと思っても1人ではどうにもできないことがたくさんあるでしょう。どんなときでも相談ができる雰囲気や、普段からの親子関係を作っていくためにも、まずは子どもの話を聞いて「相談してもいいんだな」と子どもが思えるようにしていきたいですね。
文・こもも 編集・横内みか イラスト・Ponko
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