実母の料理が美味しくない……そのワケは?
“家庭の味”、“おふくろの味”ということばがあるくらいです、子どものころに食べたお母さんの手料理は、幸せを感じるほど美味しいものだったというママも少なくないでしょう。しかしあるママさんは、大人になって久しぶりにお母さんの料理を食べてみたところ……「あれ? なんだか美味しくない」と感じたそうです。
『昨日、20年以上ぶりにハンバーグを作ってくれて食べたけれども、不味い……。固くて、味も薄く結局私が手直しして食べられるようになった。以前はここまででもなかったのに、私が結婚してから14年間、ひとり暮らしで料理しなくなったせいかな? それとも年老いたから? 皆さんのお母さんは変わりないですか?』
お母さんの料理の腕が落ちたのは長いことひとり暮らしだったからなのか、それとも年齢を重ねたからなのか……。皆さんのお母さんの料理の腕はどう? という質問に対して、ママスタコミュニティにはさまざまなコメントが寄せられました。
お母さんの料理の腕は変わった?
まずはみなさんのお母さんの料理の腕に変化があるのかないのかを見ていきましょう。
変わらず美味しい
『なぜかわからないが、同じように作っているはずなのに、60代のお母さんの料理のほうが美味しい』
『66歳の母。両親共に高血圧の薬飲んでるから塩分は昔より少ないけれど、塩分を減らしている変わりに昆布や花鰹からしっかり出汁を取るようになったから、和食系はさらに美味しくなった。和食以外でも塩分を減らす変わりに以前より香辛料や薬味使うから、これまで以上に美味しくなったと思う』
『70前半だけど、変わらずおいしい』
「年齢を重ねても、お母さんの料理は相変わらず美味しい」と答えてくれたママもいました。レシピを教えてもらって同じように作っても、なかなかお母さんの味を超えられないなど、「お母さんの料理はある種、永遠に自分の理想」という方もいるのではないでしょうか。
以前より美味しくない
『もともと料理好きではなかったけれど、作れば下手ではなかった。でも歳のせいもあるのかな、やっぱり味は落ちているし、ご飯作りがおっくうらしく、スーパーのお弁当やコンビニのおにぎりばかりだったから、1週間に1度作りおきを持って行ってあげている。80歳だから仕方ないね』
相談してくれたママさんと同じように、お母さんの料理の腕が落ちているというコメントもありました。いったいなぜ料理の腕を落としてしまうお母さんがいるのでしょうか? 料理の腕が落ちる人と落ちない人の差はどこにあるのでしょう?
お母さんの料理の腕が落ちた原因を推測するコメント
お母さんの料理の腕が落ちた原因を推測するコメントも集まったのでみていきましょう。
ひとり暮らしが長いことや年齢が原因かも
『料理好きで料理上手な母だったけれど、やはり年とともに、手順、段取りや味付けがおかしくなってきているよ』
『野菜を切ることが面倒みたいで、野菜がデカい』
「誰かのために美味しく作ろう」と思うことが原動力になって、それが味を左右する場合があるのではないでしょうか。晩年ひとり暮らしになれば、作っても食べるのは自分だけ……。それで味にこだわらなくなったり、手間ひまかけなくなったりするうち、味自体が単調になってしまうなんてこともあるのかもしれません。
また視覚や聴覚ほど顕著ではないものの、加齢が味覚機能を低下させるという話もあります。事実、味覚に不安を持つ高齢者は増えているのだそうです。味は舌の表面にある味蕾(みらい)の中に多くある味細胞(みさいぼう)でキャッチされるのですが、この味細胞が再生されにくくなったり、働きが悪くなったりすると、味覚障害が起こるのだそうです。味細胞の再生には亜鉛が必要不可欠ですが、加齢によって吸収や消化機能が衰えると、その亜鉛を体内に必要量、確保しておくことが困難になるからです。それにくわえて味の情報を処理する脳の機能が落ちれば、今度は味覚にゆがみが出てしまうことも……。
年齢を重ねることで足腰が弱くなり、台所で長いこと立ち仕事をすることが辛くなる人もいれば、老眼などで細かい作業がしにくくなる人もいることでしょう。ママスタコミュニティではこういったことをふまえて、料理の腕が落ちたのは加齢が原因ではと推測している方がいました。
ママさんたちの料理の腕が上達したからなのでは?
『わかるー! 昔はなんとも思わなかったけれど、美味しくない料理がいくつかある。ハンバーグはヤバい。もちろん母が作ったほうが美味しいものもあるけど。 私、料理上手になったんだなーって思うことにしている』
お母さんの料理の腕が落ちたとは思いたくなくて、ポジティブな発想をしているという声もありました。
今の時代はさまざまなレシピをスマホなどであっという間に調べることができますよね。調味料なども昔に比べると豊富なのではないでしょうか。子どものころより舌が肥え、今どきの味も知ってしまったために、実際はお母さんの料理の腕に変わりなくても「あのころほど美味しくない」と感じてしまうのかもしれませんね。
お母さんの料理の腕が落ちたと感じるのなら、今こそママさんの出番かもしれません。子どものころに感じた“母の手料理の愛”を、今度は“子どもの手料理の愛”としてお母さんに伝えてあげるのはいかがでしょうか。
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