子どもが好きなことを制限してしまう……。制限の中で育った子どもが成長するとどうなる?親の役割を考える
子どもが宿題や手伝いをせずに好きなことばかりしているとママはイライラしてしまうでしょう。先に大事なことをしちゃいなさい! とついつい言ってしまうこともあるかもしれませんね。注意の度がすぎてしまい「もうダメよ!」と子どもの好きなことを制限してしまうことはありませんか? ママスタコミュニティには幼いころから親に自分の好きなことを制限されていた、と話す方からこんな投稿が来ています。
『高校まで
・アニメ禁止
・漫画禁止
・民放禁止・ゲーム禁止
・バラエティ番組禁止
・歌番組禁止
・FB以外のSNS禁止
だったけれど成人しても影響している。同級生と話が合わなくて社会からの隔絶感がすごいし、数十年の差は取り返しがつかない。保護者の皆様、子どもを制限してもいいことはないです』
子どものころ、あれこれ制限していると成人してから反動がきて逆効果!
『最近事件起こしてるおっさん達も小さい頃の母親からの抑止が酷いね。好きなものは応援してあげたい』
『小さい時もそう。「おもちゃダメ、お菓子ダメ」これやっていると子どもが大きくなった時の反動は凄い』
『グレたり、カツアゲしたり成人してからはお金を使いまくる大人になる』
『ダメダメって生活ではなかったけど、幼い頃はおやつはせんべいや果物やきゅうり、飲み物は井戸水だった。ジュースはお祝いの時に飲むものだと思っていた。野菜と魚中心の健康的な食生活で育った私は今、ジャンクフード大好き。酒も毎日飲む。あー早くマック食べたい』
子どもがやるべきことや優先順位の高いことができていないのに遊びやゲームをしているとついつい禁止にしてしまいたくなりますよね。ですが禁止したからといってこちらの思惑通りに子どもが動くかといえばそうではないケースがあるのではないでしょうか。禁止や制限してしまうと大人になった時の反動が怖い! と考えるママの声が寄せられました。長い間我慢してきたぶん、成長して自分でお金を稼げるようになり自由を手に入れたときに、禁止されていたものにのめり込んでしまう可能性も考えられます。制限しすぎるのも子どもには良くないのかもしれませんね。
制限や禁止をされていても子どもはいつの間にか流行りのものを知っている
『若い頃って歌番組見なくても今流行っている曲っていつのまにか知っていたよね』
『パプリカ口ずさんでてビックリ。頑張って流行りについてけー(笑)とコッソリ応援』
子どものコミュニケーション力はすごいもので、親が制限していたにも関わらず、いつの間にか自分で情報を仕入れていることはありませんか? 制限しているわけでなくても、教えていないはずのことを知っていたり、家では観たことのないテレビ番組のことを話してきたり……。驚いた経験のある方もいるのではないでしょうか。子どもには幼稚園や学校、習い事など、親には介入できない社交場がありますよね。そこに通えばいろんな情報がおのずと耳に入ってくるのでしょう。完全に制限、禁止することは親が思っている以上に難しいことなのかもしれません。
やりすぎもやらなさすぎも良くない。なんでもほどほどに、を教えたい
『程々なんだよね。いい塩梅が分からない人はダメだよね』
『極端なケースはあまり参考にならないんだよね』
『禁止したって意味ないのにねー、私も見せたくないものはあるけど好きな事増やして他に熱もっていくようにしている』
日常生活に支障がでるほどのめり込んだり、夢中になったりするのは問題ですが、いろんなものに興味を持つというのも子ども本来の姿かもしれません。やりすぎない程度、ほどほどに楽しむことを教えてあげるのが親の役目なのではないでしょうか。
何が将来の夢につながるのかは誰にもわからない。見守るのも親の役割かも
親だからこそ、ついつい口出ししてしまうのは自然なことでしょう。でも子どもの可能性は無限大です。子どもが興味をもったことや好きなことから将来の夢や職業につながる可能性は大いにあるでしょう。制限や禁止をもうけすぎず、長い目で子どもの好きなことを見守るのも親の役割かもしれませんね。
文・子持ち鮎 編集・しのむ
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