自分の子のことをいつも下げて話す……謙遜が過ぎるママ友とどう付き合ったらいい?
子どもを通じて知り合ったママ友とは、幼い頃から長い年月のお付き合いになることもあるでしょう。しかし子どもが成長するにつれ、相手のママと会話が弾まなくなってきたと感じる人もいるようです。ママスタコミュニティにも、10年来のママ友と話すのが最近辛いという相談が寄せられていました。
『小さい頃から長い付き合いになるママ友なんだけど、とにかく自分の子どもを下げる。「うちの子、ダメなの」とか「アホなの」とか。
私はそのたびに「そんなことないよ」って言い続けてきました。でももう無理、付き合いをやめようと感じています。どうして自分の子どもを下げるようなことばかり言うのかな』
お互いの子どもはもう高校生。ママ友は会うたびに「うちの子、ダメなの」などと子どもを下げる発言をしてくるそうです。投稿者さんは毎回「そんなことないよ」とフォローするのに疲れてしまい、もう付き合いをやめたいと思っているそう。何かにつけて自分の子どもを下げて言う人は、あなたの身の回りにもいますか?
子どもを下げるママ友の発言、どう感じる?
わが子を褒められたときに、あえて「うちの子、ダメなの」などと言って謙遜するママもいることでしょう。しかし相手が聞いてもいないのにわが子を下げる発言を繰り返すのは、あまり良くないと感じる人が多いようです。トピックには相手ママの言動に対して「疲れそう」、「気をつかう」などと共感する声が集まっていました。付き合いの長いママ友であっても、あまりにネガティブな発言をされると聞いていて気持ちの良いものではないですね。
『「そんなことないよ~」と言ってもらって、相手に上げて欲しいとか? 面倒くさい人だね』
『わかるよ。自慢されるよりいい、という人もいるけどさ、いつもいつも謙遜ばかりの人は疲れるよ。そういう人って何話したらいいかわからない。愚痴を言いたいってこと? 』
『気持ちわかるな~。必要以上に子どもを悪く言う人は私も苦手。子どもが横にいるのに言ってる人はもっと苦手』
『毎回「そんなことないよ、良い子じゃん」って言わなきゃいけない気がして、それに疲れるよね』
『たまになら普通に対応するけど、しょっちゅうだと無理。基本的にネガティブな発言の多い人が嫌いなんだからだと思うけど疲れる。毎回毎回、聞く方に気をつかわせるのってどうなのかなって思う』
『謙遜と下げは別物だと思う。一緒にしてはいけないかな。「うちの子、出来が悪くてどうしようもない」って子どもを下げてる人いるけど、親がそう考えてるせいじゃんって思っちゃう』
ママ友が子どもを下げてきたときの対応は
必要以上に子どもを下げる発言があると、聞かされる方は返事に困ってしまうもの。ママたちはどのように対処しているのでしょうか?
『「いつも言ってるよねそれ(笑)」みたいな感じで会話を流してしまうのは?』
『謙遜されたら「そんな事ないよーうちもこんな事するよー」と返せばいいと思う。子どもの愚痴を話して盛り上がりたいだけなんだと思う』
『わが子を下げる言葉や自虐ネタを言う人は、突っ込まれたり、逆に上げる言葉を言われるのを待ってるというか期待してるだろうから。返事は「そんな事ないよ~! 頭良いよ~! この前も○○で……」とか、「いやいやそれは違うでしょ! ○○してるの見たよ! バカじゃできないよ!」とか』
『笑い話的な感じで言ってるんじゃない? 子どももそういうキャラというか……。ママ友も「うちもこの間さー」って軽い感じで笑ってるんじゃないかな。内容の受け止め方が自分とママ友とで違うこともあるかも』
ママたちによると、自分も子どもの愚痴を言ってしまう、相手の話を笑いとばすなど、軽い雰囲気に持っていくのが良いようです。同じような話を何度も聞かされていることを「いつも言ってるよね」と相手ママにそれとなく指摘する方法も。もし本人がネガティブな発言をする癖を自覚していないならば、それを機にやめようと思うかもしれませんね。
謙遜はさらっと流すのがおすすめ
相談に出てきたママ友ほどではなくても、謙遜して自分の子を下げて言う場面はあるという声もありました。ママたちは相手に気をつかわせないよう、冗談めかしたりさらっと流したりする工夫をしているようです。謙遜し過ぎるあまり卑屈なニュアンスが伝わると、逆に相手を疲れさせてしまうそう。その場の空気を重くし過ぎないことが大事になるのですね。
『文武両道で出来の良い我が子達、第一子で謙遜しなかったら影でボロクソ言われてたわ。第二子以降は謙遜して「いやいや全然ダメよ~」でうまくいってる。ひがむ面倒くさいママはどこにでもいるから注意してる』
『周りのママから褒められたときは「そう? そんなふうに見てくれてありがとうだけど、楽しすぎてなーんも考えてないだけみたい! 家ではめっちゃ泣くしめんどくさいよ~」とか本音で話して流してます。相手も褒め上手なだけで、本当のことなんてわかってない。正直どうでもいいからすぐ別の話に変える』
『私は褒められても「そんなことないない! 家では酷いんだよ!」とか、わが子を下げる発言しちゃう。謙虚にしてた方が人間関係丸く収まる。謙遜に見せかけた自慢や、褒めてほしくてあえて謙遜する人は、自慢する人と同類』
『謙遜するのは普通だと思うよ。下げる人ほど、子どもの能力が高いんだろうね。高い所のレベルを見てるし、高いレベルを目指してるから、まだまだ実力が足りないと常に思ってるんだよ』
謙遜するのは決して悪いことではなく、人間関係を円滑にする技として上手く活用した方がいいとのこと。しかし褒め言葉欲しさに子どもを下げたり、卑屈に聞こえるような発言をしたりするのは、謙遜とは違うという意見が出ていました。ネガティブな言葉はその場でさらっと流し、相手のフォローに疲れたときは少し距離を置くくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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