結婚したら妻が食事を作るのは当たり前？義妹にモヤモヤする心の内
結婚すると家事や育児は女性の仕事に偏りがちという家庭も多いかもしれません。でも女性も仕事していれば、毎日手の込んだ料理を作り掃除が行き届いた家を保つのは至難のワザですよね。そんなとき、身内の厳しい視線が送られることもあるようで……
『共働きだからと自炊しない弟嫁。こんなもの？ 子どもができたら変わる？』
義妹が自炊をしないことが気になる様子の投稿者さん。やはり女性が食事を作ることを当たり前と感じる人が多いのでしょうか？
料理をするようになったのは子どもが生まれてから
結婚前に仕事に打ち込んでいたというママたちの中には、結婚後も残業続きで家事に時間が割けず、子どもが生まれて初めて料理をするようになったママもいるようです。子どもがいない場合には、結婚したからといってそれまでの生活が大きく変わることはないのかもしれませんね。
『まだ子どもがいなかったときは、私も残業ばっかりだったしほとんど作ってなかったよ。出産して退職してからだよ、料理するようになったの』
『子どもができても仕事量が変わらないなら無理。ちなみにわが家も子どもが生まれる前は毎日外食だったよ。デートみたいな感じで楽しい日々だったわ』
女性ばかり家事をすることにギモン
料理などのさまざまな家事が好きで負担を感じることなくできる方もいるでしょう。一方で、結婚後も仕事量が多く、残業も頻繁にしていれば、家事を負担に感じる方もいるようです。妻が作ることが前提であることに疑問を感じるという声や、妻ばかり食事を作る必要はないという声が寄せられています。
『共働きなら旦那もやるべきじゃない？』
『なんで嫁が作る前提なの？ 共働きなら旦那が作ってもいいじゃん』
『共働きなら旦那もやらなきゃダメじゃない』
『わが家は旦那の休みがたくさんあるから、旦那が休みの日には作ってもらう』
家庭のやり方はそれぞれ
そもそも自宅で食事を作るか作らないかもその家庭によります。自宅で作った食事が食べたい場合は夫婦のどちらかが作り家で食べる機会も多く、夫婦ともに仕事量が多ければ外食も増えそうです。
『私は共働きでも当たり前に作ってたよ。収入も旦那の方が多かったし。
でも弟の嫁は作ってない。正直買ったお惣菜に頼っているのはどうかと思うけど、わざわざ言わないな』
『子どもができても仕事量が変わらないなら無理』
『その人の素質だよね。する人はする、しない人はしない。ちなみに私の母親は自炊一切しなかった。月の食費10万円以上だったよ。毎日外食』
女性の敵は女性？
男性の中には結婚したら女性が家事をするものと考える方も未だに存在するようです。しかし結婚したら家事は女性がするという暗黙のルールが、女性の中にも根強く残っていることを感じた今回の投稿。親戚とはいえ、他人の家庭のことをとやかく言うことではないのが大前提ですが、料理をしない義妹に違和感を感じるということは、投稿者さんの中に“妻はこうあるべき”といった自分でも抗えないルールのようなものがあるということ。そのルールにのっとって他人を見ると、妻としてあるべき姿からかけ離れた他人を厳しい目で見てしまうのかもしれません。
負担を感じることなく、自分が好きで家事に取り組むことができたなら問題ないですが、「妻はこうあるべき」「母はこうあるべき」といった理想像に支配されると、自分にも他人にも厳しくなり、息苦しさを感じることもあるかもしれませんね。結婚すると妻として、子どもができたら母として、何かとがんばりがちな私たちですが、時には自分の中にある“こうあるべき”というルールがないか自分に問いかけてみることも必要かもしれません。もしそのルールのために辛いと感じたり、負担が大きいと感じるのなら、本当にそのルールが必要なのかを今一度考えてみたいところです。
育児も家事も一人ですべてこなすのは本当に大変なこと。理想の姿に縛られずに、そのときの状況に応じて柔軟に考え方を変えていけたら、家事や育児においても気持ちに余裕を持てるのかもしれませんね。
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