「パパ会をやりたい!」同じ園の人と子どもの話をしたいパパの成長とママの反省
上の子の幼稚園生活がはじまると、気の合うママ友と集まる機会が増えました。その様子を知ったパパが「いいな〜ママは楽しそうで」とよく言うように。最初は聞き流していましたが、だんだんと羨ましがる頻度が増えてきて……ある日のこと。
意外な理由に内心驚きました。
パパに育児や家庭の話を人に聞いてもらいたい願望があったなんて! 聞けば、パパ会にある種の憧れも抱いているようです。
そんな訳で、まずは家族会と称して複数の家族とBBQをし、お開き前に私がパパ同士の携帯の連絡先を交換させ(合コンか!)、うちのパパはようやくお目当てのパパたちの連絡先をゲット!
他のパパたちも思いのほか乗り気でした。その後、早々にパパ会と称した飲み会が開催され、存分に子どもや家族、地元の話、趣味の話まででき、それはそれは盛り上がったそうです。
何より、同じ幼稚園の他の家族の子育て話が直接聞けたのは初めてのことだったようで新鮮だったとのこと。参加前も参加後もとても満足な様子のパパでした。
しかし、このパパ会を機に、育児に関して前より主体的に考えてくれるようになった気がしています。他のパパたちの様子を知ることも刺激になったよう。
「今度は幼稚園でサンドイッチパーティーがあるんだよね! Aちゃんのお姉ちゃんの時はとても盛り上がったらしいよ」と園行事に前より関心を持ったり、「次の週末はX公園に行ってみない? 水遊びができる所がたくさんあるってCちゃんパパが言ってたよ」と自ら休日の子どもとの過ごし方を積極的に提案してくれるようにもなりました。
パパ会以後、子育ての話題を生き生きと話す機会が増えたパパを見て、パパなりに子育てや仕事と家庭とのバランスなど悩みがあり、パパという同じ立場で共感してもらえたり相談できる相手が欲しかったのだと気付かされました。
また私はママ友たちと日々話をしているなかで、無意識に悩みを解決したり、共感してもらうことで心のわだかまりを解消させていたことを再確認しました。そんな機会がなかったパパにとって、「パパ会」の重みは大きかったのですね。パパに子育ての悩みなんて大してないだろうなんて思っていたことを反省したのでした。
早速次回のパパ会も開催予定だそうです。
パパ、これからもパパ会の度に育児力がアップしてくれることを期待しています!(笑)
脚本・rollingdell イラスト・イチエ