血の気が引いた瞬間……新生児の口に大量のバームクーヘン！？届かなかった姉の愛

血の気が引き、言葉にならなかったあの瞬間。慌てて次女の口の中からバームクーヘンを掻き出します。次女自身はとくに苦しそうでもなく、ただただボーっと口をあんぐり開けていたのですが、これは一歩間違えると……と想像しただけで怖くなってしまいました。

オロオロしながら次女の口の中をウェットティッシュで拭く私。そんな私の姿を見ていた長女は、ただならぬことをしでかしてしまったのでは……と、心配そうに言ったのでした。

そうだよね、わざとじゃないもんね。ちゃんとお話ししておかなかったママが悪いよね。

結局、その後の次女の様子に変化はなく、事なきを得たバームクーヘン事件。

あの日、次女のお腹に届くことはなかった長女の愛ですが、今ではバームクーヘンを譲るどころか「どっちの方が大きい？」で取り合いをしています……トホホ。

脚本・渡辺多絵 イラスト・水戸さゆこ

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