【ケース6】結婚・出産で幸せなはずなのに、子どもの頃の寂しい気持ちが消えない #毒親日記
子どもの頃の私は、いつも寂しい気持ちと不安でいっぱいでした。
父はいつも家にいませんでした。母は専業主婦でしたが、いつも高齢の実父母、義父母のお世話に行っていました。今でいう介護と育児のダブルケアです。大変だったのかもしれないけど、母はいつも私たちに対してヒステリックでした。
お誕生日を皆でお祝いした記憶はありません。「おめでとう」と家族で言葉をかけ合ったことすらありません。クリスマスも家族で揃ったことはないしプレゼントを貰ったこともない。友達が羨ましかったです。
こんな調子だったので、私は思春期には家に帰らなかったり、タバコを吸ったりしてしまいました。
母を悲しませていたので自業自得ですが、高校生になってからはずっと監視されていました。友達といる時も電話がきたり、勉強してるのか確認するために突然部屋に来たり、隠していたタバコがベッドに粉々にばら撒かれていたり。
私が悪いとわかっていても、頭が狂いそうでした。
子どもたちは中学生になり、だんだん私の手を離れるようになりました。
いつも良い子でいようと必死だった。
寂しくても言えないし、不安な気持ちも一人で我慢していた。
寝る時も一人ですごく寂しかった。
まさかこの寂しい気持ちがまだ私にあったなんて。
折に触れて実母へすがりたくなる私の心。この気持ちが消えてなくなる日は来るのでしょうか?
次の記事:【ケース7】#毒親日記
脚本・しらたまよ イラスト・水戸さゆこ
関連記事
※子どもの「なりきりごっこ遊び」が無茶ぶりすぎて頭がついていけない
我が家には、おしゃまで生意気盛りの4歳の娘がいます。彼女の目下のブーム、それは「なりきりごっこ遊び」です。アニメや物語の登場人物になりきって、その口調や仕草を真似しながら遊ぶのが大のお気に入り。まぁ、...
※高機能トイレに慣れた娘 幼稚園入園で考えさせられた「現代の子どもに教えるべきこと」
世界にも誇れる高機能トイレを保持する日本。家庭用トイレはもちろん、外出先のトイレにも温水洗浄便座や自動洗浄がついており、どこでも快適にトイレに行くことができる……なんて素晴らしい国なのでしょう!
そ...
※はじめて理髪店に行った息子の突拍子もない勘違い
髪が伸び始めてきた4歳の息子。今までは私がカットしていたのですが、あまりにガタガタな出来栄えを不服としたのか、「パパと一緒のところに行きたい!」と言い出しました。
男の子の髪の毛は女の子に比べて切る...