時間に追われるママが気軽に作れる「おひとりさま時間」とは?
ママは24時間年中無休で小さな子どもがいるといつも一緒、家事に育児に忙しい毎日。自分の子どもは大切だし家事だって嫌いではないけれど、毎日があっという間に過ぎていくことに焦ることはありませんか?
ママが好きなことをするために時間の余裕を持つのは難しいかもしれません。
筆者はワーキングマザーで慌ただしく働いていたときよりも、専業主婦で小さい子どもと毎日一緒に過ごしていた時期の方が、時間に余裕がありませんでした。
仕事中ならば自分の行きたいタイミングで1人でトイレに立つことができるし、昼は自由に休憩することだってできます。でも、小さい子どもと一緒に過ごしていると、ママ1人で気軽にトイレに行ったり落ち着いて食事をしたりなんてなかなかできません。(子どもが大きくなって、数年ぶりに家のトイレにひとりで行けたときには内心感動しました)
子どもを寝かしつけてからママが夜更かし、そのわけは?
3歳くらいまでの子どもがいる近所のママさんたちと話していたときのことです。自分が何時に寝るかという話になり、筆者は
「私は11時くらいには寝ないと翌日がつらくって」
と言っていたのですが、
「夜中の1時くらいまで起きていることが多いかな。11時からの時間が大切!」
というママ友もいました。
家族全員眠っている夜中に、ママだけのおひとりさま時間を過ごしているそうです。静かな部屋で誰にも邪魔されず、テレビを観たり、本を読んだり。昼間にできなかった家事をしていることもあるそう。子どもに
「ママ来て!」
と呼ばれることなく、中断しないで家事を最後までできるだけでもいい、という話に筆者はすごく納得しました。
日中の子どものお昼寝時間もママひとりになれるけれど、子どもが遊んで散らかった部屋を片付けたり、次の食事の準備をしたり、今やっておかないと! ということが次々と出てくるので、子どもを寝かしつけて1日の活動が終わった夜の方が落ち着くそうです。
朝型におひとりさま時間を作るママも
「私は朝早く起きて、ひとりでいる時間が落ち着く」
というママ友もいました。
「夜は旦那も起きているし、あまり自分ひとりで気楽っていう気分になれない。夜より朝の方が自分自身も元気だし」
夜や朝にママひとりで自分のためだけに過ごせる時間を満喫する、と聞きました。筆者もひとりで落ち着ける時間を持ってみたくなり、早速早起きしてみることに。
子どもを誰かに預けず、気軽におひとりさま時間を作れるのでオススメ
筆者の家は朝4時はまだ誰も起きていません。静かで自分しかいないリビングルームはいつもの賑やかな我が家とは全く違って見えて、新鮮でした。
最初は何をしたらいいのかわからず、落ち着かないのでそわそわしましたが、特別なことをしなくてもコーヒーを淹れて、スマホを見たり好きな本を開いてみたり。何かするのは面倒な気分だったら、ただぼーっとしているだけでも気分がすごくよかったです。
今まで「朝活」で充実した生活を! というような積極性は全くなかった筆者ですが、ときどき「息抜き」のつもりで早起きするのもいいかもしれないと思いました。
本当は誰かに子どもを預けて、昼間におひとりさま時間を持てるのが理想かもしれません。でも、誰に頼む? 頼めてもいつなら大丈夫? と調整しなくてはなりませんね。誰かに子どもを預けてママひとりの時間を持つことは、ハードルが高いと思ってしまうママもいるかもしれません。
夜型、朝型どちらの「おひとりさま時間」は、誰かに子どもを預けず、ママひとりで気軽にでき気楽です。最近、時間に追われてイライラしているかも、と感じるママに朝や夜にひとりの時間を持つことをオススメしたいです。
文・野口由美子 編集・横内みか イラスト・チル