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働くママの平日夜は時間との戦い!余裕があればしたいこと第1位は?

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働くママは、毎日大忙し! 職場から帰ってきたらすぐに夕食の準備、子どもとお風呂に入り、寝かしつけをして……と、大げさでなく分刻みのスケジュールで動くことも珍しくありません。バタバタで過ぎていく平日の夜、どんなふうに過ごしていますか?
未就学児のいるワーキングマザーを対象に調査した、「平日夜の過ごし方」アンケートの結果が先日発表されました。

もっと話をしたいのに、寝かしつけまでの時間がない!

夕食作りにお風呂など、子どもが寝るまでの決まった時間内でママにはやりたいことがいっぱい。子どもがある程度自分でできるようになるまでは、そこに子どものお世話も加わります。休日なら頼りになるパパも、平日はアテにならない夜がほとんどでしょう。「ああ、もっと時間があればいいのに」と思うこともありますよね。
そんな多忙なママたちにアンケートを取ったのが、「株式会社サンケイリビング新聞社」が発行する雑誌『ぎゅって』と「花王株式会社」です。

ママたちにまず尋ねたのが、平日夜に「もっと時間がかけられたら……」と思っていること。
回答で圧倒的に多かったのが「子どもと話す時間」(78.2%)です。未就学のころは、まだまだ自分の気持ちをうまく言葉にできない子も多いもの。「今日はどうだった?」と大人に尋ねるように聞いても、「楽しかった」のひと言しか返ってこなかったり。といって具体的にあれこれ尋ねていると、なかなかの時間が必要になります。

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「食事などもつい『早く早く』が口癖。会話をすると子どもがより遅くなるので黙りがちで、注意しかしていない。もっとゆっくり話を聞いたり遊んだりしてあげたい(32歳)」

「子どもが起きている時間は家事に追われがちなので、全力でかまってあげる時間が少ない。『おかーさん、大好き』と言ってくれる今を大事にしたいのになぁと、反省(35歳)」

「とくに夕方以降は時間との勝負なので、子どもの話をゆっくり満足に聞いてはあげられません。まとめて週末に聞くことも試しましたが、『何を話すのか忘れた』と。その日のうちにしっかり聞いてあげたい(36歳)」

回答から抜粋されたママたちの声に、共感する方もいるでしょう。頭の中では子どもと会話をしなければ……、ともちろんわかっているけれど、できるだけ早い時間に寝かせてあげたいし、できればその前には5分でもいいから読み聞かせの時間も取りたい。限られた時間の中でやりくりするママたちにとっての大きなジレンマです。

回答の第2位である「肌のお手入れなど、自分のことをする時間」(56.3%)、「料理をする時間」(49.4%)にも納得。料理に時間をかけられるのなら「もっと楽しみながらできるのに!」「メニューのバリエーションが増えるのに!」とも思いますよね。

大事にしたいバスタイム。でも平日は洗ってあげるだけで精一杯

少ない時間の中でもできるだけ子どもとコミュニケーションを取ろうと、ママたちも工夫しています。アンケートでは「子どもとコミュニケーションを取るのは、どんなとき?」と聞いています。
80%以上の回答があったのが「いっしょにお風呂に入っているとき」(81.6%)。また「いっしょに食事をしているとき」(79.3%)、「園への送り迎えのあいだ」(75.3%)、「寝かしつけているとき」(68.4%)も多数います。ママが家事をしているあいだは難しいけれど、合間の時間を使って少しでもコミュニケーションを取りたいと努力しているようですね。

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さて回答の第1位となった、子どもとのバスタイム。いったい家族の誰が子どもをお風呂に入れているのでしょう?
「平日はママ、休日がパパ」が一番多く、31.6%。ほぼ同率で「平日も休日もママ」が28.7%でした。さらに「とくに決まっていないが、だいたいママ」が19.0%、「平日も休日もパパ」は8.1%です。育児に関するネット記事やテレビの特集などでは”パパの役目”とされることの多い入浴ですが、意外にそうでもないのかも? あれもこれもに加えてお風呂まで! というママは、困っていることも多いようです。

「3人同時に入れるので、苦戦する。入浴後にクリームを塗ったりドライヤーを使う自分の時間が取れないから、自分の髪は洗わない。あとで洗面所で洗う(37歳)」

「子どもがその日の気分ですぐ出たがってしまうため、自分のシャンプーや身体洗いが間に合わないときがある(30歳)」

「お風呂は癒やしの場ではなく、ざざっと洗ってぴったり8分入浴して出る、という流れ作業になっている。もっと子どもとの時間を楽しみたい(31歳)」

今は「ゆっくり入りたいのになぁ」と思ってしまう、子どもとのお風呂。でも、あと数年もすればいっしょに入ってくれなくなるものです。このあわただしい時間が、いつか大切な思い出になるかも! 親子いっしょのボディシャンプーを使うなど、少しでも時間短縮できそうな工夫をしつつ、毎日のお風呂タイムを満喫してくださいね。

【調査概要】
調査期間:2018年3月14日〜26日
調査方法:WEBアンケート
集計数:174人(未就学児を持つ女性有職者に限定して集計)
平均年齢:35.5歳
情報誌『ぎゅって』(株式会社サンケイリビング新聞社)・花王株式会社による共同調査

文・鈴木麻子 編集・しのむ

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