加藤ローサさんの現在は?松井大輔さんとの馴れ初め、フランスでの子育てについて
彫りの深いきれいな顔立ちに屈託のない笑顔が魅力的な加藤ローサさん。4歳と2歳の男の子のママとなっても変わらず可愛らしいローサさんに、ご主人との結婚、育児、海外生活についてたくさん伺いました。一生懸命育児している姿にとても親近感が湧いてきますよ!
第1回 出口の見えなかった“育児のトンネル”から、今ようやく抜け出せた気がします
2011年にサッカー選手の松井大輔さんと結婚し、ヨーロッパでの出産や育児を経験した加藤ローサさん。現在は日本に拠点を戻し、ご主人と4歳と2歳の男の子の4人で暮らしています。出産を機に休んでいた芸能活動も少しずつ再開されていますが、家庭優先で過ごしたいという思いから育児がメインの日々。海外生活や育児にがむしゃらに頑張っていたこの5年間は、まるで出口の見えないトンネルのように思えましたが、お子さんたちが幼稚園に入った今ようやく心に余裕が生まれたといいます。ご主人は育児やローサさんの仕事復帰にも協力的。結婚してからどんどん素敵な旦那さんになっているそうです。結婚5年目にしてランチや映画などデートを楽しむ時間と余裕が生まれて、2人の時間を楽しんでいるようですよ。
第2回 「こういう人とは絶対に結婚しちゃいけないな」というのが彼の第一印象でした
2010年のW杯直後、バラエティ番組のスタッフさんとの会話で、サムライジャパンの中の好みのタイプを聞かれ「松井大輔選手」と答えたローサさん。それが回り回って本人に伝わり、ローサさんの仲良しのメイクさんが松井大輔さんとお仕事をした際に、松井選手がメイクさんの電話を通してローサさんに電話をしてきたことが2人の始まりでした。何度かのやり取りを経て松井選手と初対面しましたが、その印象があまり良くなかったというローサさん。この人との未来はないと思い、自分を飾ることなく接することができたそうです。結婚前に燃え上がるような恋愛をしたというよりは、結婚してからご主人をどんどん好きになっていったというローサさん。2人でさまざまなことを乗り越えて、今はとてもいい関係だそうです。
第3回 産むことは決めていました。でも結婚するかは正直、迷いました
妊娠がわかってからも、実は結婚に迷いがあったというローサさん。ローサさん自身父親がいなかったため、結婚の必要があるのかと疑問を持ちました。しかし妊娠を松井選手に伝えると、髪をセットして花を持ち、スーツで決めてプロポーズしてくれたそうです。1度目では決断できず、2度もプロポーズされたのだとか。それでも決断できなかったローサさんは、女優のお友達からのアドバイスで結婚を決断したそうです。当時フランスのチームに所属していた松井選手とは結婚後しばらく離れて暮らしていましたが、妊娠8カ月でフランスに移住したローサさん。初めての海外生活、結婚して妻になる、出産して母になる、という3つが同時にスタートし、忙しすぎてあまり覚えていないそう。毎日やりきることで精一杯の日々だったそうです。
第4回 母乳が出なくて号泣したら、看護婦さん達の態度がコロッと変わりました
妊娠8カ月で渡仏したローサさん。フランスの病院では検診も少ないし、体重管理もなかったため、20キロ近く太ってしまったのだとか。妊娠中にワインは体にいいとよく勧められたそうですよ! フランスの病院で出産後、母乳があまり出なかったというローサさんですが、病院ではなかなかミルクをもらえず、胸が痛くて母乳もあげられない状況でした。泣きながら訴えたらミルクを持ってきてくれたこともあって、海外では自分の意思をしっかり伝えなくてはならないと学んだそうです。フランスでは検診から出産まですべて無料で無痛分娩が当たり前の文化ですが、病院でのご飯が粗末だったり、赤ちゃんの沐浴を一度もせず退院まで過ごしたりと、日本とは大きく異なる文化だそう。大変だった経験もできてよかったと話すローサさんの前向きな姿勢が素敵です。
第5回 フランスと比べて、日本での出産・育児は至れり尽くせりでした!
頼れるご主人が毎週末試合でいないし、日本語を話せる友人もいなかったという海外生活では、何かあった時のために、その国の言葉で自分の住所と救急車の番号を控えて持ち歩いていたというローサさん。常に緊張した状態で生活していたのが辛かったそうです。また、海外は育児しやすいともよく聞きますが、フランスではエレベーターがない建物が多かったり、トイレが街に少なかったりと育児中に困った経験もありました。日本はどこへ行っても綺麗なトイレがあり、オムツ替えする個室や授乳室などもあって素晴らしいとローサさんは言います。また、日本は子ども用の椅子がレストランによく置いてありますが、ヨーロッパのお店にはあまり用意されていないそう。育児グッズに関しても、日本のものはとても優れているそうですよ。1人目とは異なり、2人目を日本で出産したローサさん。おいしい食事やエステに感動し、思う存分産院で楽しみました。子育てしづらいと言われる日本ですが、実は子育てしやすい国なのかもしれませんね。
第6回 まわりの人の言葉をポジティブに受け止めていきたい
可愛らしい見た目とは裏腹に、激しく喧嘩する息子たちに怒鳴りすぎて喉を痛めることもあるローサさん。あまりに激しくケンカするので困っていましたが、年配の方に「ケンカはいいんだよ」「小さいときはいい子じゃない方がいい」と言ってもらうことが何度かあったそう。ケンカをやめさせようとしても止まらないときはこれでいいんだ、と見守ることにしているそうです。子どもが生まれるまでは出不精でインドア派でしたが、男の子のママとなり、天気がいい日は必ず外に出るほどアクティブなりました。息子さん2人は、性格も驚くほど異なるそうです。父親や兄弟といった男性家族が身近ではなかった分、ご主人と過ごしたり、息子さん2人を育てたりする今が本当に楽しいそうです。
第7回 “しつけ”って私自身がぶれないことだなと思ったんです
お子さんのイヤイヤ期には、いろんな工夫で乗り切ってきたローサさん。お風呂を嫌がったら、シャボン玉や水風船、おもちゃの入った入浴剤で遊ぼうと誘い、入りたくなる工夫をしたそうです。また、ズボンを履きたがらなかったり、靴を履きたがらなかったりしたら、そのままやりたいようにさせてあげました。そんな余裕のある対応をすれば、意外とぐずらなかったそうです。トイレトレーニングについても、「絶対トイレでしたい」というお子さんの思いが強かったのが逆に大変だったそうです。また、脱いだ服は洗濯かごに入れるといった子どもに教えたいことは、根気よく諦めないで言い続けてきました。自分がブレずに諦めないで言い続ける、これがローサさんのしつけだそうです。
第8回 知らない土地での育児の日々が“夫婦の絆”を深めてくれました
2人目のお子さんが生まれてからが人生で一番大変だったとローサさん。走って行ってしまう長男を、次男をおんぶして追いかけ回す日々。メイクもスキンケアもできず、ほとんどスッピンで過ごしたそう。友達も親戚もいない海外での育児は想像を超える大変さだったと思います。手を出しそうになるほど追い詰められたときは、ベッドでお子さんと一緒にTシャツを振り回し、踊りまくったそうです。子どもも楽しく自分もスッキリする上手なストレス発散方法ですね。知り合いや親戚がいない場所での育児で頼れるのはご主人だけでした。そんな環境がご夫婦の絆を強めてくれたと言います。夫婦円満の秘訣は、伝えたいことがあれば自分が納得するまで言葉で伝えることだそう。ご主人のおかげでいろんな経験ができたというローサさん。ご主人への感謝の気持ちを常に持っています。夫婦円満や育児のヒントのたくさん詰まったお話ありがとうございました。
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