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加藤ローサ:第8回 知らない土地での育児の日々が“夫婦の絆”を深めてくれました

全8回のコラムもいよいよ最終回。これまでローサさんの新たな一面を知り、ますます魅力の虜になった方も多いのではないでしょうか。最終回は、慣れない土地で唯一の救世主だったと語るご主人のことについてお話を伺っていきます。

■2度の出産後も、抜群にスタイルを維持されていますが、スタイル維持のためのケアはされていましたか?

実は、出産後の体型戻しのためにしたことはないです。母乳をあげていたくらいです。たぶん、大変過ぎたんです(笑)。逆に妊娠前より痩せちゃったりしたので。フランスの時は、妊娠で20キロ以上太っちゃたんですけど、産後の入院中に8キロ痩せて、残りは3ヵ月で戻ったんです。すごいですよね(笑)。一番痩せたのは、2人目ができた時。2人育児は、想像してたより500倍くらい大変で、生後1ヵ月の次男と、暴れん坊の長男と、静岡でゼロからスタートした時は、一瞬で妊娠前よりも痩せました。0歳、2歳の2人育児はやばかったです(笑)。人生で一番大変だった。本当に記憶もないくらい。長男が、さーっと走ってどこにでも行っちゃうタイプだったので、次男をベビーカーに乗せていられなくて、常に次男を背負って、髪振り乱しながら長男を追いかけまわす日々でした。

■その状況では、スキンケアなど自分の為に使う時間もほぼないですよね?

メイクもスキンケアも、ほとんど何もできてなかったですね。できたのは、コンビニで売ってるような化粧水をささっとつけてたくらい。ほとんどスッピンで過ごしてました。2人が幼稚園に行くようになって、ようやく最近余裕ができてきたので、独身の頃に買った美顔器を出してきて使っているんですが、これがすごくテンションが上がります(笑)。

■日々の生活の中で溜まったストレスは、どのように発散していますか?

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発散方法はいろいろあります。子ども達はいつも外に行きたがるんですが、朝早くだったり夕方遅かったりして外にでられないときは、子ども達と一緒に、音楽を爆音でかけて大暴れします(笑)。キーッとなって、怒鳴ったり、手をあげてしまいそうなくらい追い詰められた時は、音楽かけて踊り狂う(笑)。私、踊れないんですが、ベッドの上で飛び跳ねたり、Tシャツ振り回したりして、「みんなおいでーっ」て感じで踊ると、息子達もノってくれて「ふー、良い汗かいた」って発散できるんです(笑)。

■ご主人がいる前でもやってるんですか?

私が行き詰まるのはだいたい夫がいないときなんですよ。だから夫はこういう姿を知らないと思います(笑)。夫が帰って来た時点で機嫌が直るんです。帰って来ると「神様! よく帰ってきたねぇ! 助けて!」って感じになるんです(笑)。子育てをしている中で、パパは私を助けてくれる唯一の尊い存在だったんですよ。近くに家族や親戚もいないし、パパが帰って来ると、もうそれだけで”救われた!”という感覚になるんです。

■ご主人は積極的に育児をしてくれますか?

やってくれますね。子どもの相手などをしてくれるだけで、本当に助かります。「お皿を洗おうか?」と言ってくれたりするんですが、「いやいや、私は今ひとりでお皿を洗いたいから、子ども達の相手をお願いします」みたいな。彼が家にいると、1人で家事に集中できる時間が持てるからすごくありがたいですね。考えたらこの5年間、友達がいる環境で暮らしていなかったんです。今はママ友もいっぱいできたんですが、それまでは知り合いがいない環境だったので、頼れるのはパパだけで。すごく感謝してます。

■ご主人に対して、感謝の気持ちを持てるのはすばらしいことですね

私たち夫婦にとっては、知らない土地という環境が良かったんだと思います。もし恵まれた環境で暮らしていたら、夫婦仲がうまくいかなかったかもしれないし(笑)。海外で生活して、住んだこともない静岡に来て。その中で、頼れる人が彼しかいなかったから、夫婦としての絆はすごく深まった気がします。今は夫のおかげでいろんな経験をさせてもらえたなと思っています。

■そんな風に思い合える夫婦に憧れます。ローサさんの考える“夫婦円満の秘訣”を教えてください

”思っていることをキチンと伝えること”ですかね。例えば、子ども2人との日々は「これだけ大変なんだよ」と率直に伝えるんです。そうすると「大変でしょ?」って仕事が終わったら直ぐ帰って来てくれたりします。彼は、子どもの面倒を見てくれる方とはいえ、仕事でまる一週間家にいない時もあります。でも、私が一週間いないことなんてない。丸一日彼がひとりで子ども2人を面倒みていたことはないんですよ。だから、こういう時はこう大変とハッキリ伝えます。伝えないと伝わらないので、世の中のママさん達も伝えたほうがいいと思うんです。男の人って、言わないとわからないじゃないですか。小さい子どもを育てていると、男女ってこんなに生き物として違うんだと思うんです。だから、夫に対しても「別の生き物だから、わかってもらえるまで教えよう」と思ってるんです(笑)。自分が納得いくまで伝える。我慢はしちゃダメですよね。

■そんな日々の中、ご主人から何かプレゼントをもらったことはありますか?

ない、ない(笑)。毎年、お誕生日にお花はくれます。基本、本当に優しくないんですよ(笑)。でも、私はそれがすごく良かったと思っていて、いざという時は優しいから、そういう時の感動がすごいんですよ。無駄に優しくないところが、今は好きです。

■最後に、このインタビューコラムを読んでくれたママ達へメッセージをお願いします

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育児で大変な時期は、人それぞれ違いますよね。いろいろな状況があるから悩みは全然違うと思うんですが、育児に関する悩みであれば、それは時間がいつか解決してくれることも多いので、”あまり悩みすぎない”ということが、まだ5年しか育児をしてない私ですが、日々思う事です。記憶がないくらい大変だった頃もあったけど、今は毎日楽しくて、自分の時間も持てるようになりました。今思うと、過ぎてしまうとあっという間だったし、これからもきっとそう。一緒にがんばっていきましょう。


ローサさん、ありがとうございました。初めての土地で慣れない育児をすることは本当に大変だったと思います。そんななか、ご主人に心から感謝したり、育児の大変さを言葉で伝える努力をしたり。努力をし続けてきたローサさんだからこそ、ご主人との関係もより深くなっていったのかもしれませんね。ご主人の愛情も深く、本当に素敵なご家族です。またいつかこの続きを伺ってみたいですね。

(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)